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おすすめアニメ80本ランキング★泣ける感動作やおもしろいラブコメまで厳選まとめ

日本のアニメは世界一おもしろい」そう言われるようになってしばらく経ちますが、昔から面白いアニメは面白かったですよね。という訳で、今回は日本アニメからお薦めできる作品を80作厳選してまとめてみました。ランキングですね。ランキング。ジャンルは恋愛、泣ける感動、ギャグ面白い系など無関係です。

傾向としては懐かしいアニメが上位にくる結果となっていますが、それでも近代作品も輝いているのでランク付けに悩みました。美少女キャラブームなんて言われてますが、内容がしっかりしているものはしっかりしているので変にアニオタとひとくくりしないで見てみると意外と面白いかもしれません。

過去にルールを設けて漫画紹介をさせて頂いておりますが、今回は特別な紹介ルールはございません。せいぜいジブリ紹介を一作にした事や、ヒカ碁は漫画原作で見るべきという考えからランキングしなかった程度です。また、「その作品が好きならこういうアニメも面白いよ」的なお薦めがあれば教えて下さい。それでは続きをどうぞ。

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80位 謎の彼女X

詳しい話は見て頂くとわかるが、ヒロインである卜部美琴のヨダレを、主人公の椿明が舐めた事で交際関係に発展するところから物語は始まる。このヨダレの交換により、お互いの感情や心情などが伝染するという内容。ヨダレを通したやり取りは、一般向けアニメにしてはやや、いやらしいという印象を受けるが過激な描写は無いのでご安心を。

椿がヨダレを舐めて「甘い」と言ったところから、変態系アニメかなとも思ったが回を増すごとに深みが増していく。卜部のパンツにハサミを潜めているという設定は何だか面白い。海に行った際に、ハサミの日焼け後がくっきり残っており笑ってしまった。ラストはネタばれになるので書かないが、しっかり締めることが出来ている。

79位 デンキ街の本屋さん

本屋の裏側を舞台に展開されるラブコメディ風ドタバタ劇場。オタク層をターゲットにしたのがこのアニメで、店員の会話も基本的にオタクっぽい。豊富でクセのあるキャラクターと、下ネタ多めのストーリーは人によって受け付けないかもしれないが、アニメ好きな人であればそんなに違和感のある世界でも無いかなと。

自分の好きなキャラは”Gメン”という、青少年を健全に育成するために成人向け図書の調査をしている女性。このGメン自身もBLを好んでいたりと設定から面白そうな予感をさせる。後は”ソムリエ”も好きだ。ソムリエは客の望み通りの本を選定し届けられる。その漫画知識は羨ましい限り。登場キャラの多さもこのアニメの見どころなのでチェックは必要。

78位 マスターキートン

一話完結でテンポよく見る事が出来る。かといって無理やり話を詰め込んだ感も見せないので優秀なアニメである。少しだけ小難しく捉えられがちな、考古学、軍人、保険調査員の話も出てくるがあくまでそういう設定だと思って軽く見ておけばよい。キートンの万能性はカッコいい。アニメだからこそなのだけど、何でも出来てしまうので惚れる。

サバイバル知識で戦うシーンなどもあるが、こういうところがリアルっぽさをむき出しにしている。キャラや時代背景などの描写はなかなか良質。ストーリーが良く、言い換えるとドラマ性に優れているためテレビドラマを見る感覚で視聴するのもありだ。人にお薦めを聞かれた際にも、無難に伝えられるような作品。

77位 今、そこにいる僕

いつでも戦争の犠牲者は女性、子供というが本作も同じ。子供は戦闘員として拉致され暴力で支配されるため、殺人をやらざるを得ない状況に追い込まれている。また女の子も男に襲われ妊娠するといった表現を用いており、アニメにしてはかなりハードな内容。主人公シュウは、ヒロインである連れ去られたララ・ルゥを取り戻すため異世界で戦う事になる。

戦闘員として拉致された子供は、指示を聞いていれば助かるとの想いから戦士へと変わってしまうがシュウは全くブレない。ただストーリーが進むに連れて、1人ではどうする事もできない無念さに襲われるのは痛々しかった。リアルな面とロボットなどが登場してくる面が混ざって世界観が謎に見える事もあったがメッセージ性のある作品。

76位 のうりん

農業には全く知識の無い自分だったが楽しめた。ところどころで、農業うんちくに関しての解説をしてくれるが、そこに面白おかしくネタを入れて展開するので笑ってしまう。といっても大量の知識を投下してくるアニメでも無いので身構える必要も無い。節操のない下ネタにラブコメ、おバカなパロディなどで全体が構成されている。

ストーリーは農業高校に、現役トップアイドルが引退をして入学してくるという夢のような設定で始まる。主人公はこのアイドル娘と、主人公の幼馴染の娘との間に挟まる形になるのだけど羨ましい。これぞアニメの世界という感想を持った。農業を舞台とした作品で地味っぽいかなとも思ったけれど健闘できている方だと思う。

75位 帰宅部活動記録

帰宅部とあるが、別に帰宅してからどうこうという感じの作品でも無い。5人の美少女キャラが集まってワイワイと楽しくギャグを展開するといったストーリー。日常会話の延長線みたいな作風だ。ギャグレベルに関しては、人それぞれの好み。面白いと思う部分もあれば、つまらないと思う部分もある。

桃太郎を壮大に描いた回は印象的。その他にも名曲に触れていたりとやりたい放題やれているのではないだろうか。作画や声優陣はそれなりな感じ。この作品は、基本的に美少女アニメが大好きかつ日常モノに目が無い人に向けられたものである。ストーリーや作画にがっつり期待する人には、あまり好まれないかもしれない。

74位 GTO

原作も好き、ドラマも好き、アニメも好き。そう思える作品も少ないけれど、本作に関してはどれがいちばん論争をする必要がない。鬼塚の声優さんが良い声してるし、イメージにも合っている。本作はゴールデン枠で放送されていたのだけど、今やると結構な問題作なのかもと思わされる内容。無茶苦茶だから面白く、ラルクの曲もバッチリ。

またアニメ化によってオリジナルストーリーが出てきたのは良い。オリジナルでレベルを下げる作品もあるが、本作は面白かったと思う。サブキャラも面白い。教頭の存在はやっぱり大事だったし、生徒の冷めた空気感を表現していたのも上手かった。ただ親とは見れなかった。原作がすでに親に見せられない内容なので仕方が無いが・・

73位 YAWARA!

このアニメの主人公には、この声優さんしかいないと思わせる作品がある。本作ももちろん例外なくその手の作品。皆口裕子さんが今作の主人公である柔ちゃんになるが、やわらかい声と口調がキャラクターにマッチしている。可愛い柔ちゃんが見た目に似合わず強いという印象を与えられるのも声優さんのおかげ

肝心のストーリーだが、柔道を題材にしているスポーツ作品。バルセロナオリンピックに向けて話は進む。柔道のシーンはもちろん面白いが、主人公は年頃の女の子。ラブコメ要素などもしっかり取り込まれており柔道一辺倒にならない。作画は当時の物で古く感じるかもしれないが、中身は安心して見られる作品。

72位 お兄ちゃんのことなんかぜんぜん好きじゃないんだからねっ!!

