剛力彩芽がアフィリエイターをdisるドラマ「バックハグ」が面白かった

昨年フジテレビ系列で放送されていたドラマ「バックハグ」をついに観ました。地上波で普通に放送されなかった(?)のでDVDレンタルを利用した訳です。ドラマを見る習慣が今は無いのですが、それでもなぜ借りたのか言うとテーマが気になっていたからです。一応、大雑把なストーリーを書くなら次の通り。

東大受験に失敗して四浪になった地方女子(川上)が、東大卒ながらアフィリエイトで生活する引きこもり男子(内海)の元でハウスキーパーとして住み込みで働く事になる。しかし、ハウスキーパーとは名ばかりの仕事で、実際は内海の仕掛けたカメラで掃除をする川上をweb中継するという罠が待っていたというもの。

お互いがいがみ合い揉めるシーンも多いが、とりあえず恋愛作品。ちなみにタイトルにある「バックハグ」は彼氏に後ろから抱きしめられたい川上の願望の事である。ドラマの登場人物は、川上と内海の二人で終始ワンシチュエーションとなる。「東大こそ全て」な女子と、東大卒だけど人生いろいろな男子の結末はいかに。

公式サイトはこちらから。

ざっくり言うとこういう感じでした。放送当時は観れなくて残念でしたが、やっと借りられたと言う事で今日は感想を書いておきます。

内海のアフィリエイト手法は動画放送

ニコニコ動画などの生放送をご存じの方は多いかと思います。本作はニコニコとは無関係ですが、ドラマでは生放送をネットに公開する際に、コメントが流れているのですぐニコ動をイメージさせられます。

内海のアフィリエイトは、リスナーの関心を引く事を生放送でやり切る事なのですが、ドラマと分かりながらもそれなりのクオリティを見せつける部分があるので笑ってしまいます。まあ、ここらは役者さんだから何でもできるよね的な感じです。

川上がハウスキーパーに採用されたのも、年頃の女子という事で部屋の掃除をするだけでもファンがつくのを狙ったようです。あまり細かい話はドラマ内では言われていませんが、再生回数に応じて収益が発生したりする仕組みを取り入れていたのだと思います。

ただ、無断撮影など川上の了承なしに公開をしていたので、反感を買って内海が怒られるというパターンの繰り返しだったようにも思います。お互いに言い争うシーンは印象に残りやすいですよ。動画放送などについて、あまり予備知識の無い人が見ると、チンプンカンプンにも受け取られそうな感じはしますが。

剛力彩芽によるドラマ内での名言の一部

先ほどの予告動画を見てもらうと分かりやすいと思います。剛力彩芽の言葉が地味に心に突き刺さるんで参りました(笑)川上役を演じているのは分かるけれど、役になり切るとかでは無くとりあえず本当にアフィリエイトなどは知らないような気がするので、半ばマジでアフィリエイターをディスっている演技にも見えちゃう不思議。

以下、剛力彩芽が叫んでいた言葉を動画から抜粋しました。

「だって・・働いて無いじゃん・・」

「ひきこもってパソコンしかしてないアンタに言われたくない！」

「変なの被ってネットしてるだけでしょ！」

「何がアフィリエイトよ！やっぱただの変態じゃん！」

などなど・・名言だらけです。もうウチの親が僕に対して言ってもおかしく無いレベルです。別に動画配信はしていないけれど、それなりに思い当たる節が自分にもあるだけに、ドラマと分かっていても心をえぐられる物がありました。全体的に、剛力彩芽の叫び声が多い印象。この方は声が高いですね。

そもそもアフィリエイターが悪いのでは無く、この登場している「内海という男が酷い」のであってアフィリエイターは悪く無いんですけどね。

ちなみに、上記でべジータをやっている記事はハロウィンとお花見から持ってきました。

リスナーさん(読者さん)の存在がぼくらのステータス

「3万人いるんだよ！オレの事を見ている奴らがな！」とは、予告動画内でも登場した内海の名言です。わかりやすく予告動画から抜き取りましたが、ドラマ内では彼のリスナーさんへの愛が所々に見受けられるようになっています。

彼に取ってはリスナーの存在=ステータスみたいなもので、応援してくれるファンがいるからこそ動画配信をやれているとも語ります。

「内海さんマジ過ぎるだろ・・」と若干引いてしまいそうにはなるものの、自分の事を振り返ると同じような事が起こっているので、あまり笑うに笑えないかなとも思いました。そもそも自分も「読者さんが読んでくれるから嬉しい」と思っていますし、読んでくれているからこそブログが続いているのも真実です。

そういう意味では、ややオーバーリアクションではあるかもしれませんが、内海が自分の気持ちを再現してくれているとも言えます。アフィリエイトをやっている人なら楽しめるドラマですね。

総評

という具合に、自分目線で気になるところだけ抽出していたら、結果的にドラマの内容に殆ど触れないまま終わりが来てしまいました。至って普通の恋愛モノです。ただ、短編50分作品なので全体的に流れは早く感じます。気になる方は、お近くのレンタルショップでお探し下さいませ。

ネタばれ！ラストはバックドロップが決まります！・・・嘘です。管理人あらたのプロフィールはこちら。