心の奥にある「次の小さな目標」に注目を~じょうさんへ お返事です~
公開日:
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お悩み相談コーナー すぐに目標を立てられるしっかりした人
じょうさんから相談コメントを頂きました。
はじめまして。
あらたさんのブログを拝見させていただきました。
恐縮ですが、相談させてください。私は中学時代は不登校でした。なので、高校に入ったら頑張ろう、自分を変えようと思って、高校では三年間皆勤を目標にして、今まで頑張ってきました。
不登校生でも入れる高校に入学して、高校二年生までは何とか無遅刻無欠席で登校していましたが、高校三年生の初日、新一年生の入学式の日、私は初めて遅刻をしてしまいました。(理由は寝坊でもなんでもなく、ただの渋滞で、バスが来なかった・・・)
その次の日、ショックで立ち直れなくて、休んでしまったことを覚えています。目標が達成できなくなってしまったことで、また中学時代のようになるのかな、と思っていました。その日から度々遅刻したり、休んだりしています。
朝も、目覚ましをセットしているし、母も呼びかけてくれているらしいのですが、全く聞こえず、学校があるにもかかわらず9時頃に起きてしまうことがあります。
勉強も意欲的にしなくなったし、何事にも諦めがちになったと感じます。今日は土曜課外があったのですが、無断欠席してしまいました。担任の先生から2回電話がありましたが、2回目は無視してしまいました。
月曜日に登校するのが不安でたまりません。担任の先生と顔を合わせるのがすごく不安です。
また、これから学校に行けるかもわかりません。大学には行きたいので、耐えるしかないのでしょうか。担任の先生は学校に行きたくない気持ちがわからないと言っていたので、相談はできません。
親にも、辛さがわからないと言われたので、相談できません。私の悩みはそんなに些細な悩みなんでしょうか・・・。
じょうさんの悩みは、「些細な悩み」では無いです
じょうさん はじめまして。
コメント頂きありがとうございます。
中学時代に不登校をされていたようですが、高校に進学されてからは2年生まで無遅刻無欠席との事で、それはすごいです。ぶっちゃけ1年間でも休まないって難しいです。中学時代の不登校がまるで無かったかのような勢いを感じます。じょうさんが相当に頑張ったのだなと思いますよ。皆勤賞という記録を狙っていただけのガッツは文章からも十分感じます。
ただ、渋滞でバスが来なかった事はじょうさんにとっては悔しかったかと思います。記録としては途切れたけれど、それを考慮されないなら僕なら学校側とバス会社側に訴えたくもなりますね。「実質のところは皆勤賞だろ!」って感じです。
じょうさんは「もう休んでしまったから」と言うかもしれませんが、僕から見ればまだまだ皆勤賞が続いているように見えています。良く頑張っていると思います。次の日にショックを受けて立ち直れずに休む気持ちは当然ですよね。
そこまで積み上げてきた、じょうさんの努力が、じょうさんのミスとは無関係のところで崩されてしまったのですから。何と言えばいいのかわかりませんが、すごく長いドミノの列を一生懸命並べていたら、地震が来て倒れたみたいな。
なので、僕はじょうさんが悩んでいる事は、書かれているような「些細な悩み」では無いと受け止めています。自分のミスなら素直に受け入れられますが、今回のじょうさんのケースは、明らかに違うじゃないですか。そりゃ、学校に行く気も失せるし、勉強もやる気がしないし、諦めたくもなります。
記録が途絶えた事で精神的にもかなり苦しまれたと思いますし、書かれている話だと周りの方にも気持ちをわかってもらえていないようです。これだと2重3重に輪を掛けるように理解されてない気持ちも不満が溜まってしまいますよね。無断欠席もされたそうですが、いいじゃないですか。別に無断欠席くらいなら、頑張ってきた人の特権みたいなもんです。
じょうさんは、不登校から駆け上がって、つい最近まで皆勤賞だった人なわけですから。周りの人とは「一回休んだ重み」が違います。じょうさんは、良く頑張っていますよ!