タイトル長!ツンデレ系のアニメと思ってたら違った。兄は妹が好きなのだけど、変態丸出しである。妹は妹で、兄が大好きなので誘惑を計算して行ってしまっている。パンツをチラ見させたりするところがありえない。いやらしい作品ではなく、ギャグテイストをしっかり練り込んだ作品なので、こういった話が好きな人は笑える。

変態は個性と言わんばかりに取り巻きもおかしいくらい変態。というかこの作品のキーワードが変態みたいなものなので、変態がいなくなったら成立しなくなるとさえ言える。おおまかにはくだらないのだけど、下ネタが嫌いで無かったり妹萌えな人にはお薦め。作画はそこそこで、可も無く不可もなくという感じだが声優さんは良かった。

71位 琴浦さん

人の心が読めたらどんなに便利だろう」そんなふうに考えていた時期が自分にもありました。別の漫画の名台詞を使いながらレビューしてみるんだけど、このアニメの主人公である琴浦春香は「人の心が読める」という超能力を持っている。この能力の影響で、子供の頃から周囲の人間から避けられるようになっていき孤立していた。

自分も作中に出てくる琴浦を不気味に思い離れて行くタイプの人間だ。自分の心の内を読まれると言うのは嫌だ。しかし、望んで手にした能力で無い彼女にしてみればやりきれない思いがするだろう。そんな時に、現れた男子生徒である真鍋によって受け入れられる彼女を見て安心した。エッチ系の妄想を読ませてしまう罪深き男だったが(笑)

70位 ブラック・ラグーン

まあ破天荒な人たちだこと。撃ってバンバン、撃たれてバンバンのガンアクション作品。ちょっとハリウッド意識してるかな的なカメラワークもあるけれど、それも好きな人にとっては良い事である。言葉の壁をいきなりとっぱらっている事に多少の違和感を感じたけれども、アニメなのでお堅い話はナシという事だろう。

会社に見捨てられた主人公の岡島(ロック)が、ラグーン商社の一員となる話というとざっくりし過ぎか。ロックが最初は人質からスタートしているところがアニメと言えばアニメ。あまり頼もしい主人公じゃないところが逆にポイントが高くなっている感もある。ちと古臭い感じの洋画チックな部分も混在していたりするが好みがピシャリとくれば良作だ。

69位 夏目友人帳

妖怪が出てくる作品と聞くと、どんなイメージを持つであろうか。怖い、危ない、気味が悪いといった悪いイメージではないだろうか。本作に出てくる妖怪のテイストはこれらのイメージとは異なる。本作は、人と妖怪の繋がりから起こる感動のエピソードなどで組み立てられており、視聴者を魅了する仕上がりとなっている。

これといって目立つアニメーションによる動きは無いが、本作の良さはスローテンポにある。妖怪たちは意味があって出現し、メッセージを放つためその理由が知れた時には心が動かされる。少女漫画がベースなので、原作は人を選ぶがアニメだとあまりそういった違和感もなかった。爽やかなる世界観も見どころの一つだった。

68位 撲殺天使ドクロちゃん

説明としては変かもしれないが「北斗の拳ガールズ版」みたいなアニメ。血は吹き出し、頭はぶっ飛び、顔はリアルにアップと化す。撲殺天使の意味も今になって考えるとおかしな話である。天使が撲殺するという話は、どこか異質な物を感じざるを得ない。見た目は可愛い天使さんだけど、やる事は過激なのでグロが苦手な人にはご注意警報。

進行はテンション高めでとにかく撲殺モードがやってくる。ジャンル的にはギャグなのだけど、ネタに笑うと言うより目の前で天使のドクロちゃんがバンバン撲殺バットを振り回す事に対してドン引く笑いを誘ってくる感覚。多少エッチな目線もあるけれど期待できるレベルとまでは言えない。歪んだ爽快アニメとだけ言っておこう。

67位 残響のテロル

サスペンスアニメ。登場するキャラは少ないけれど、各々のキャラは際立っておりこの作品であれば別に少ない点は気にする事も無いのかなと思った。テロを題材にした作品なので、過激な破壊シーンに重きを置いてくるのかと思いきや意外にも登場人物同士の心情モノとも取れる情緒的に揺さぶるストーリー。テロはあくまで手段としての位置

作画も良くこのアニメのテーマにもドンピシャという感じ。二人の主人公がどんどん謎を出してくるけどテンポも良く物語りへの導入は上手い。ただストーリー中盤で疑問を持つ人も出てくるみたいなので好みの問題もあるかな。テロの目的に関しては、ネタばれになるので本編を見たい人の楽しみにとっておくが、考えさせられる内容だった。

66位 ディーふらぐ!

不良の主人公である風間は学内にある「ゲーム制作部」に入部する事になる。そして属性と呼ばれるエレメントを持っている設定の女子学生と仲良く(?)学園生活を過ごすアニメ。ひたすら女子からのボケが続く中で、ひたすら風間もツッコミで応酬する。ちなみにゲーム制作部というのは肩書みたいなもので、部活動としてはほぼ機能していない

本物のゲーム制作部が登場してきて混乱したりと、ドタバタなギャグコメディとして見るのが良い。キャラも可愛いし、ハッタリでかましている属性ネタも面白かった。ただ、作品を通して何を伝えたいのかがはっきりしない部分もあるので、ストーリー重視派には不向きかも。単純に女の子のボケアニメを見るのが好きな人に向いていると思う。

65位 ガンスリンガー・ガール

世界観を作り上げていたのは好印象。ヨーロッパをイメージさせるような音楽とマッチしていて、登場人物を含めバランスに調和が取れていたように思う。少女たちが主人公なのだけど、彼女らは銃を取ってひたすらミッションの為に人を撃っていく。無慈悲な行動のようだが、彼女らにも苦悩があり葛藤する場面が印象的

大まかな話は、義体となって第二の人生を送る少女がテーマなのだけど、もうミッションをこなすために生きる悲しさというか。”条件付け”という言葉が頻繁に使われるが、いわゆる殺人マシーンにされてしまっているだけの意味が大きい。少女と銃というアンバランスな組み合わせがある種の魅力を生みだしている。ガンアクション好きな方向け。

64位 ギルティクラウン

言っていいのか悪いのか、良い意味で厨二病として完成されていた作品。仲間から武器を作ると言う筋書きは面白かった。作画は美しいので見るなら高画質で見たいところ。ロボットが登場するのだけど、バトルシーンはなかなか迫力があって良い。色々と小難しい設定は気になったけれど、この手の作品はバトルが決まるかどうかが重要。

ただ難点というと、キャラがそこまで魅力的に思えなかった部分。もちろんバトル前提の作品なので、キャラで面白くするとは思ってないけれどあとひと押しパンチが欲しかった。でも萌えに走って無いのは評価したい。イノリはヒロインとして良かったと思う。主人公はボチボチで、ヒロインがアニメを底上げした印象

63位 ぼくらの

切なくなるアニメといえば本作などは代表的だ。昔ニコニコ動画で流行していたので気になって見たのが知るきっかけ。ストーリーは、謎の巨大ロボットを操縦して、地球を守るために男女の子供たちが奮闘するというもの。1話に付き1人の子供がフォーカスされて、繋がっている作品。しかし、ただのロボットアニメでは無いところが本作の肝となる。

ロボットを動かし地球を守る子供たちだが、このロボットのエネルギー源は操縦者の生命にある。もしロボットを動かし地球を守れば自分の命をすり減らして死に、やらなければ全人類が滅ぼされるというもの。結果的には死ぬしかないのだけど、この操縦者に選ばれた子供たちが自分の死と向き合うシーンが印象に残る。基本的にウツアニメのジャンルだ

62位 恋愛ラボ

お嬢様学校の女子生徒たちが、恋愛研究する日常モノ。ギャグコメディで、テンポも良い。主要キャラたちも可愛いので文句のつけどころが殆ど無い。年頃の女子たちの恋愛願望は男子顔負けの欲望となって具現化されている。男子にモテるというリコの見栄っ張りは可愛らしく、見栄そのものも可愛い。彼女の男勝りな性格が男子に受けないがファンはいる。

女の子同士でもこんなにガツガツしているんだという部分が見れるのは男子にとっては面白いかもしれない。抱き枕にキスの練習をする生徒会長のガチ度合いがハンパない。恋愛経験に乏しい女子たちの偏見に満ち溢れた恋愛学は止まるところを知らない。突っ込みどころ満載ながらも微笑ましい彼女らに拍手を送りたくなる作品だ。

61位 ふしぎなメルモ

巨匠である手塚治虫作品。小学校にもならない自分の子供時代に放映されていたが、大人メルモちゃんは何とも言えないエロさがあった。子供の時はメルモちゃんの詳細までは知らなかったが、今の時代はいくらでも調べられる。色々と細かい設定を知ると何だか深いアニメだったのだなと色々な意味で感動した。

ウィキペディアを見ていると、”キャンディーの食べ過ぎで受精卵まで戻る”と書かれている部分も。小さくなったり大きくなったりと言う雑な設定では無く、しっかりとベースを作られていた事を知ることで改めてこの作品の偉大さを感じる結果となった。

60位 中二病でも恋がしたい!

