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僕がニートになるまでの歴史 高校3年後編 不登校から地獄へ

 

 

 

前回の高校3年生の前編の話ですが、休学が決定しました。
今回は後編として書いております。長文ゆえ、休憩しながらご覧ください。

 

 

不登校の幕開け

 

 

休学が決まったことで「これでやっと学校に行かなくてもいい」という
いつ以来の安心感かも分からないくらいの、平穏に満ちた生活に入っていった。

 

 

ずっと不安と恐怖を抱えて通っていた学校生活から解放された時の安堵感と
これから自分がどのような人生になっていくのかという答えの見えない生活への不安感。

 

 

 

両方が入り混じった何とも言えない不透明な時間に切り替わっていく。

 
父親の大反対、学校側からの復帰案などを退けての不登校突入なので
いささか申し訳なさも感じながら、毎日を過ごし始めた。

 
まず、不登校になってすぐに始めたこと。それは昼間からのゲームだ。

 

 

この時はSFC版のドラクエ5を懐かしく思いプレイしていた。しかしゲームなどは、いつでも
やっていいので飽きる。本屋に出かけて立ち読みしたり、時にはゲームセンターに
足を運び景品の出るゲームをしてみたりと好き勝手していた。

 

 

 

家庭でゲーム→本屋、ゲームショップ→ゲームセンターのコンボは
不登校になって初期のお気に入りコース。そして、数週間に1度のカウンセリング。

 

 
こう言った事をやっていた背景には、カウンセラーの先生から言われた
「好きな事や、興味のある事をやればいい」という提言があったことに加え
母親からもそういった許可をもらっていた事で実現していた。

 

 
不登校になった人が何をやるのかは十人十色だと思うが
俺の場合は、こういったありがちではあるが「好きな事をやろう」が当面の目標となっていた。

 

 

 

実際に好きな事を続ける事で、視野が広がり見えてくる世界が変わる不登校生も多く
俺と似たような活動に移った人は、不登校やニートも関係なく存在するのではないだろうか。

 

 

 

不登校ポジションにおける重圧とは

 

 

 

傍から見ると、ひたすら遊びまくり、好きな事をやっているように見える
不登校生活の始まりではあっただろう。

 

 

しかし何も考えない遊び人になれていたというワケでは無い。不登校や、ニートという
一見お気軽なポジションにいる人ほど、人生の先の先まで考えていると俺は思う

 

理由は、現実的にも、精神的にも孤独になってしまうからだ。

 

 

俺は社会というコミュニティで群れながら育ってきた。産まれてから不登校で挫折するまで
様々な人の中で大事にされたり、冷たくされたりを繰り返し群れて生きている。

 
しかし、不登校になるということは、そういった群れから離れることであり
人と違う生き方に切り替わる。それも学校に行かないというあまり健全に感じられない形だ。
そうなると精神的に不安になりやすい。

 

不登校の人間としての生き方の模範例もわからない為
俺はどうやって生きていくのかという怖さも感じるようになった。

 

これは、学校や会社に適応し通い続けられる人にはわからない感覚だ。

 

 

学校や職場に行っていると、周りと共に行動し生きていくだけで安心感を
とりあえずでも持ててしまう。群れの中にいると
みんな自分と同じなんだという気持ちが、潜在的に働き安心感を生んでくれる。

 

また、そういった生き方をした人たちの将来図は、多数派の生き方であり

当然周りにもいるので見えない保障感を抱きながら生きていられる

 

これは俺が社会にいた時と、不適応期を比較した実体験から来ている率直な感想だ。
学校にいたり会社にいるだけで安心感を持て、人生なんとかなると思えるだけで心強い。

 

 

早く辞め、次の仕事を探さないといけないような、経営が危ない会社やブラック企業などでも

とりあえず社会的に群れとして成立している。こういったところから離れられない心理には
所属して嫌々でも通うことで、集団に属する安心感を得られるメリットが大小なりに存在する。

 

 

不登校やニートでなくとも、無職期間が長引くと焦る人など感覚的にわかるかもしれない。

 

 

