教科書は時代遅れ!イケダハヤト著「武器としての書く技術」の感想
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最終更新日:2015/08/19
ブログを育てる 「武器としての書く技術」レビュー, イケダハヤト
プロブロガーのイケダハヤト氏が書かれた「武器としての書く技術」をご存じだろうか?ブロガーの方、これからブログを書いてみたい方などウェブ上で執筆される方は、読んでおくと役立つ本であると言う事を紹介しておく。この本は、あらたメディア誕生の起源にもなった。
学生時代は「勉強なんて将来の役に立たねーよ」という態度でほとんどの科目を馬鹿にしていた。特に国語に関しての扱いは酷かった。「国語なんて学ばなくても相手と話せたらそれでいいんだ」とまともに勉強などしないまま育った。
子供の頃からそんな感じだったので、当然だが世間一般でいう「国語力」や「文章力」などという能力が自分に備わる事はなかった。国語の評価は5段階の2が定位置。しかし、今はとても後悔している。それは、自分の文章をブログとして世の中に発信するようになったからだ。
これはブログをやりたいと思った時に、俺は文章を作る力が弱い事を存分に思い知った。「~だと思う」「~と考える」などパターン化した文句しか言えず、語彙の無さに嘆いた。しかしその少ない材料でやりくりせざるを得ない。それが俺のやってきた国語なのだから。
ブログは普及し続け1億数千万といわれる日本人が個人メディアを持ち、個々の意見をネットを通し全く知らない人に訴えかける事が出来る時代になっている。これからもこの傾向はますます強くなるだろう。個人メディアは確実に増えて行く。
正直、こんな時代が来るのなら文章を真面目に勉強しておけばよかったと思う。だから俺は勉強を始めた。誰でも書ける文章術系の本を読んだ。しかし文章力と言うのは、日々の鍛錬の積み重ねで成り立つものでもある。
昨日今日に勉強を始めて、いきなりこれまで読書をしてきた人、文章を書いてきた人に並べるはずもない。それでも上手い文章を書ける人が羨ましい気持ちは消えない。人のブログを見ては、あんな上手な文章を書ければ伝えられるのにと嫉妬し国語にも飽きた。
語彙不足から世の中に発信したい事が、まともに言語化できないストレスは苦痛だった。しかし、そんな事を思っていた時に出会った1冊の本が、今現在ブログ運営しているあらたメディアの誕生のきっかけとなっている。その本こそが「武器としての書く技術」。
この本には、従来の書き手に求められてきた常識や、文章術と言った類の物とは全く違う知識や技術が詰め込まれていた。この本は異質であった。どれくらい凄いのかと言うと、国語の成績が5段階で2の常連だった俺にも「書くチャンスが与えられたぜヒャッハー」と思わせる内容である事だ。
今日はそんな素晴らしいこの1冊をレビュー形式でお届けしておこう。
ブログには国語力が不要
この本は、ブログと言うメディアを使う際の文章術をメインに書いてある。国語の教科書や本屋で売られている文章の作り方など正しい日本語の使い方は不要と論じている。いわゆる作家や編集者の様な文章のプロフェッショナル的な知識や技能は要らないという話だ。
著内でブログと言う媒体は路上ライブに似ていると表現されている。路上で音楽をやっても足を止めて聴いてくれる人がいないと意味が無いように、ブログの記事も立ち止まって読んでもらえなければ意味が無い。
これまでの文章術には、起承転結や「てにをは」など書く以上は絶対とされた約束ごとが存在していた。しかし今のネット社会には、そういった約束ごとを守ってきっちりした文章を作成しても読んでもらうどころか足を止めてもらえるかどうかすら怪しい時代だ。
真面目に文章を勉強して、きっちりした校正で組み立てた作品が称賛されるのは本などの媒体だけの話。いくらでも次から次へと魅力あるコンテンツの存在するウェブ上では、お約束ごとだけ守っても誰にも読まれない事が多々あるのだ。
確かに自分も、ネットサーフィンと呼ばれる状態でサイトを見るが、もはやサーフィンを越えて波を楽しむ事すらしない時代が来ているように思う。リンク先のリンク先を辿るために踏んでいるサイトすら多く存在するくらいだ。
こういった事から、真面目に国語を勉強しなおそうとしていた自分のブログ作成に対する意識は変わった。むしろ文章を真面目に勉強していると世の中への発信が遅れる。文章の上手い下手の前に、スピードを意識しブログとは書かなければ始らない存在だと書かれている。
人を引きつけられるかどうか
では、何を学ぶ必要があるのかという話になる。国語が不要で、先ほども書いたように立ち止まってもらえないと文章を書く意味が無いなら何をするか。
それはリピーターを増やす事であると言う事が書かれてある。これに関しては、当たり前でしょ!という意見もあるが、意外と難しい。実際に今のウェブ上で読んでもらえるブログと言うのは、リピーターの方の存在があって初めて成り立つ。