本作の主人公は中学時代、中二病にかかっていた男子高校生。高校デビューをきっかけに黒歴史とお別れをしようと決意したのだけど、中二病であるヒロインに恋心を抱かれることになる。誰にでも恥ずかしい過去はあるものだが、中二病というのは恥ずかしさとは違った何かとして残っているような気がする。 ヒロインが中二病なのがポイント。

アニメなので音楽を入れたり、演出を入れたりと想像できる中二病を過剰に表現する事が可能となっている。普通の人が、特別な何かになったかのように振る舞う姿は滑稽ではあるが、真剣ならそれもいいのではないかと応援したくなる。ちなみに、中二病の人たちがすべてこんな感じと言う事も無いとだけ言っておこう。

59位 プラネテス

無重力感を上手い具合に視聴者に伝えるのは難しいと思うが自分は感激した。少し作画も古いが今でも十分に楽しめる。主人公は「宇宙空間のゴミ回収」を任務として仕事にしている。サラリーマンSFバージョンという言葉がぴったりだ。普通の職場と同じで、人と人のぶつかりや葛藤はしっかり心情となり描かれている。

宇宙という空間の話はまだまだ未知数なのでピンとこない人も多いかもしれない。ただ近代の社会は宇宙事業にも着手し始めているため、そう遠くない未来を想像させている面もあり完全に無関係な雰囲気でもない。SFが好きな人や、宇宙に関心がある人は楽しく見れると思う。漫画で見るよりアニメの方が無重力感が伝わりお薦め。

58位 ワーキング!!

ジャンルは日常系になるのだけど、舞台はファミレスになっているアニメ。主人公である小鳥遊宗太を筆頭に、基本変態だらけのオールスター状態。一般人を装ってはいるモノの、観ている人にはすぐに変な人だらけという事がわかる。ギャグコメディなのだけど、どのキャラも個性の主張が激しいので飽きないように作られている。

個人的に好きなキャラを紹介すると、轟八千代なんかは好きなタイプ。顔とかではなく、日本刀を持ち歩いていると言う意味不明の設定が好き。他にも極度の男性恐怖症である伊波まひるなどが好きだ。彼女は男性恐怖のあまり、近づいてきた男性を本能的に殴るトンデモキャラ。彼女らを始め、設定の時点で無茶苦茶なメンバーが自分にはツボ

57位 N・H・Kにようこそ!

普通のアニメというか・・どんなものにも言えるけれど、タイトルはまず冒頭で入れるのが基本である。それに対して本作は、最後の最後でタイトルを入れてくる。そしてエンディングという流れは上手い具合に視聴者の脳裏に焼き付ける。これが不思議とカッコ良く見えるので、最後の最後に電撃が走る感覚になる事も。

それにしても主人公の思い込みが激しすぎw 宗教で知り合ったヒロインに対して、見栄を張ったせいでゲームを作る事になるのだけどエロゲーて(笑)ひきこもりだけど、かなり明るく活発なので見ていても悲壮感が漂うムードには向かわない。それでは作品に習って最後にタイトルにあるNHKの意味をお伝えしよう。N・H・K(日本・ひきこもり・協会)

56位 ピンポン

まずは作画を気にするかどうかだけど、特に関係ない人にとっては面白い作品。キレイとは思わない作画だったけれど、キャラの動きはきっちり卓球のソレを再現しており素晴らしい出来栄え。ストーリー性もよく演出にも凝っているし良作アニメだと思う。BGMや曲に関しても特に問題がない。卓球に興味が無くてもちゃんと見れる作りになっている。

試合になると気だるい感じのキャラ達に、声優さんたちのガチ演技が入るので凄味が増す。また試合意外に個人的には野沢さんが出ると、どうもドラゴンボールの悟空をイメージしてしまうところはあったwカットで割る構図に関しても雰囲気が出るし、他のアニメとは異質さがある。ピンポンの「カコン」という音の響き方も美しかった。

55位 イヴの時間

第一話を見ただけで背筋がゾッとする瞬間があった。人間とアンドロイド(ロボット)の話なので、怖がる事は無いのだけど「人間がロボットを扱っている」という概念の世界に入っていたのに、気が付くと「ロボットが人間を扱うという視点」が出来ている事に対して驚かされた。ロボットの頭のリングを見る事でしか人と見分ける方法が無いのも良い。

カメラワークは鋭い。作画に関しては特に驚くような事は無いが、瞬発的なワークフレームは雰囲気を作り出している。これまでもSF系の話として、人とロボットの話は作られてきたけれど、この作品はまた違った楽しみ方が出来る。少ない巻数なのでさくっと試しに見てみることをお薦めできる作品。

54位 まんがーる!

漫画編集をやる女の子たちの話なのだけど、彼女たちは完全な未経験者というところから話は膨らんでいく。せいぜい漫画を書いていた過去を持っている娘が存在する程度なのでいきなりピンチな気配が漂う。ジャンル的にはお仕事日常系。1話につき3分ほど。これが13話なので、時間の無い人でもあっという間に完結に

良い意味での雑さ加減が自分には合っていた。3分と言う時間の中に、オープニング曲も入れているけれどこれが微妙。まあ、がっつり他のアニメと同様の時間を曲に使うわけにもいかないだろう。総合的にはリアルな話である。漫画を編集して行くまでに必要な過程がどんどん理解出来るため、漫画が好きな人にとっては面白い内容だ

53位 ローゼンメイデン

政治家の麻生太郎氏の影響もあってか認知度はアニメ界では高いように思う。色んな美少女アニメが存在するが、本作はドールと呼ばれる人形が肝となりコンセプトはドールのバトルにある。戦う彼女らのシーンは見所。どんどん人形が登場してくるので、段々と人間と普通に会話している事に違和感がなくなってくる不思議。

世界観が美しい。ドールに合わされたオープニング曲に始まり、作中で登場する彼女らの言動は西洋を感じさせてくれる。メインとなるはずのバトルよりも、こういった小さな部分のやり取りの方が面白く見える場面もある。ドールに興味を持たれる方は視聴価値あり。

52位 海月姫

メインとなるのはオタク女子たちで、それも彼女ら全員がニート。親からの仕送りのみで生計を立てている彼女らの前でこの話はタブーだ。主人公であるクラゲオタクの月海(つきみ)が、ギャル女装男子に助けられるところから話はグイグイ進展して行く。何しろオタクな彼女らの住み家は男子禁制。そこにこの女装男子が入る事になり・・。

見るまではイメージできていなかったけれど「笑えるなあ」という感想。オタク女子と、女装でありながらもオシャレな男子との間にある果てしない壁は共感できる。その格好はなんだ?と思わず言いたくなる感じだろう。また月海たちに助けられたクラゲはクララと名乗り擬人化された状態でアニメ内の解説役を担っているが、コレ癒しの効果もあるなと。

51位 ゆゆ式

日常系の作品で舞台は高校の情報処理部。女の子が3人登場して、ひたすらボケとツッコミがやりとりされる。ネタによっては何が楽しいのか?と疑問に思う事もあるが、良い意味での雰囲気押し作品。女同士での接触が多いので、いわゆる百合が好きな人には愛される。かといって子供と見れない感じもしないレベルのネタ。

他作品と比較して行くなら、下ネタの部分がこのアニメでは強調されすぎている感もあるくらい登場してくる。情報処理部という事もあり、パソコン関係からのネタもあるので気になる人はチェックすべきアニメ

50位 キルミーベイベー

主人公である”やすな”と殺し屋”ソーニャ”を中心にしたギャグアニメ。殺し屋や、忍者などが登場するがどれも可愛い女の子ばかりである。「やすなのボケ」に「ソーニャがツッコミを入れる」というパターンが主軸で、他には呉織あぎり(忍者)などが登場してくる。しかしキャラの数は非常に少ない。こじんまりとしており、シュールなアニメである。

”没キャラ”という、名前の通り没になりかけたキャラが適当な設定で登場してくる。そして扱いもかなり適当であったりするため、微妙な雰囲気が漂っていることもある。そういう部分が好きなのでツボったため紹介に至った。雑な笑いを誘われると自分にはたまらないと言う事をこの作品を通して知る事となった。

