愛媛発のサッカー漫画「アオアシ」が熱いけん伊予弁で紹介しよわい

いきなりやけど、たまには愛媛弁でブログを書いてみよわい。

今年の初めやけどね、愛媛新聞で紹介されてから気になっとった漫画があるんよ。コミックス化したら読もうと決めとった漫画なんやけどアマゾンから届いて読んだけんレビューしよわい。タイトルは「アオアシ」いうサッカー漫画やね。このブログでは漫画は1冊ずつよりまとめて紹介しよるけど、本作は本作で紹介しようと思った理由があるんよ。

それは作者の小林有吾先生が、愛媛出身の漫画家やったんがいちばん大きいかな。ほんで、この「アオアシ」が連載されとるビッグコミックスピリッツもなかなかメジャーな漫画雑誌やけんね。今やったら「闇金ウシジマくん」とか「土竜の唄」とかが有名で知っとる人も多かろ。一般的に注目を浴びる作品を筆頭に掲載されとる雑誌だけあって勢いもあるわい。

そこに愛媛出身の漫画家さんが掲載されるいうたら、そりゃ快挙じゃけんね。愛媛新聞でも取り上げられたのは納得やったよ。愛媛新聞の5面記事の社会欄いうたら大きな世の中の事件とかも扱うとこやしある意味では事件よ。ほやけん、今頃まで切り抜いて取っておいた自分がおるんよ(笑)

何より都会出身と違って、地元から出てくる漫画家って聞いたら凄いと思うよ。今日はそんな「アオアシ」を紹介しておこわい。文章で方言出すのは難しいなと今になって思うけど、これはこれで伝えられるだけ伝えてみるわ。

アオアシとは？

この作品は、愛媛出身の漫画家さんだけあってね、物語りの出発舞台を愛媛にしとんよ。これは愛媛県民として嬉しい。実在する学校やチームではないんやけど、漫画内に出てくる学校や舞台の名称に愛媛の地名を使っとるけん県内在住の人には親近感が湧くやろね。海沿いの風景なんかも、たぶんあの辺をイメージしとるんやろなと思いながら読んだよ。

主なサッカー環境の舞台は、「ユース」と呼ばれるJリーグクラブ育成組織になるんよ。これは時間をかけて色んな人に取材したみたいで愛媛新聞に書いとる。

あんまり「ユース」はサッカー漫画の題材にされて無かったみたいやし、新しいサッカー漫画になっていくんじゃなかろか。実際に読んで貰うとわかるんやけど説明なんかは要所に書かれとるけん理解しやすいよ。

それに漫画としての画力も高いと思った。絵に力があるけん、台詞が無くても何が言いたいか伝わって来るんよ。ボールを蹴るシーンやか画像を見てみてや。躍動感が伝わってくるけん「愛媛出身フィルター」を無くしても上手いように思うよホンマ。

「俺が決める」的な主人公やから、ひたすらボールを集めてゴールを決めに行くんやけど、そういう所もええなと思ったよ。リアル感が増すと言うか、中学くらいは得点力の高い子にボールを回せみたいな所が実際にあるけんね。

著作権があるけん、紹介程度にどっちも蹴っとるトコだけ掲載させてもらっとんやけど、前後を読んでたら痺れるよ。ぜひ漫画全体を通して読んでみてや。めっちゃええけん。まだ一巻だけやけど、これからどんどんオモロなっていくんやないかな。

愛媛弁

あとは愛媛の特徴として、愛媛の方言を入れとるところは要チェックやね。この「すげーやろ！？」というセリフの部分やか、標準語にしたら「すげーだろ！？」と書かれるはずよ。ここに限らんけど、こういった部分にも作者の愛媛に対する愛を感じる。やっぱり嬉しいよ、自分も愛媛好きやけんね。

でもナンデモカンデモ方言を漫画中に入れたら読みにくかろ。そこはちゃんと制作過程で読みやすくしてくれとるけん大丈夫、心配は要らんよ。愛媛も地区が分かれて方言が分散されるけん細かいと言えば細かいんよね。

あと愛媛新聞の取材では、こうも書いとる。

今後、舞台は東京に映るが、方言や回想シーンなどで「愛媛色」を残したいという。

こういうの嬉しいんよ。展開として都会に行っても愛媛っぽさは出してくれるみたいやし、「アオアシ」は純粋に応援してみたいなと思う。地元民としても漫画好きとしても。小林先生は地元で描きよるらしくて、漫画家を目指した24歳からほとんど古里で作品を紡いできたんやって。愛媛好きなんやろね。

ほんで、こうやって新聞の最後には載っとったよ。

「愛媛にいる自分にこそ描ける世界があるはず」

こういうとこを読むと、愛媛を代表する漫画家さんになって欲しいなって思った。それにしても漫画に影響を受けて、愛媛弁でブログやか書いたらどなんなるか思ったけど、これはこれでええもんになったわい。育った場所の言葉がいちばんやけんね。小林先生のブログもあるし、スピリッツのお試し読みもあるし気になった人は読んでみてや。

アオアシは愛媛県民で応援できたらええと思う、管理人あらたのプロフィールはこちら。