無職やニートの人は、友人に飲み会とか誘われたら行ってるの?
読者の皆様、明けましておめでとうございます。昨年は当ブログをごひいき頂き大変お世話になりました。今年も応援よろしくお願い申し上げます。
さてさて、年末年始は皆様どうお過ごしでしょうか?不登校の方も、ニートな方も、お仕事をされている方もそれぞれの新年を楽しまれているでしょうか。
僕はと言いますと、年末に当サイト向けの漫画を書いてくれた友人が帰省していたので会って話してきたくらいです。他は特に用事も無く、家の中でひたすら眠っていました。風邪も引いているので、あまり動く気にもならないという感じでしょうか。
年賀状は5枚届きました。自立支援機関で知り合った友人や、昔ネットのオフ会で出会った友人、その他は営業の一環で送られてきたものなどです。皆さん立派に仕事をされているので、働いていない近況報告を書かないといけない僕にはやや抵抗があります。
でも嬉しいですね。やっぱりニートだった友人が社会で適応しているのを見ると「俺たちは全然ダメ人間じゃねえぞクソ社会が!」という気持ちにもなれたりしますので。まあ、僕は働いていないのですけれども!
といった感じが僕の年末年始でしたが、少し前までは悲しい年末年始を過ごしてしまう事もありました。今回は、そんな悲しい出来事を年明け早々にネタとして書こうと思います。主には友人関係で悩んだ事ですが、新年から嫌な感じになってもよろしい方のみお読み進め下さいませ。
ここからは、僕のエピソードとしていつもの感じで書かせて頂きます。
引きこもって断ち切っていた同級生たち
盆正月など長期休みが出る時期になると、地元に戻ってくる友人と会っている人もいるだろう。数年前まで、俺には帰省するたびに会っていた同級生の友人グループの存在があった。このグループは過去にも当サイトで書いた事のある中高時代の友人グループだ。
俺にとっては彼らは大切な親友であった。何しろ自分の苦しかった中高生時代での限られた楽しかった時間の記憶が、彼らと過ごした時間だったからだ。学校鬱みたいな状態だった俺は、授業が終わればいつも仲間と過ごしていた。
その後、俺が不登校になって引きこもり、ニートへ進みどんどん友人たちとも連絡を断ち切っていたが、再開するきっかけがあった。友人グループの1人が結婚するという話を聞きつけた事からだった。
親友だと思っていたので祝いたかった。思いきってずっと会っていなかった事から出てくる恥ずかしさを捨て、お祝いの気持ちは伝えたいと思い再び会う事を決めた。それからというもの、盆正月のみでも彼らの帰省時には会うようになった。
これから書くのは、俺と上記の友人グループとの関係で俺が25~30歳くらいまでの約5年間の話になる。再開してから結婚式にも参加しグループの仲間とはあっさりと中学時代のような空気感に戻った。ただ、俺だけ単発バイトや無職を繰り返していたが・・。
それはお金をトイレに流す感覚
彼らは、仕事を地元でしていたり、県外に出て働いていたりとバラバラだった。そういった関係で、彼らと会うのは盆正月のみというパターンが恒例行事となっていった。誘われる時は、だいたい県外から戻った友人から「みんなで集まろう」と連絡が来る事が基本。
集まって何をするのかというと、盆シーズンならバーベキューや飲み会。年末年始なら忘年会や新年会といった飲み会だ。久しぶりに会うので、積もる話もあるため「みんなで会ってワイワイやろう」というのが、彼らとの盆正月の過ごし方だ。
しかしここで1つだけ大きな問題があった。俺は彼らと過ごしたい。中学の頃はつまらない事、バカな事といったアホな男子中学生をやっていた仲間。古い話に花を咲かせたい。でも飲み会、バーベキューなどの形ではお金がかかる事が俺を悩ませる材料になっていた。
低所得の俺に取って、こういった友人たちとの飲み会などの交際費はかなりの痛手となっていた。飲み会となれば、だいたい安く見積もって3000~4000円前後になるだろう。それに加え、二次会は別の場所でカラオケやボーリングに発展する事もある。追加で2000円くらいだ。
友人たちと遊ぶと一晩で数千円が消える・・。これは俺には無い金銭感覚だった。元々、飲食費用にお金をかけるなら、物として残る物に使わないと損という考えなので、正直排泄物に変わる物に金をかける価値を感じない人間の俺。(飲食業の方すみません)