49位 プロゴルファー猿

「ワイは猿や!プロゴルファー猿や!」という台詞を幼少期の自分の頭に残して行った猿のプロゴルファー。もちろん猿では無いのだけれど、見た目はかなり猿っぽい。今思えば、ゴルフを題材にした漫画、アニメってこれ以外で見た事が無い自分がいる。ライジングインパクトも見ていなかった。自分が全くゴルフに興味が無いのもあるが・・。

ゴルフの舞台だけあって張りつめた空気感はハンパ無く、視聴者側にも伝わってくる。実際のゴルフもそうだが、あの真剣ムードをアニメで再現していたのは当時にしてはハイレベルなのではないだろうか。昭和のクオリティだけど、土台はきっちり作られていて面白かった。

48位 銀の匙

農業高校を舞台にした学園作品。荒川弘先生のヒット作「鋼の錬金術師」の連載後に始めた作品であるが、あっという間に世間に知れ渡る事となった人気ぶり。農業というテーマだけに、読んでみると知らない事ばかりだったが農業はやらずとも為になる。自分は農業に興味が無いが、この作品を読んでいると身近にある農業知識が入ってくるので楽しい

例えば、主人公は鶏の卵がどこから出てくるかを知らなかった。しかし同級生に肛門から卵が出てくる事を教わるとあっという間に食欲を失う場面が初回から出てくる。まあ耐性が無いとそうなるわな、と自分が介護をしていた頃に受けた衝撃と重ねてしまった。確かに身近な食物が、どうやって自分の元に来るかなど考えない生活を送る人も多いだろう

47位 炎の闘球児ドッジ弾平

放送当時の自分は小学生。まさにドッジボールを学校でやっているドンピシャ世代だった。と言っても、弾平たちのような迫力あるドッジボールをしていた連中とは違う。外野に回ってひたすらフォローをする方が好きだった。なぜなら”ぶつけられるのが嫌”だったから。腕力の無い自分は、勢いのあるボールなど投げられずほとんど楽しんだ記憶が無い。

し かしアニメを見るとたまらなくドッジボールがしたくなった。ライバルである「二階堂」や「陸王」を見ると熱くなってしまう。特に「陸王」のパワーショット は馬鹿っぽい小学生だった自分はひたすら真似をして遊んでいた。そういえば、久しぶりにドッジボールがしたくなったな・・。古いアニメだが、今の時代の子供たちにもウケると思う

46位 バクマン。

原作は当然の面白さだけど、読む文字数が多くなりがちでアニメの方が楽に観れるのが良い。二人の主人公たちが作画と原案に分かれて漫画を作成して行くストーリー。少年誌のトップを目指すを目標に物語りはどんどん広がる。漫画だけではなく、男女の恋物語を要所で入れている作風が自分は大好きだ。その際に純愛系の男女模様が目立つ。

展開はテンポも良いし、飽きる事が無い作り。個人的に好きなキャラは”蒼樹紅”という女性漫画家。まあ、可愛いという理由なのだけど賢く清楚系というのもポイント。最初はキツイところがありながらも、徐々に変わっていく姿が健気。彼女も含めて熾烈なライバル争いから抜け出すのはどの漫画家だ?という熱気あふれる作品となっている

45位 創聖のアクエリオン

キャッチコピー「あなたと合体したい」はアニメファンなら聞いた事があるのではないだろうか。本作はSFロボットアニメ。キャッチコピーの通り合体してロボットに変形するシーンが登場する。この合体によりパイロットは性的な快楽を得ている事を想像させるし(もちろん想像のみで描写は無し)、真面目に馬鹿をやっている感覚で斬新に見えてしまう

戦闘シーンはかなり良質であるため、ロボアニメが好きな人は唸るだろう。ビジュアルから動的描写まで幅広くクオリティを維持できている。さらなる目玉はアニメを押しのける勢いで有名となった主題歌。音楽、歌詞の素晴らしさはもちろん、この曲を歌っていたのは当時15歳の少女というインパクト。内容、主題歌とオールラウンダー作品として評価したい。

44位 私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!

異性にモテない主人公と聞くと男を想定しやすいが、本作は女である黒木智子が主人公。いわゆる” 喪女”に該当する彼女だが、可愛い感じのネガティブ&頑張り屋として視聴者側には映るため応援したくなる存在。ビジュアルのあかぬけない感じが上手い。プライベートでのオタク活動など、何だか共感をしてしまうタイプの娘で面白い

色々と女子力をアップさせるために奮闘するのだけれど、裏目に出てしまう結末がなんだか切ない。可愛いケーキ屋でバイトする友人に憧れて始めたケーキ作りなんかは同じケーキ作りでも違うと吹き出してしまった。ボッチ女としての孤独感も上手い具合に仕上がり、悲壮感の中にコミカルさを織り交ぜた雰囲気は素晴らしい

43位 東のエデン

羽海野チカが描いたキャラクターの影響だろうか、すごく良い印象を受けてしまった。初見ではわからなかったのだけど、森美咲の表情に何となく惹かれた理由はそういうことだろう。いきなり大金話など、設定には少々リアル感が無いが、ファンタジー的な作品として見るのでそんなに問題にならない。ニートの扱いは大雑把だなとは思ったけど。

ストーリー性も含めて、作画や曲のマッチングが良かった。迂闊な月曜に関しては、何だか今になって見るとリアルな雰囲気も・・。各々の考えによって展開がうごめいていく面白さみたいなのは開始早々に感じ取れた。次はどうなっていくのかを楽しみながら進めて行くといい。現代風の設定だけど、少しだけ昔を感じるのは何だったのだろう。

42位 ばらかもん

生きる活力に繋がるアニメ。あまり何かから元気を貰ったと思わない自分でもこの作品からは感じ取れる。溢れだすような活気と無邪気さが原作の漫画からは十分にくみ取れていなかった事に気が付いた。

人と人の間に生まれる情緒豊かなストーリーは、人に疲れた人などはもちろん現代のストレスと戦う人にとっても癒しとなる素晴らしい作品だ。

どの登場人物にも素晴らしい部分はあるが、やはり「琴石なる」の存在は大きい。島で育ったピュアさと子供らしさに、漫画では入る事の無い声優さんの魂が宿ってキャラに命が吹き込まれた。島という独特の環境下の素晴らしさを凝縮したようなアニメであり、都会にいる人ほど羨ましさを感じるのではないだろうか。そんな風に思いながら見てしまう。

41位 スカイ・クロラ

空戦の臨場感が凄い。プロペラ機のCGクオリティ品質が高過ぎて、この戦闘シーンだけが頭に残り続けている人も多いのではないだろうか。その他の部分は普通のアニメという感じなので、仕方が無いとは思うけれどもギャップが凄すぎる。比べて見せる事で作品としてのレベルを底上げしている。ストーリーはやや難しいので大人向け。

戦闘機のデザイン、キャラと声優陣の相性などがよく、心情を表現し切っていると思う。雰囲気や世界観を楽しみにできるし、伏線の回収も上手いのではないだろうか。押井守の作品だけあって安定感はある。ただし欲をいうならば、もう少しだけ戦闘シーンを増やして欲しいというところか。なんだかんだで、期待しているのは空中バトルなんだよなと。

40位 ハイキュー!!

