エバ雪さんへ　お返事を書かせて頂きました

エバ雪さんから頂いたコメントにお返事させて頂きます。

こんばんは。ちょっとしたことで母と揉めて気持ちがへこんでいた時に、このブログへと辿り着きました。

私はあらたさんと同じく発達障害と診断され、今は作業所に勤めていますが、精神的に不安定だったり作業所の音に耐えられないなどの理由で、ここ暫くはまともに作業所に通えず自分の将来に不安を覚えるばかりです。

本当はそんな不安な時にこそ家族が味方になって欲しいのに、私の母は娘が大人になったからというだけで、『好きにしろ』と言ってろくに相談にのってくれない…子供の頃は散々叱りつけていたくせに無責任過ぎる。

正直、私は母に愛されていた感覚がありません。母はゲームなどは買い与えてくれましたが無償の愛はろくに与えられなかった覚えがあまり無く、母とって『都合の良い私』しか認めてくれなかった気がします。
もしかしたら、私に自己肯定感が無いのは母にも原因があるのかもしれません。

私はゲームが大好きなのですが、最近はネットで少し検索しただけでも私の大好きなメーカーの悪口（しかも事実無根の内容）を書かれた記事がヒットしてしまい、内容がデタラメといえど正直辛い。
あまりにも辛いのでこの事を母に話しても母は気持ちを受け止めてくれるどころか「ネットを見るな」とか「気にするな」とか「自己責任だ」と弾き返され、私の気持ちのよりどころが無く、泣くしかありませんでした。

私は好奇心旺盛な所があるので「ネットを見るな」というのは自分を否定する様な物で、「気にするな」と言われても気にするから困っているのであり、母の言う「自己責任だ」は母が私の話から目をそらし私が全て悪い風にしたいが為に発した無責任な言葉にしか思えず、大好きなメーカーの悪口よりも遥かにショックでした。

家族と腹を割って話すことが出来ず、感覚も合わないところがあるので、私は家族と離れて暮らした方がお互いの為なのかなと思うのですが、一人暮らしするにもまともに働けない今の状態ではそれも難しい。
一応、私を追い出すみたいな事はしていないとはいえ、正直この家にいるのが辛い、まるで檻の様。

外部で相談に乗ってくれる人は一応いるのですが、ゲーム絡みの話は分からない人が多く、家族にしか理解出来そうに無いのにその家族が一番話を聞いてくれないと言う…私一人で溜め込むのはいい加減辛い。
ネットには怖い部分もあるけれど、ネットで同じ様な気持ちの人の存在を知って救われることもあると思う。
むしろ、母が私の気持ちを受け止めてくれないからこそ、私はネットをやっているのかもしれない…。

長々と読みづらいコメント失礼しました。

エバ雪さん　はじめまして。

お母様との間で揉めてへこまれている中で、こういったコメント欄に思いを書き連ねると言うのも大変だったかと思います。文章から苦しい胸の内が伝わってきます。僕などでよろしければ、少し自分の体験とあわせてお返事させて頂きますね。長文になりますが、あらかじめご了承くださいませ。

作業所も大変ですよね。僕も作業所はいくらか見学させて頂いた事があるのですが、大変な仕事であるという事は傍から見ていても感じました。見た目で判断する人にはわかりにくいですが、作業は神経が相当に削れるんですよね。また発達障害をはじめ、作業所の音などの影響で通えていないという事もあり、将来が不安になりお辛い時期だと思います。

「通えていない」というのは言葉だけ聞くと前進できていないようで、不安にも繋がってしまうのが普通の感覚ではあるのですけどね。ただ、文章からは少しでも前向きにチャレンジされている方と僕は感じるので、一時的に止まってはいますが次に動き出す時は悩んだ分だけ今より強くなっているエバ雪さんが出てくるとも思います。

その理由として、書かれてある通りの話になってしまうのですが、お母様を始めとした周りからの影響を少し受け過ぎられているのかなと感じたからです。文章を読む限り本来のエバ雪さんは、ハンデがある中でも何とかやろうとされているんですよね。頑張っているけど、上手くいかないという感じでしょうか。

たまたま今は仕事に疲れられ、重なるようにお母様とも揉め、溜め込んでいたストレスがピーク状態にあるというか。僕のような見えない相手のサイトに辿りつきコメントを残されると言うのは、やっぱり相応に頑張ってこられた結果ゆえの行動だと僕は思うんですね。それこそ、ツライ事にただ向き合い努力されてきたのだろうと勝手ながら想像しています。

ストレスの原因となっている部分は色々とあられるようですが、まずは親御さんの無責任さ、勝手さにぶつけようの無い怒りや憤りを感じられているといった事などでしょうか。お母様がエバ雪さんにどう接して来られたかまではわかりませんが、エバ雪さんは「愛されていた感覚がない」と感じられているようですね。

お母様からのゲームを買って貰うなど「目に見える形」を愛として受け取る事が出来れば愛を理解できるけれど、エバ雪さんのおっしゃられる無償の愛(見えない愛)になると肌感覚での実感が湧きにくい物があるのだと思います。同じかはわかりませんが僕も似た部分があり、愛がよくわからない事があります。「物」を通すとわかりやすいのですが・・。