また周りは正規で働いており、俺は逆に単発バイトか続いていても数カ月のパート。一番稼いでいた時でさえ、月10万にも満たない仕事しか出来ていない。次第に盆正月になると、手痛い出費が待っている感覚になり、友人たちと会うのが億劫になっていった。
次第に仕事があるという理由で「参加できない」など嘘をつくようになる。せっかく稼いだ金をあっさり使ってなるものかと思っていた。
くだらないプライド
友人と話したり会う事に関しては、別に問題ないのだけど実際に財布の事情が関係すると、どうしても会いに行く事を躊躇ってしまう。金銭感覚の違いは、絶対的な差でもあるように感じる。
また無駄にプライドの高い俺も悪かった。仕事の付き合いでも無ければ、可愛い女の子を招いてお話をする合コンでもない。「もっとファミレスのような安い店で会えばいいじゃないか」と言えばいいのになかなか言い出せなかった。低所得を知られたくなかった。
しかしこれから、彼らとまだまだ何十年も友達として付き合うのであれば、金銭問題は大きな課題となる。俺はある時に思いきって言ってみる事にした。いつものように集まった時の話だ。友人の一人が「どこかにメシに行こうぜ」と話を切り出す。
俺は、金銭的に苦しい事は言えないまでも、安いファミレスを選択したいがため希望を出した。
「ジョイフルにしようや」
思いきって伝えてみた。
すると、返ってきた言葉が「ジョイフルは高校生までだなw」と1人の友人が笑いながら言う。彼には悪気は無いのだと思うが、そう返されてしまった。俺はこの時、人は収入に応じて付き合う層が変わって行くと肌感覚で感じ取った。
あまり詳しくないが、周りの金銭感覚についていけないOLのランチ会食や、セレブがいるママ友の会食などでは頻繁にこう言う事があるのではないだろうか?話が逸れるか・・。
どれだけ気が合う友達でも、収入差や金銭感覚に差が出ると付き合えないと俺は思った。素直に「俺、金があまり無いから安い店で勘弁してくれ」と言うべきだったのか。いや、それもまた言いにくい自分のプライドがあった。
その後も、俺のくだらないプライドで盆正月には同級生との集まりに参加した。圧迫される財政状況に困っていたが、同じ男に稼げない自分を知られる事を嫌った。
聞き飽きた、小学生でも言えそうな説教
なぜこうまでして、俺はこの友人たちと一緒に居たかったのかと言うと、学生の頃の古き良き時代の思い出が頭の中にあり続けていたからだ。この時には、俺はほとんど稼ぐ事が出来ず惨めな男にしか映らないが、過去にさかのぼると立場は少し違う。
中学の頃に限定すれば逆に俺が偉そうな部分もあった。ゲームをたくさんする仲間だったがその中で俺は輝いていた。野球やレースゲームに強い俺は無双する事もあったので、何かとデカイ態度も取っていた。「お前ら大したことないなw」という感じだ。
ゲームの世界だけで良い気になっていた。そんな自分が「金がないから・・」と弱気にならざるを得ない現状が許せなかった。彼らが帰省した際には昼間に遊んで、夜になると飲み会の場面で「今日は帰る」などと金の無い部分を隠したりもした。
そんな感じで、なんとなく付き合いは続けていたが、ある時の忘年会で酒の入った場面だ。友人たちから、あまり触れられたくない自分の現状について問われる事があった。
「いつまで、フラフラやってるつもりなんだ」
「社会は甘くない」
「みんな嫌々でも働いている」
「最初から楽な仕事なんてない」
「お前のためを思って言っている」
お決まりの言葉だが、無職とバイトを繰り返す俺に対して彼らの1人から上記の様な言葉を受ける事になる。教科書に載っているかのような言葉をダラダラと並べられるも、俺は黙って聞いていた。正社員こそ正義、非正規は悪のような構図にしか聞こえない。
彼らは、学生から社会人まで留年などを含めストップする時期が無かった。その影響もあったのだろう。至って普通の事を普通に投げかけてくる。子供でも言えそうな文句を吐かれても言い返せなかった俺は、そのまま精神的にダメージを負ってしまう。
年末年始がこの時の言葉によって鬱に落ちた。そして無理して友人と付き合う意味があるのかを考えるようになった。高い飲み会代金を払って、気分を害されてまで関わる必要があるのかわからなくなった。
言っている事は理解出来る。彼らは挫折を知らないので仕方が無い。正規雇用でしっかりと働いて、世の中で生きていく事で将来が約束されるといった常識を伝えたいのだろう。
収入格差で友人は変わる?