王道スポーツ漫画が面白くなるかのポイントは、ライバルの存在にある。本作はそのライバル関係にあった二人の中学生が、偶然にも同じ高校に入学してしまったという話から幕を開ける。原作も面白いが、声の入ったアニメのやり取りも面白い。アニメーション化した事で、原作よりも少しだけ見やすい気がする。かと言って原作を壊してもいない。

主人公である日向翔陽と、ライバル関係にある影山飛雄の両存在が素晴らしい。最初はギクシャクする二人だが、力を合わせる事を覚え始める姿を見ていると、語り継がれる名タッグとなるのではないかと期待させられる魅力がある。バレーボールが好きならまず見るしかない作品となるだろう。

39位 神のみぞ知るセカイ

ギャルゲーは上手いが、リアル女性との関わりは上手くいかない主人公が悪魔と契約してしまい三次元の女性を落とさないといけないという状況に陥った所から話は始まる。ギャルゲーを攻略する要領で、リアル女性を落としに行くラブコメ作品。「リアルなんてクソゲーだ」などの発言を筆頭に、ところどころで台詞のチョイスが笑えてしまう。

主人公の桂木桂馬の誇らしい自信と態度が素晴らしく、ギャルゲーと言えど積み重ねた戦歴は侮れないという雰囲気を醸し出している。作画のクオリティも高く、女の子への輝きスポットもしっかりしており可愛い。原作を未読なので、比較できないがアニメ向けな作品だと思う。オタク系のストーリーが好きな人は要チェック

38位 ど根性ガエル

主人公ヒロシが転んだ拍子に、目の前にいたカエルを踏んでしまうところから物語りは始まる。踏まれたカエルはヒロシのシャツに張り付いてしまい共に過ごし始めると言う話。カエルの名は「ぴょん吉」といい、張り付いたシャツを躍動感でいっぱいにして視聴者を魅了。かなり昭和臭がするが、けっこう画期的なアイディアだと思うんだけど。

子供の頃に放送されていたが自分が見たのは再放送だろう。リアルタイムでは無いかもしれないが面白かった。ドタバタな感じがすごくあって、まさに昭和のアニメだなという感想。ばあちゃんの家で見ていたが、この頃のアニメのレベルも非常に高い物を感じさせていた思い出がある。「根性~根性~ど根性~♪」は今も脳内に流れている。

 

37位 けいおん!

平沢唯の可愛さに注目してしまう。声とビジュアルが合っているんだと思うけれど、こればかりは好みの問題でもあるか。キャラは5人の女子高生が主体となるが、良い具合にキャラ属性も分かれているのでファンも分散する。社会ブームにもなった作品。軽音部としての活動は当然だが、普通の女子高生としての日常も多く表現されていて見応えあり。

スロー空間に紛れ込んだかのように、ほのぼのとした癒しを与えられる。ストーリーは全体的に薄味。それが日常生活を良い具合にゆるく表現できたポイントではないだろうか。何か特別な事をしないといけない感も感じられないので、それが逆に見る側にとっては落ち着いていられる重要項目とも取れる。一生懸命に青春を謳歌する女子たちをご覧あれ。

36位 サムライチャンプルー

剣客アニメなんだけど、世界観が非常によろしく完成している。タイトルのチャンプルーが物語っているのだけど、江戸と現代が混ざったようなスタイル。オープニング、エンディング曲ともに具合よくヒップホップ感が引き出されている。作画が見事であり、その効果もあってかアニメーション表現に幅を持たせた作りとなっている。

ストーリーもしっかりしている。二人の剣士を用心棒に従えて、女の子が探し人を追うという流れはわかりやすい本格シナリオだった。それにしてもムゲン役の中井和哉さんは上手い。この方はワンピースのゾロ役でも知られているのだけど、本作を見るともう剣を扱うキャラはすべて中井さんにすればいいのではないかと思うほど似合っている。

35位 とある科学の超電磁砲

可愛い女の子たちが、超能力を駆使して戦うというバトルアニメ。主要キャラにはそれぞれ能力レベルがあり、主人公である御坂 美琴(みさか みこと)は一番強いレベル5の力を持っている。タイトルにある超電磁砲とはレールガンと呼ばれ、美琴の必殺技であり作中でも決め技として登場。主役だけあって、その描写は非常にカッコいい。

この作品の好きなところは、レールガンのカッコ良さにあるが、美琴の可愛らしさで放たれるというギャップが良い。彼女は性格もサバサバしており、自分の趣味にもピシャリ。他にも美少女の能力者が登場するが、どの少女もビジュアル良しの萌えアニメでもある。ストーリーもしっかりしているので見応えあり。

34位 NANA ナナ

単行本も素晴らしいけれど、アニメももちろん素晴らしい。ロックの世界とも繋がっている作品なので、音の出るアニメの方が雰囲気も出るので初見さんには良いかも。土屋アンナの曲が使われるんだけど、これがまた良かった。芹澤レイラの歌も使われたりと自分は男だけどこれらのアニメで使われた曲を好きになってカラオケでも歌っていた思い出がある。

少女漫画らしいと言うか、心情的に見ててツライと思ってしまうシーンも多いんだけどそれも含めて素晴らしい表現だった。作者は休載されているし、アニメの続編が再開される事は無いと思うけれど、今存在する作品を見るだけでも十分な感動を与えてくれる

33位 名探偵コナン 時計じかけの摩天楼

コナンに関しては、テレビより映画が好き。もちろん面白く作り込まれるのもわかるがそれでも面白い。いちばん好きなのは、初めて見た時から変わらない本作。コナンの映画進出作でもあるので印象深いのかもしれない。ストーリーは非常に面白く、爆破予告に向かう展開が非常に秀逸。コナンのお約束のボードに乗るシーンはカッコいい。

電車の速度を落とす場面は、アニメ映画と分かっていても緊迫感を持たせるこの上手さ。ラストがまた痺れる。コナンの面白いところは新一と蘭の想いが繋がり合っているところにもある。純愛系と言えばいいだろうか。この二人の見せ場は最高の場面で待っているので、未視聴者はレンタルするなど早くチェックしておくべき。

32位 刀語

本格派アニメを見たい人はこれだ。ある程度の設定はある物の、わかりやすいストーリーに魅力あるキャラクターが素晴らしい。主な目的は刀集めだが、「刀を使わない剣士なんじゃない。刀を使えない剣士なんだ」と主人公本人が言うように、敵キャラだけが刀を使い丸腰で挑むというスタイルが本作の肝。もちろん刀が無い分だけデタラメに強い。

ジャケットを見てもらうと分かりやすいが、ゆるいキャラクターからは想像が付かないほどに自分はハマった。最初は子供向けっぽさを感じていたが、この形こそがベストだったのだろう。戦闘、恋愛、人情など他にもたくさんある素晴らしい要素が凝縮された作品だった。世界観で嫌う人もいるかもしれないが、それは損とだけ伝えておこう

31位 生徒会役員共

コンスタントに笑いを取りに来る姿勢を貫いている作品。数分おきにやってくる適度な笑いの波が緊張感を生みだし、常に飽きさせない作りを完成させている。それにしても下ネタが多い。ちょっとやり過ぎかと思う部分もあったりするが、チョコバナナの食べ方の回などは明らかにおかしいw 主人公である津田タカトシの冷めっぷりがスパイスとして効いている

学園ギャグが好きな人や、下ネタが好きな人には多いの楽しまれる作品だろう。自分の中でこのネタが鉄板だったと思うのは、萩村スズのポジション。低身長なため画面から見切れてしまうのだけど、「↓この辺にいる」などと言った音声のみの出演はありそうでない演出。フレームアウターとして活躍してくれる彼女の存在だけでも十分楽しめる良作であった。

30位 おおかみこどもの雨と雪

まず声優陣に拍手を送りたい。宮崎あおいの母親としての子供に対する想いは、声を通してだがしっかりと伝わって来た。子供たちの声ももちろん素晴らしく家族が一生懸命に過ごす日々が見られる。アニメーションの動きも滑らかで美しい。子供たちが家の中で暴れるシーンなどは、子供らしさを前面に押し出しており”子供らしさ”の表現が完璧だ

ネタばれを避けるためすべては書かないけれど、やっぱり全部を見終えた後にやってくる感傷的な気持ちは独特なものがあった。見た人がどう感じるかはわからないが、物語りについてそれぞれに考える余地を与えているのは確か。愛されるべき一家は、ラストにどんな事が待ち受けているのかを楽しみにしながら視聴されるといいだろう。

29位 マンガ家さんとアシスタントさんと

パンツを丁寧に描く漫画家が主人公。黒髪美人のアシスタントさんや編集部員の音砂みはりに対してセクハラを連発するなど下ネタばかりが目立つ作品。とは言っても、見た目は一見さわやかな主人公なので、そこまで下品な感じでも無い。キャラがどんどん登場するが、基本は萌えを意識した作品となっているため萌えマニアには推奨できる