そういった群れである学校という組織から離れた事で、不登校の俺の考える物事の内容は
次第に変化した。「学校から抜け出せば、どんなことがあっても幸せだ」と直感的に感じて
休学をしたけれど不安は取れない。この時、集団の強みを実感した。

 

 

 

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身近な事から、将来の事まで、俺はどうなっていくのか考えはじめた。

 

元不登校の人って何してるんだろう。 
昼間から本屋や、ゲームショップにいると周りから不登校と思われて恥ずかしい。
そもそも、好きな事をしろといっても、本当に遊んでいてもいいのだろうか。
何もしないのに、家に居るのは親に対して物凄く悪い事をしているような気がする。

 

 

このような事は、毎日考え始めるようになる。

 
また、友人の家にも行く事はあったが、友人の親の目は気になる。
学校に行かない俺のような人間と、付き合いがあるのは、友人の親からすれば
気持ちのいい話でもないような気がすると自分で思い始めてしまう。

 

 
俺自身が学校に行けないという「人と違う自分に対して負い目」を感じていたため
徐々に友人たちと距離を置くようになる。次第に、友人たちと遊ばなくなり連絡も途絶えた。

 
法に触れたような行動をしているわけでもない。誰かを傷つけているわけでもない。
だれど、なぜか不登校になったと言うだけで、社会に対し参加する権利を
どんどん消失していったようにも思える。

 

 

不登校は自分で選んだが、どこか自由にしていてはいけない存在になったと自分を責めた。
カウンセリングにも行っていたが、自分の中で何か変化があるとも思えず
何度かだけ通ってからは、それ以降は行かなくなった。

 

 

それでも、少しは何か役に立つ事をやっている人なんだと自分に言い聞かせるように
家の手伝いをするようになっていた。風呂掃除、料理の手伝い、洗濯関係、買い物。
大した事は出来なくても出来る範囲で、家に貢献してみようとやってみた。

 
しかし、虚しい。誰かが自分のやった事を称賛してくれるわけでもない。

 

毎日家事をやっても、夫に労いの言葉をかけられない妻とはこういう感じだろうか。

 
毎日のように、同じような家事を手伝ったところで、自己満足にしか過ぎず
どちらかというと、やっても意味が無いとさえ思い始める。

 
また、手伝いながら感じた事だが、あまり役に立てていない部分も見えていた。
手伝いそのものはありがたいと母親は思っているようだが、我が子が家で
学校に行かずに家事スキルを上げているという光景は、手放しで喜べないようだった

 

 

あまり求められていない家事からは、徐々に手を引いていった。
そしてバッタリと手伝いをやめる。

 

 

不登校の立場にいるだけで、何か息苦しい。

 

 
逆に言うと、パソコンがあれば飽きなかった毎日

 

 

 

 

特に何も手伝わず、ひたすらゲーム、本屋、ゲームセンター。
こんな生活をしていると飽きてしまうのは時間の問題だった。

 

 

俺の不登校時代は、現代のようにネット環境はまだ普及しておらず
家にパソコンなども無かったので、普通の家庭用ゲーム機が暇つぶしとなっていた。

 

 

金に余裕があれば、好きなゲームを手に入れ、読みたい漫画を買い漁ったり
ゲーセンでバンバン遊んだりできるのだが・・・。

だんだん、外に出る事に対しても飽きてきたので家の中にいる時間は長くなっていった。

 

 

学校の友人たちはどうしているのかはよく考えた。
俺は誰にも学校に行きたくないという気持ちを伝えた事が無かったので
いきなり学校から消えた存在となっている。

 
昨日まで普通に登校していた生徒が消えたら、周りはどんな反応になっているのか。

 

 

まあ、俺一人が不登校になったところで、そこまで悲しむ奴もいないだろうと思うが。
特に意味も無く学校の事もよく考えていた。

学校関係の友人と一切連絡を取らないので、学校の人たちの情報も消えていた。

 

 

誰得ポロリズム

 

 

 

不登校、引きこもり、ニートは毎日を好き勝手やれていいよな!w

 
こんな意見はネット上ではごまんとある。
しかし、こういった発言が出てくるのは当然かなとも思う。
なぜなら彼らは不登校や引きこもり、ニートに陥っていく怖さの真髄を知らない。