エバ雪さんのお母様に取って「都合の良いエバ雪さん」だけでなく、どんな事があっても全てをひっくるめて受け入れてくれるお母様であってくれるなら「愛される実感」に繋がるのかなとも思います。そういった愛が感じられたら、おっしゃられている通りに自己肯定感にも繋がっていくのかもしれませんね。

好きなゲームメーカーの悪口ですか。匿名性を良い事に好き勝手に使えるのがネットの善し悪しになっていますよね。僕も好きなゲームがあるのですが、ネットではかなり叩かれていたりします。建設的な議論で「こうすれば良いゲームができる」などの意見なら良いのですが、悪口だけで終わる書き込みはファンからすると切なくなりますからね。

僕の場合、エバ雪さんのお母様の言うように「気にするな」と言う感覚で距離を取れるのですが、それが出来ないから困る人もいるのも事実なんですよね。そうでなければ、ファンとアンチの対立なんてネットで起こりませんからね。それだけエバ雪さんがゲームや、メーカーのファンであると証拠だとも言えます。

ゲームに限らず、好きな物や人がネットで酷く言われていたら良い気はしないですからね。「見るな」と言われてもエバ雪さんがネット好きであるため、避けられないのも事実です。見ないように出来ればいいけれど、意識すると逆に見たくなる面も浮かんでくる気もします。

「見るな、気にするな、自己責任だ」と言われると突き放された感がハンパないですよね。しかし文章を読む限りエバ雪さんは、悪口がネットにある事も含めて、お母様の言う「見るな」という考えも理解されていると僕は思っております。

ただエバ雪さんの心情的には、「見るな」とかそういう以前の問題というか・・。それでも悪口を書かれている事に対して、お母様から返して欲しい言葉があるというか。どういう言葉になるでしょうか・・たとえば「それは酷いよね」とか。間違ってたらすみません。

「お母さんも一緒にネットの悪口が酷いという思いを共感してくれてもいいじゃない！」と思ってしまう部分もある気がします。それこそ、お母様がエバ雪さんの気持ちを一回でも受け止めてくれたらエバ雪さんはそこまで嫌な気持ちをせずに気が済むみたいな。母親だからこそ伝えた話なのに理解されないのはツライですよね。

読んでいて、家族の中でもお母様との折り合いが上手くつかず、色々としんどくなっているのかなと思いました。もちろんお仕事の話や、発達障害も同時に存在するなど理由が重複されてツライ状態のように感じますが・・。

親が子を、子が親を理解するというのはかなり難しい問題であるのも、ひとつの事実としてあるんですよね。生まれてこれまでずっと共にしてきたからこそ、「これくらいは理解してくれていいだろう」「こんな気持ちも分からないの？」と言った、他人に比べて変に期待値込みで理解を求めてしまう部分も出やすいというか。

お互いに親子であっても、けっきょく突き詰めると人間と人間で他人とも考えられるんですよね。この部分を、どれくらい妥協と言うと変かもしれませんが、「親だけど、この人には自分の考えが伝わらないもんだな」と軽めに考えて、少し距離を取る考え方をされていけばいいのかなとも思いました。

お母様に何かを言ってみる際に、心の準備としてエバ雪さんが事前に「否定的な事を言われるかも」とか「お母さんが受け止めてくれる感じはしないけど、まあ言ってみるか」みたいな事を試されてみるのも手かもしれません。

だいたい返ってくる言葉を予測しておくと、言われた際にも「まあ・・想像通りの答えだな」と少しエバ雪さんが大人になったような対応も取れるかと思われます。

僕なんかだと、だいたい悩んだりツライ時に親に気持ちを伝えると、期待する言葉が返ってこず、ネガティブに返されるので「これが俺の親らしさだな」と変かもしれませんが、そういうのも含めて自分の親と受け止めている面もあります。昔は「子供の気持ちに少しは寄り添えこのクソ親が！」とか思ってたので、僕が言えた義理でもないのですけどね(汗)

＞＞外部で相談に乗ってくれる人は一応いるのですが、ゲーム絡みの話は分からない人が多く、家族にしか理解出来そうに無いのにその家族が一番話を聞いてくれないと言う…私一人で溜め込むのはいい加減辛い。
ネットには怖い部分もあるけれど、ネットで同じ様な気持ちの人の存在を知って救われることもあると思う。
むしろ、母が私の気持ちを受け止めてくれないからこそ、私はネットをやっているのかもしれない…。

 
最後になりますが、エバ雪さんのこういう文面を見ると、淡々とご自身を分析されているなというのも分かります。けっこう自分と向き合い気持ちを表出させるのは難しいじゃないですか。

でも最後に、こういった自己の気持ちを整理され客観的に自分を見られるエバ雪さんがいらっしゃいます。こういった方は、悩んだり苦悩した分だけ後の伸び白が出るので、何かしらをきっかけに、考え方を意識的に変える訓練をされたり、お母様を含めた周りの声を上手く流せるようになると、また違った人生が切り開かれるように思っています。

僕がよく親子問題で困られている方に言っている事でもありますが、「お母様はお母様、エバ雪さんはエバ雪さんの考え方でズレがあって当然である」と言う事を少しだけ頭に置いて、今後はお母様と話される場合に意識されるといいかなと思いました。本心は理解して欲しいと考えがちですが、受け止められずストレスを溜めても仕方が無いですからね。

それでは長い話でしたが失礼いたします。

この返信は当ブログ管理人あらたが書かせて頂きました。