さくさくと見れる内容で、1話でだいたい13分。お手軽な感覚で見る事ができるので、長時間の視聴が無理な忙しい人などにも薦められる。登場する女の子はそれぞれ可愛いので見ていて癒される。能登麻美子や豊崎愛生など有名どころの声優さんが登場している事にも注目。

28位 惡の華

原作がまだそれほど人気していなかった頃から、この作品に関しては面白いと思っていた。色々な要素が斬新だと思っていたが、アニメ化の映像を初めて見た時には驚いた。何しろロトスコープを日本のアニメ史上で初めて使ったらしく、原作の絵柄がほとんど見受けられない。むしろ別作のようだと驚いた。これは好き嫌いが分かれるが、初挑戦を評価したい。

さらに奇策は続きエンディング曲も何が何だかわからない。「ハナガサイタヨ」を何度も聞いている内に何だか洗脳ソングかと思ってしまったくらい不気味で怖かった。見かたによれば気持ちの悪い作品だが、日本の誇るアニメーションをさらなる高みに導くきっかけになるような気もする。原作の先入観を捨てる為、漫画を見ないでアニメ直行もお薦めの選択肢。

27位 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。

幽霊少女のめんまには現世でやり残したことがあった。成長しためんまの友人が、彼女の成仏に向けて協力して行くと言うストーリー。最初はロリっぽいテイストを強調する作品になっているのかと思えば本筋は全く別物。泣かせに来ているのだけど、違和感も特にないまま感動してしまう。各キャラの位置によって変わるめんまへの想いが見どころ。

めんまの死と、めんまが幽霊で戻って来た事によって主人公の周りの人々は様々な葛藤を起こすが心情はアニメであろうと深く見ている側に伝わってくる。賛否のあるエンディング曲だが、ストーリーとのシンクロ率が高くオリジナル曲では無いにしても結果は良かったのではないかな。感動して涙も出そうになるラストは楽しみにして良い。

26位 旦那が何を言っているかわからない件

オタクな旦那と、特にオタク世界への知識を持たない一般的な妻の夫婦生活を描いている。ジャンルでいうとラブコメになっており、コミカルな仕上がりとなっていて面白い。1話を見るための時間は3分くらいでカップラーメンのタイマー代わりに役立つ・・というのは冗談だが、それくらいお手軽に見る事が出来るアニメ。2ちゃんねる好きに向いている作風。

アニメの画面に向かって「○○は俺の嫁」と旦那が言うシーンがあるが、妻が「あんたの嫁は私だ」とツッコミを入れるシーンはウケた。これがアニメの良いところで、声優の腕の見せ所か。やはり声が入ると原作の4コマとは違った空気感になる。自分自身がオタク気質だったり、ニートだったりするので旦那さんの言動からは目が離せなかった。

25位 昆虫物語 みなしごハッチ

スズメバチに襲われて母親と離れ離れになった蜂のハッチが(早口言葉みたい)母親を探す旅をするというストーリー。もちろん道中は軽々と進まない。母親に会いたければ試練を克服しなければならない。その試練が、昆虫たちとの戦いだ。自分は子供ながらに、かなり苦戦するハッチを覚えている。 この作品は子供向けアニメにも関わらずそこそこエゲツナイのもポイント。

子供ながらに「死」という概念は分かるし寂しい。毎週見ている分だけ想いはある。生 き物は弱肉強食の世界なのだという勉強にもなるのでアニメとしては名作に間違いは無いが。頑張って母親を探すハッチを応援したくなる。親子で見られるアニメとしてもお薦め

24位 進撃の巨人

立体機動装置をつけてビュンビュン飛びまわるなんて原作で見た時にはカッコいいなと思った。それをアニメで映像として見ればさらに自分も使ってみたいと思ってしまうよコレは。自分みたいなアラサーでもそう思うのだから、子供なら尚更に魅了されてしまうのは仕方が無い。と言っても、本作は色んな層から支持されているので子供だけに限らないのだけど。

原作の絵柄は荒っぽ過ぎてお世辞にも上手いと評価出来なかったのだけれど、アニメになるとクオリティが数段に跳ね上がっている。アニメを見て、続きが気になるようなら原作に移動みたいな。そうそう、何度かカラオケで挑戦したけど、オープニング曲は歌えませんでした。ここに文句を書いても仕方無いけど、歌詞がわからん曲って不思議。

23位 みどりのマキバオー

マキバオーは素晴らしい作品だが、アニメを語る場合にはストーリーに変更が加えられているため賛否が分かれる進行となる。とういうのも、原作ではチュウ兵衛がダービー後に命を落とすと言うショッキングな話になっているからだ。 このチュウ兵衛の「死」は漫画における「死」としては非常に強烈なもので、現実の人の死と同等に胸を締め付ける物がある。

その衝撃も考慮されてかアニメではチュウ兵衛は命を落とさずレースに出られない身体となる。「死」を免れるため、生きている親分という”もしも”ストーリーが見られるというのも一つの魅力として楽しめ秀逸である。

22位 TARI TARI

女子3人、男子2人で作られた合唱部の物語り。それぞれの部員が難しい事情や様々な想いを抱えている。そういった中で共に協力して部活を盛り上げて行くストーリーに感動した。5人の主役たちで歌うシーンが作中に多く登場するが、心に響いてくるため非常にクオリティの高い作品となっている。作画も素晴らしく女子が可愛い。

沖田紗羽の将来の夢である競馬の騎手になりたい想いの回がよかった。父親とぶつかりながらも、自分の想いの強さは常にむき出しとなって溢れており親に反対される子供の気持ちが理解できる人にとっては打たれる物があるだろう。また、頼まれて写真撮影に応じる際の様子も可愛かったのでファンになった。簡単に歌えないストーリー構成も上手い。

21位 ドラゴンクエスト勇者アベル伝説

ドラクエは社会現象となったが、アニメ世界にも進出する事になったのが今作である。ストーリーはドラクエらしく勇者が魔王を倒しに行く話。幼馴染のティアラを勇者が助けると言う王道スタイルはベタかもしれないが、自分にはこの横綱相撲感のあるアベルのドラクエは面白かった。ドラクエファンなら一度は見ておくべき良作

個性的な仲間を引き連れて旅に出ているのだけれど、どのキャラも好きになれると言う事。パワーあふれるモコモコのようなキャラもいれば、スケベな魔法使いヤナックもいる。そして女剣士ディジィとパーティがかなり魅力的。ドラクエの世界観を存分に発揮しており、ドラクエブームの時代に生まれ、ブラウン管で彼らの有志を見れた事は今も思い出

20位 ふしぎの海のナディア

小学校の何年生だっただろうか。なぜかこのアニメの主人公である”ナディア”に恋心を抱いていた時期がある。NHKで放送されていた良作アニメなんだけど、毎週のように見ていた。可愛いなと思って見ていただけに、放送終了の当時の思い出は子供ながらにしっかりと残る事になる。失恋でも無いし、アニメが終わると言うだけの話だけど寂しかった。

そんなナディアに恋心があるわけなので、作中の言動にもかなり注目していた。それがいつ時か、裸のシーンが登場していて小学生としては”衝撃”としか説明のしようのない感覚を覚えた。好きな女の人が、テレビの中とは言えど裸なんだぜ!?ドキドキしながらガッツリ見たと思う。庵野秀明氏を筆頭に作られた「エヴァの原点」とも言われている名作

19位 とらドラ!