真面目な文章術を駆使しただけでは、面白みも無く誰もリピートしてくれない。むしろ文章を作る力に頼り過ぎて、人の心に全く響かない文章も多く存在する。人の心に対して訴えかけるメッセージ性が重要になるという。著書にはこう書かれている。以下、引用。
何の感情も引き起こさないような、他の誰にも話したくならないような文章はこの世に生まれた意味がない
非常に胸に突き刺さる言葉で自分も出来ていない記事が多く心が痛い。それだけ難しい話だが、リピーターと呼ばれる人は、こういったメッセージ性のある記事に対し共感、反発してくれる人たちだ。反応があれば他人の心に投げかけた文章を作成することが出来たという証拠にもなる。
あらたメディアも少数ではあるがリピーターの存在は解析データより確認できている。再訪問してくださる方はもちろん、ツイッター上に投稿した文章をリツイートして下さる方、サイトの宣伝をして下さる方のおかげで誰かに読んでもらえる仕組みが出来て行くのだなと感じている。これには感謝という言葉しか見当たらない有り難い話だ。
多方面に気を使い過ぎない文章術
俺は子供の頃から性格上、かなり打たれ弱い。ネットを見ているとしばしば炎上しているサイトを見かける。馬鹿、死ね、消えろなどの汚い言葉を見る度に、これは大変な事になっているなと思う訳である。あらたメディアを作成したい構想を描いた時に、これが重なった事もある。
すでに過去に書いているので読まれている方もいると思うが、自分は不登校、ひきこもり、ニートなどの現状に陥っている人間だ。こういった自分の様な人間は、ネット上で日本社会のゴミ的な扱いをされている事を十二分に感じ取っている。
しかし、これまで書いてきたようにそれでも不登校やひきこもり、ニートが発生する仕組みは、親や社会の影響でもあると本心から思っている。
こんな俺の様な人間がブログをやれば、ニートと言う立場を省みず育ててくれた両親を批判したり、社会を批判する記事は必然的に生まれる事は不可避だ。時には、こんな事を書いたら人としてダメだろうと思う記事もある。しかし、それで書く内容を変えるならブログをする必要が無い。
本音を言えば誰かを傷つけるという思いは、自分のこれまでの人生と一緒でしかない。俺は遠慮した生き方しかしていない。リアルでは言いたい事も、相手に不快に受け取られないかと押さえてきた。それがネットでも同様であれば書く意味もなく、同じ思いで苦しむ人にも届かないと思った。
こういった八方美人になりかける自分もこの本を読んでいると不思議と消える。人に伝えたいくせに、遠慮し過ぎて伝わらない文章を知らない間に書かないといけない状態になる心理にもヒントを書いてくれている。
誰かを傷つけるかもしれないと言うのは言い訳でしか無い。「これを言うと相手を傷つけるから止めておこう」は、自分も良い人でいたいからバランスを取ろうとしている態度でしか無い。言いたい事も言えない社会は健全じゃない。
そう思うと、今の自分の生き方をも考えさせられる内容であった。ブログを作成する事を通して、人としてどうあるべきかも同時に考えさせられた内容だ。入れ替わりの早いブログ作成ノウハウ本の中において、何年も先まで使える良著だとお伝えしておこう。
終わりに
今回は、著書レビューと言う形でプロブロガーであるイケダハヤトさんの「武器としての書く技術」を紹介させて頂きました。ブログを作成したいけど、僕のように国語のレベルがあまりにも無いという方も書く気になれる著書でした。
直接イケダハヤトさんのブログに行けば書かれてある内容もありますので、まずは参考にリンクを貼っておきます。興味のある方はどうぞ。イケダハヤト氏ブログ「まだ東京で消耗しているの?」
何回か読みましたが、こうやって記事にすることで発見もありました。それは本に書かれてある事が結果的に出来ていないと言う事です。本業がブロガーの方なので簡単にメソッドを吸収できませんが、地道に練習していこうと思います。
ブログをこれから始めたいけど読むべき本がわからない方には、この「武器としての書く技術」は大変参考になるのでお薦めします。ブログにおいて文章の教科書などの本は上辺的な技術にしかなりませんが、この本は人に読んでもらうという本来の目的意識を的確についていました。
それこそ、国語などを学ばずやってきた僕のようなタイプでも、日本人として日本語を話せるだけで良しとなります。人に届けたいメッセージは文章力より、熱意が要求されるのがウェブ上のメッセージだなと考えさせられました。
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Comment
こんにちは。そうですね。
イケダハヤトさんのブログを読み始めて
何か書いてみようと思いました。
メアドの件は申し訳なかったです。
最初は気がつかなくてメアド必須の設定に
なってたんですよ。しまったー!と思ったので
今は名前だけでコメントをできるようにしています。
ただでさえ面倒なコメントに、何でメアドを要求するんだ!
って思われた方もかなりいたんじゃないかな(反省)
ハゲ丸くんのアニメの存在はさっぱり知らなかったです。
けっこう映らない番組も多かったです。僕の子供の頃の
地域というかテレビと言うか。映ってたかもしれませんが。