 

 

本当に一瞬の出来事だった。

 
これまで書いてきた、暇を持て余す生活はわずか数カ月で幕を閉じる事となる。
高3に進級して不登校(休学手続き)まで約2カ月。その後は少し遊んでいたが
夏に入る手前くらいだろうか。

 

 

ほとんどの時間を家の中で過ごす状態から、気がつけば一歩も家から出ない日が増えていた。
そんな中で、何が引き金になったのかはわからないが、強迫性障害が非常に悪化する。
過度の手荒いは過去に経験しているが、また違った症状が出てきてしまう。

 

 
不思議な話であるので、おそらく読者の方には書いている意味も分からないと思う。
興味のある方だけ読んで頂いたので構わない。

 
それは自分が、なぜかズボンを履いておらず○○○がポロリしているような
そんな変な感覚に襲われるようになる。別に男なので、ち○○を見られても
いいじゃないかと思われるかもしれないが、まだまだ高校3年(休学中)である。

 

 

人に○○こを見られるのは恥ずかしい。長ズボンを履いているのに、それでも
なぜか誰かにのぞかれているような。見られているような気がしてしまう事などもあった。
誰が好き好んで俺の○ん○を見たいかと言う話だが、俺はなぜか不安で仕方が無い。

 

 

外出時には、ズボンを履いているか、ベルトをしっかりとめてズレ落ちてないか
確認を何度もしてから外出するのだけれど、こんな事をしていると疲れまくって仕方がない。

 

 

より一層、外に出たくなくなる。歩いていても、下半身が見えているような
そんな状態が始まった。強迫観念は強くなり、ポロリしていないか何度も確認してしまう。

 
不安が募り、家族など周りにいる人に「俺の○○○が見えてないか確認してくれ!」など
言えるはずもなく、恥ずかしい事と自分がおかしくなっている事がよくわかるだけに
「何か俺に変な事があったら教えてくれ」とひたすら親に言う毎日が始まる。

 

学校に行かなくなり、時間ができた俺は、普段考えないような事を考え始めたのだろうか。

 

 

学生時代から人生転落していたが、一瞬でさらに堕ちて行くような感覚がしていた。

 

 

入荷されるドラクエと、病院に出荷される不登校

 

 

強迫観念からくる「何かあったらすぐに教えろ!」という意味不明な質問で
とうとう爆発寸前の家族たち。

 

 

家族は、同じ事を繰り返し聞く俺に疲弊していき、ついには我慢の限界にまで
達していくような状態になっていた。

 

 

俺は介護職の経験があるので今になって思うのだけれど
感覚としては、認知症老人と介護者のやり取りのようだ。介護者に対して
毎日のように食事後に「ワシは、ご飯は食べたか?」と聞いてくる老人のイメージだ。

 
俺は家の中で、しつこく何度も何度も「俺について、何かあれば言ってくれ」
そんな事を言い続けるようになった。ポロリとは具体的に言えないので不安で何度も聞いた。

 
こうなってしまうと、もはや手に負えないと言う事になり、親に心療内科に連れて行かれる。
しかし、自分の症状が○○○が見えていないか心配で不安です。などと言うのは
当時の俺にはまだまだ恥ずかしい事であり、誰にも言えなかった。

 

 

言いたくても言えない症状と言えばいいのだろうか。

 
恥ずかしいとか、頭がおかしいと思われるなど
何らかの理由で医者に伝えられないような病気は多いように感じる

 
家族は俺の対応に苦しみ、俺を入院させる事に決めた。
家にこもるよりも、環境を変えれば症状も多少良くなるという判断のようだが
もちろん症状の改善は無かった。短期で良くなるわけがない。

 

 

 

また好きなゲームソフトである、ドラクエの発売が重なっていたので
「入院したらドラクエが出来ない!」と激怒したのを覚えている。

 

 

 

ドラクエを購入した後に俺は入院させられ、2週間で退院した。

親はこの間にリラックスできたそうだが、ドラクエ妨害事件は今も俺は忘れていない。

 

 

結界を張ってノイローゼ(強烈な潔癖症?)