高須竜児と逢坂大河(ヒロイン)の二人が本作の主人公。大河の低身長&ツンデレは狙ってきた萌えスタイルだろう。そしてドジっ娘要素などヒロインとして相応のスペックは所持している。この二人は、お互いに想いを馳せる相手との恋愛成就を目指すためタッグを組むが、この共同戦線がきっかけで周りから交際関係にあると誤解される進行となる

二人の想いも虚しく、どんどん恋愛成就から遠ざかるがどうなるのかはネタばれなので避けておこう。学園ラブコメとしての面白さはもちろん、各キャラクターの心情などにはリアリティがある。女子同士のドロドロした部分などありそうだなと思わされてしまう。女子キャラが多いのも本作の特徴。

18位 じょしらく

5人のガールズ落語家たちが、日常の何気ない風景を雑談にして延々と語るアニメ。マシンガンの如く話しだすと止まらない彼女たちの勢いは面白い。耳を澄まして聞くほどではないが、非常にベラベラとテンポよく会話が進むためオッサンになった自分には忙しいように感じた。しかしくすくす笑わせてくれるギャグ仕様に心を打ち抜かれている。

自分の好きなキャラは「波浪浮亭 木胡桃(はろうきてい きぐるみ)」という黄色い髪の毛の女の子だ。周りからは「可愛い」のキャラで通っているため、ある一定の可愛らしさを求められる場面では発言に気を遣う一面も。その時は心の中で「期待に応えるのも大変だわw」と放つなど腹黒な面を時折見せるが、そういう部分に笑ってしまう。

17位 四月は君の嘘

本作は「成功を約束された作品」だと自分は思っている。これだけ面白い原作を、アニメ化させて劣化させてしまえばクリエイター陣は総叩きに合っていただろう。しかしそんなプレッシャーもお構い無しと言わんばかりの良作となった。音楽演奏シーンが多い作品であるが、コミックでは表現できない世界をハイクオリティに表現し切った名作

アニメ化すると、作画に対しての意見は非常に多く寄せられるが本作には心配無用だった。ヴァイオリン奏者である”宮園かをり”のファンなので彼女がどのように画面上にデビューするのか見物だったが、美しさと清廉さの整った仕上がりで納得させてもらった。歴史的に見ると、見ておかねば損をしてしまうアニメである。楽器演奏の経験を持たれる人にお薦め。

16位 言の葉の庭

高1男子と27歳女性の恋物語。自分がまずこの女性を好きになった。清楚系なんだけど、どこから来た人なのかもわからない謎っぽさが良い。二人が出会ったのは梅雨の時期。雨の日にのみ男子が学校をさぼり公園で二人は会うのだけれど、だんだん会う事が当たり前になったので、梅雨を過ぎて会わなくなる空気感が寂しい。曲がまた合うんだこれが。

ネタばれになると面白くないので大まかにいうが、ラストは素晴らしく美しかった。物語りに白黒を付けに行ったのではなく、すべての伏線を最後の最後に爆発させるような終わり方だった。鳥肌も立つし、この監督の作品はイイ。作画は良質の極み。水や光の調和性に優れており、映像美とはこの事かと納得。レンタルするならブルーレイにしておくべき。

15位 あずまんが大王

楽に見れるアニメとしての位置づけをしたいところ。疲れている時などは、アニメであろうと思考せねばいけない作品も多く存在する中、これだけ頭をすっからかんにしていても大丈夫な物も少ない。それぞれのキャラ個性が強く主張されており、女子高生のハイテンションワールドがクセになりそう

原作の漫画で見るよりもやはり動きのあるアニメで見た方が、オーバーリアクションに惹きつけられる。春日の大阪弁などを聞いているとほのぼのしてしまうなど癒し要素もちゃんと用意されてある。ゆかり先生のテンションは異常かな(笑)オープニング曲も微妙に耳残りする何とも言えない曲を使用しており、終始お楽しみできること請け合いだ。

14位 らきすた

原作は4コマ漫画であるがアニメで見た方が面白い。漫画からアニメに行くとステップ感が出るが、アニメから漫画だと少し寂しさが出るかも。それだけアニメの精度が高く秀逸な作品。オープニング曲は非常に有名で、踊りを見ていると中毒性が高いため何度もリピートしたくなる。耳に残るフレーズ「曖昧3センチ」も最高。 内容はもちろん保証付き。

主人公である”泉こなた”はアニメやゲームオタクであり、言動も超オタクそのもの。軽いオタク知識で見ていると、途中でこなたが何を言っているのかが分からなくなってしまう。アニメ内で突っ込まれるが、見ている側も着いていけない事もある。この視聴者までもが「置いて行かれる感」は評価したい。

13位 魔法少女まどか☆マギカ

ストーリーはネットで議論になるくらい難しい設定で、見た目では計り知れない大人向けのシリアス作品となっている。キャラデザインからは想像できなかったストーリーにただただ敬服。時間ループさせる暁美ほむらの頑張りと、そのほむらを想うまどかの関係は泣ける。ファンタジーだけどダーク色が強く、この手の作品は少なく斬新だ。

それにしても、”キュウべえ”にはやられた。アニメにおいて、このポジションから展開されては読み切れない。作者の上手さもこういった部分で評価したい。挿入曲も世界観や雰囲気をバッチリ作り出す事に成功している。運命のラストは必見で、奥深い名作と呼べるのではないだろうか。泣くか、半泣きになるかの2択しかないよコレは。

12位 凪のあすから

かなり有名だと思っているが念のため概要だけ紹介。ざっくり言うと、海で生活する人たちと、陸で生活する人たちのファンタジー恋愛作品。世界観と映像の良さに注目という説明はとりあえず放置しておいて、シナリオが素晴らしいと感じた。海と陸の人間の恋物語の行きつく果ては、愛し合う者同士にとって酷な部分もある。

また思春期の少年少女たちへの心理情景が面白い。キーワードに「エッチ」という言葉が出てくるが、何を持ってして「エッチ」なのかが明確にならないむず痒さが忘れていた昔を思い出させる。好きな人とのキスや、子作りへの過剰な反応が作中に出てくるが反応を見ているだけでも笑ってしまう。誰もが通って来たドラマが凝縮されていると思う。

11位 サマーウォーズ

パソコンとかネットの世界をプッシュされると印象に残るなぁ。めっちゃ面白かったよこれ。物語りは、ネット上で世界中の人々が交流できる仮想空間”オズ”を中心に展開される。オズが人工知能によって乗っ取られて幕開け。ハッキングされた感じと言えばお分かり頂けるだろうか。この現状を登場する人物たちが協力して解決するという話。

自分は作中に登場するバーチャル空間が大好きで、キングカズマのバトルシーンは見てる側として熱くなってしまった。やってる内容はネット世界との戦いなんだけど、出てくる家や大家族なんかを見てると「和」を重んじた世界観との融合がキレイに完成されていて、見事にハマることになった。感覚でしか無いけれど、夏場に見るといいかも。

10位 花咲くいろは

ざっくりまとめると、主人公である松前緒花が母親の思い付きに振り回され、祖母の経営する旅館で働く事になるという話。全体的にはこれといった強烈な刺激になるようなものは無く、アニメというか朝ドラ的な雰囲気。健気に働く緒花や、周りで働くそれぞれのキャラ心情はリアリティを含み秀逸な物となっている。展開は人が走り去るようにスムーズ。

祖母に始まり、旅館で働く人の中にはかなりキツイ相手もいるが、一生懸命に前を向いてぶつかっていく緒花を見ていると励みになる。主人公である緒花は当然目立つが、彼女の存在感があってこその輝きを作中に照らしており素晴らしい。作画も見どころ満載で、良質な背景に透き通るような草花。どうせ見るなら断然ブルーレイという作品の典型例。

9位 みなみけ

このアニメの影響を受けると、世の中の姉妹の会話がどんなものか知りたくなってしまう。話の内容は分かりやすく、万人受けするタイプの日常もの。表情アップの瞬間は中々リアルで作画の妙と言え、面白さに関係なくとも的確な笑いを誘ってくる。間の取り方は秀逸で、緩急自在の安定感。人によっては全くウケないかもしれないが自分にはドツボ。

自分の中での癒し系アニメとしてはこの作品が一番好き。オープニングにおける「過度な期待はしないでください」がすべてを物語っているが、確かに期待するような内容ではない。しかしこの一文を添える事で、作中の出来事すべてを際立たせる前振りになるという高等テクにも見える。千秋の声優さんは本当に上手い。独特の口調で自分はやられた。

8位 天空の城ラピュタ

物語りが壮大だし世界観も抜群。もちろん評価対象の上位に食い込ませる事は当たり前の作品だ。気がつけば「バルス」がネタ化してしまっているが、名作である事に変わりは無い。むしろ名作だからこそネタ化するという物。金曜ロードショーで放送されれば「バルス」ツイートが凄いのなんの。言葉が違うかもしれないが、これぞアニメの社会現象。