それから、俺も少し吹っ切れて金が無いとまでは言わないまでも、無理して付き合う事を辞めるようになった。金の無い時は誘われても行かないようになる。徐々に会う頻度が減って行くが、会わない事で少し安心する気持ちもあった。
少ない収入から、少しでも節約できたような気になれたのは、やはり大きい出費だったのだろう。俺は決意した。もう飲み会は断ろう。
俺は、彼らの中でいつも突っかかって来る1人に「金銭面でいつも苦しいので、飲み会にはいけない」と伝えた。同時に自分が障害者枠などで働くため収入が少ない事も説明した。金銭面で会えないと言うのは心苦しかったが以後、誘われる事は無くなった。
彼らにしてみれば一回4000円の飲み会代も出せないような関係だと受け取られたかもしれない。確かに、4000円に見合う価値を感じれば俺も参加するだろう。実際に、彼らと飲み会に行かなくなってから別の場では数千円払って参加していた飲み会も多くある。
だが、俺は同級生の飲み会には払う気になれなかった。飲み会費に見合う中身を見いだせなかった。気がつけば、彼らとはまた不登校の時と同じように離れ離れになっていた。しかし後悔はしていない。
俺の現在の感覚では、親しい友人間の雑談に数千円は無駄でしかないと思っている事に変わりは無いからだ。
おわりに ~飲み会なんか、公園でやればいい~
僕は友人との交際費でいちばん無駄だと思っているものが飲食代という価値観を持っています。特に、いつでも会えてどんな話でも出来る友人であればあるほど、正直話せれば場所なんかどこでもいいじゃん?と考えます。
極論でいうなら、飲み会をしたければ激安スーパーで缶ビールを個人で飲みたいだけ買って、公園や河川敷にブルーシートを敷いて宴会をすればいいと思ってしまいます。もちろん、相手は男性グループという形になりますが。
女性がいる場合はさすがに外は申し訳ない気持ちでいっぱいになって自分がつらいので、喫茶店やマクドナルド系で飲み物を一杯注文して、話せばいいと思っています。こういった感覚で、飲食費には殆どお金をかける気にはなれないのです。
また友人間の話であれば、特にこれとって話しやすい空気を作らねばならない必要も感じません。僕の考えに賛同してくれる友人とは、パチンコ店のウルサイ休憩所で延々とバカ話をしたりします。聞こえにくくても中身の内容が馬鹿話なので問題ありません。
飲食で、数千円を払う価値を感じるとしたら、合コンなどの新しく異性と知り合う場面です。女性が落ち着いて話せそうな空気感やムード感に関しては、公園ではどうにもならないので、数千円を飲食店に出しても惜しくないのです。
総括すると、飲み会に金を出せるのは異性との交流だけというクズな意見でまとまりそうです。今後、僕がもし稼ぐようになった時には、考えが変わるのかはわかりません。収入に応じて人間関係が変わりゆくのは自然な事なのか、寂しい事なのかよくわからないです。
使うなら飲食代より、オタクのグッズに使いたい管理人あらたのプロフはこちら。
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