 

 

 

退院しても状態は変わらない。さらに続いてやってきたのは、極度の潔癖症

外出するとすべての物が汚く思え、外出してどこかに座ると、家に帰ってから
部屋のどこかに座るという事が困難になった。部屋を汚したくなかった。

 

 
なので、家の中では特別に汚れていい場所を自分のルールとして決め
ひたすら同じところ(汚していい場所)に存在すると言う何とも伝えにくい行動を起こしていた。

 

 
冬場という寒い時期にでも、床板の上に凍える思いをしながら
ひたすら足元の冷たさに耐えて部屋で過ごす生活。

 
魔法陣のような、この中だけは汚してもいい結界が張られたような
そんなスペースを自室の中に作り上げた(もちろん脳内結界)

 

 
ノイローゼと言えばいいのだろうか、もはや家の中で生活する事も困難で
何をしているのかすら分からなくなる。

 

 

休学して落ち着いた気持ちで生きられたのは、ほんの少しの期間だった。
強迫性障害が襲いかかってきて、安心して過ごせた日から遠ざかり続ける。

 

 

聖地崩壊にオタク発狂

 

 

 

また、この高3期の終わりに当たる2001年3月に芸予地震という大きな地震被害が俺を襲っている。

 

 

この地震は非常に激しい揺れを観測し、俺の人生の中では最高規模。

神戸や東北で起こった震災ほどで無くとも部屋が大揺れしてボロボロの惨劇だ。

 
俺の自慢であるオタク系コレクション(ゲームソフト、漫画などオタクグッズ)を
大事に飾っていた棚が、見事に部屋の中で倒壊してガラスなども飛び散った。
今まで大事にしていた物すべてが散乱して傷だらけだ。

 

 
漫画などにはガラスが突き刺さっており、中学の頃から潔癖症として傷1つ無い商品を
万全の状態で保持してきた過去の労力は水の泡となった。途方に暮れた。

 

 

それでも、ボロボロになった部屋の中で俺は生活した。
両親が俺の部屋の被害を見て、ガラス片やゴミを掃除すると言い出すが俺は拒否した。

 

 

親なんかが部屋に入ったら、俺の空間(聖地)が汚れてしまう

 
「ガラスまみれの危険な部屋から出て、他の場所で生活しろ」と親は言うが
自室から出て生活することも嫌だった。自室の外だと落ち着かない。
完全に俺だけの空間が必要であり、部屋に引きこもりがちにもなっていた。

 
俺は男ひとり入れるスペースを確保して
大破した木造の棚や、ガラス片にまみれた部屋の中に籠城した

 
「こんな時に何を考えているんだ!怪我するぞ!」と父親からは激怒をされるも
怪我や命より大事な物がそこ(聖地)にあると言わんばかりに部屋にこもった。

 

 

親が片付ける為に、惨劇の部屋に入ろうとした時には泣きながら拒絶した。

 

 

思い描いていた朗読恐怖からの脱出とは違った恐怖の道に来てしまったようだ。

 
不登校から引きこもりへと、着々とステップアップしていく俺は
もはや何を目指して生きているのかも分からなくなっていた。
ただただ、部屋にこもらざるを得ない。そんな絶望の日々に突入した。

 

 

 

次の年は、普通なら高校を卒業し新しいステージへ向かうはずだが
高校3年生(留年)という肩書に切り替わるだけだ。

何の進歩も無いまま高3(休学)が終わる。
・・もう死にたい。死んで消えたい。また地獄のような日々になってしまった。

 

 

 

次回 留年シリーズを書きます。
相変わらず編集が苦手で、長文となってしまいすみません。

前編、中編、後編と分けるべきでした・・。

 

 

 

読者様へ、あらたメディアからの告知

いつもご閲覧ありがとうございます。

私事で約1週間ほど更新を休みます。また引き続き更新しますので1週間後にお会いしましょう。

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僕がニートになるまでの歴史シリーズ

 

 

 

 

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