動きが素晴らしい出来栄え。躍動感、臨場感に包まれるキャラクターの動きを見ているだけでハラハラしてしまう。やはり空が舞台となるだけあって、落ちたらどうしようと視聴者に思わせるのは大事だったりする。そういう部分に関してはしっかり作り込んであるので、見てても「危ねーなw」とスリルを楽しめてしまう。エンディングも名曲で最高。

7位 時をかける少女

主人公の少女がタイムリープという特殊能力を使い、過去に戻る事が出来ると言うのがあらすじの大まかな軸となる。何度も何度も時間を戻すのだけど、しつこさのないリピート感として仕上げているのは、やはり制作陣の上手さの一言。奥華子の曲は切なさを滲み込ませるように仕込んでいるわで誰でも最後は感動してしまうのではないのだろうか。

自分はそこそこの学生時代モノを見たくらいでは何も思わないが、このアニメを見ていると強烈に学生に戻りたいと思わされる。そして、そういう気持ちにさせる事ができるのは一部の優れたアニメだと言う事も事実。高評価されていいアニメだ。男女仲の難しさも描写で見受けられるし、青春モノが大好きな人なら間違いなくお薦めだ。

6位 秒速5センチメートル

登場人物の各々の心情が心が苦しくなるほど伝わってくる。ケータイの無かった時代の不便さを感じたが、現代のように「ごめん遅れる」と軽く伝えられる現状もそれはそれで考えもののように思う。積雪事情によってどんどん遅延していく列車のシーンで、主人公は待たされるのだけど、まるで自分が焦っているかのようにも感じた

季節感の描写は卓越したものがあり見事。個人的には、澄田花苗を応援していた。報われぬ恋の先にある現実ほどツライ物は無いが、彼女にはそれを乗り越えて幸せな世界に進んで欲しいと願ってしまう。自分が作中で登場するなら彼女のポジションだからだろうか。山崎まさよしの曲も、アニメとマッチしており最高のデキ。

5位 北斗の拳

原作とアニメの平均値を出せと言われたら、これほど高得点を叩き出せる作品はそうそう無いのではないか。そう思えるほどアニメも素晴らしい出来栄えだった。声優による名言への魂の吹き込みは異常なほどの愛を感じざるを得ない。誰がすごいという話にならず、みんなが凄いのが本作の凄いところだ。映像無しの音声だけでも楽しめる

ケンシロウにやられて断末魔を叫ぶ悪役のシーンなんてクセになるほどの面白さ。千葉氏の声なんてもう反則以外の何物でも無い(笑)子供の頃はコレの影響を受けて真似をしてたし、同じくらいの世代の人ならやった覚えもあるのではないだろうか。結構グロっぽい部分もあったけれど、当時ならではの勢いを感じる。名作殿堂入りは免れられない。

4位 日常

何のフレーズか分かる人なら分かると思うが、この日常というアニメを名フレーズに乗せるとするならば「世界のアニメオタクよ見てくれ、これが日本近代アニメの結晶だ!」くらいの感覚。これがアニメのパワーであり、漫画で表現しにくい世界だよなと食入るように見入ってしまう。過剰ハイテンションによる演出には度肝を抜かれた。

特筆すべきはネタのシュールさにある。ギャグを用いるのだけれど、下ネタに走らずパロディも使わない。まさにストレートしか投げられない投手のようにグイグイとぶつかってくる。日常を最大限にまで面白くネタ化させられたセンスが凄い。そして、ロボも出ちゃうので非日常になるのではないかと突っ込んだのも良い思い出。

3位 るろうに剣心

こんなに面白いアニメをなぜ打ち切った!と文句を言っても仕方が無いのだけど、それだけ激しく臨場感たっぷり に原作ファンを飲み込んだ不朽の名作アニメだ。るろ剣は動きの多い漫画なので、アニメとなると難しい面もかなりあったと想像できる。実際に、アニメで評価 したくなるポイントは、圧倒的な動きによるスケールのでかさとバトルの熱さ

こ のアニメはBGMも神と言う事でも話題になりやすい。究極の戦いと究極の音楽によって今なお高い水準にいる。剣心役の涼風さんの「優しい男」と「人斬り モード」の区別感も良く空気の張りつめ方はアニメだからと侮れないレベル。そう思うとやはり雪代縁編もテレビで見たかった。録画を異常なほど何度も見なおした思い出もある傑作だ

2位 新世紀エヴァンゲリオン

自分が中学の頃に流行した”エヴァ”は今なお人気アニメとして有名だがご存じかと思われる。このアニメは、ブームから遅れて見たのだけれどリアルタイムで見られなかった事が非常に悔しい。理由は、エヴァについて語る友人が居なくなったからである。当時であればみんな話していたのにという後悔をしても遅いのだが。

そんなエヴァの魅力は何と言ってもキャラにあると思う。特にシンジ、綾波、アスカの3人だ。彼らの背景にある物語りとリンクしていく事で、よりストーリーを楽しめ深い水の中に沈んでいく感じになる。また、エンディングを終えても“エヴァとは何だったのか”という視聴した人による独自の解釈を楽しむ事もできるため面白く議論も白熱する。

1位 ドラゴンボール

毎週が楽しみで仕方が無かった。声優の概念があまり無かった頃に見ていたので、偶然テレビに出ていた野沢さんを「この人が悟空の声をしている人」と親に教えられた時はショッキングだった。イメージしていたのはバリバリの男だと子供ながらに思っていたからだ。でも野沢さんじゃなければ、悟空じゃないと今は思う。孫一家は野沢さんが育てた。

アニメのドラゴンボールは、とにかく翌週に引っ張るので原作を知っている子供からすれば「え!?ここまで!?」の連発。何をしてもカッコ良かった。効果音も激しくて、やっぱりエネルギー弾とか漫画で見るより動きがあるから見応えが凄い。正直、ドラゴンボールと他のアニメを同列に語ると言うのは、自分には無理な話だなって思っている。

おわりに

如何でしたでしょうか。若い世代の方には、「これ古いやないか」と思われる作品もあったかと思われます。これが懐古厨というのでしょうか。「るろ剣」などは実写化で騒がれてるけど、当時の影響力は凄かったんだよ!?と言いながら終わらせようと思います。恋愛ドラマみたいなアニメが増えましたね。

 

マンガのおすすめランキング2015決定版!マイナー作品を多めに紹介してみた

熱心なアニオタさんからはコメント欄に苦情が入りますが、僕は漫画オタクなのでアニメにはそこまで詳しく無いのです。「アニメ好き」レベルんですね。しかし、言われっぱなしも悔しいので、「漫画の方なら詳しいよ」というところを見せてやろうとリスト化してみました。

アニメよりは玄人向けに語れるので、よかったら下の漫画ランキングでも読んでみて下さいませ。

 

 

 

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Comment

  1. 匿名 より:

    コードギアスが入ってない。やり直し

  2. 匿名 より:

    シャフト作品はあんまり好きじゃないみたいですね。

    • あらた より:

      匿名さん こんにちは。

      自分が見た物の中から選んでいるだけですので何とも言えないですね。
      まあ、それでも選んで見ているので好んでは見ないという感じです。

  3. 匿名 より:

    コードギアスとシュタインズゲート観てからにしろ

  4. masta より:

    いいアニメがみつかryました

    • あらた より:

      mastaさん こんにちは。

      ありがとうございます。
      ぜひぜひまたお越しくださいませ。

  5. 匿名 より:

    コードギアスとシュタインズゲートもつまんなかったらこれでいい

管理人:あらた


詳しくはこちらで

不登校→ひきこもり→ニートから社会復帰しバイトをするも凡ミスを連発。たび重なるエラーで職場に居られなくなり転職を繰り返す。そんな中、仕事で頻繁に起こるミスの原因は発達障害の影響と発覚。復帰と挫折を往復して現在はニートの1982年生まれ。

ニートに至るまでの経緯を決して無駄には出来ないと考え「僕がニートになるまでの歴史シリーズ」で半生を書き散らかしている。ニート当事者の方、保護者の方、またその他の方に届けられる記事を書いていきたい。
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