文句を言いたい事もこらえて頑張っている
それを踏まえての、これからの話になりますが、遅刻をした日から学校を休みがちになられているようですね。きっかけとしては、そこだったと思います。是が非でも狙っていた皆勤賞を失ったというのは大きいですからね。
そして少し話を広げ勝手な推測をさせて頂きますが、じょうさんってたぶん優しい方だと思うんですよ。普段から、不平不満のひとつも言わずに毎日学校に通い、さらに今回の遅刻の件がありました。そこで、「途切れた皆勤賞」について大人たちに対して文句は言えましたか?徹底的に抗議すると言うか、次の様な気持ちをぶつけるというか。
「皆勤賞が途切れたのは、バスが遅刻したせいだろ!」
「毎日のように積み上げてた記録が途切れた意味を考えろ大人ども!」
「誰一人として、私の悩みを理解できないわからずや!」
言葉は汚いですが、何でもいいです。つないできた皆勤賞が奪われた悔しさとか、そういうのを周りが理解しないってすっごい悔しいと思うんですね。でも、そういうモンだという事で話が終わったと言うか。「バスの遅刻はカウントしないから、皆勤賞継続だ」とか言って欲しい気持ちがあったと思うのです。というか、実質皆勤賞ですよ、ホントに。
でも、さっきも書きましたが、じょうさんは優しいから不満とか大人たちにぶつけられなかったのかなと思います。言えたら楽なのですが、じょうさんの内側に向かって不満が溜まったと言うか・・。大きなストレスを抱えたのかなと思います。
最近の不調の件はじょうさんが、色んな人に訴えているようですが、あまりわかってもらえず「相談できません」という結末になってしまっているのが何となくですが、じょうさんの心の中を物語っているのかなとも思います。だいぶ疲れてしまったような状態なのかもしれません。これは、僕が同じ立場なら疲れてそうなので言ってるだけですけどね。
なので、今は学校での勉強にも意欲が無くて構わないと思います。そして、何事も諦めがちになってもいいと思います。もちろん、朝も起きられなくていいです。頑張って目覚ましをセットする努力もしているのですから。そこまでベストを尽くしたのなら、起きれた時が目覚め時だったのですよ。やる事はやってるので責められる話ではありません。
先生に対しても、無断欠席の後の2回目の電話を無視してしまったそうですが、いいじゃないですか。あまりこういう事をいうと、世の中の大人に怒られるので書きにくいのですが、「電話を無視されるのも教師の仕事」なので問題はありません。「こういう生徒もいるよ」と、優しいじょうさんなりに先生に対して教えてやったくらいに思ってあげましょう。
じょうさんの次の目標
そして、じょうさんは皆勤賞が途切れたとお話され目標が無くなったような状態に見えますが、実はすでに新しい目標も設定できている方なんですね。一行ですが、「今どうしたいか」を、じょうさんが自分の言葉で書いてくれています。「目標」と「不安」が戦っている感じかもしれません。
>>大学には行きたいので、耐えるしかないのでしょうか。
「大学には行きたい」これってすごい大きな目標だと思いますし、じょうさんにとって大きな目標ではないでしょうか。嘘は書いていないと思います。中学で不登校という挫折を味わって、最近は皆勤賞がバスの遅刻で無くなって。すごくしんどい時なのに、もうすでに「大学に行きたい」という目標を立てられる人になっているんですよね。
挫折からの復帰が早いと言いますか、着実にこれまでの経過を通して成長している証拠でもあるんですよね。大学に行くにあたり、「耐えるしかないのか?」とも考えられていますが、自分を追い込み過ぎずに軽く「今の私はそういう不安定な時期かもね」と客観的に見てみるといいかもしれません。
確かに、やる気は今までのような勢いが無くなり、好調なペースで勉強も難しいかもしれませんし、何事にも前向きに取り組めないかもしれません。でも、とりあえず今は、目標の大学進学のためだけに、「出席日数を稼ぎに行く」という感覚だけでいいと思います。これまで頑張ったのだから、やる気を出したり、勉強する事は多少手を抜いていいのです。
成績が落ちても構いません。また勉強したくなればやったらいいのです。これまでの、じょうさんが壁を乗り越え復帰してきたように、またやる気は戻って来ると思います。それも、結構早いペースで回復すると思いますよ。少なくとも、大学進学の目標の炎は少しでもじょうさんの中で燃えているようです。
学校へは自分のペースで通えばいいですし、起きたい時に起きて、学校に行ったので十分です。
月曜日に登校するのも不安だと思います。電話に出なかった担任の先生と顔を合わせるのも不安になりますよね。でも、これも先生を逆に試してやればいいのです。「先生たちが、皆勤賞の件をフォローしなかったせいでしょ!」くらいの反発心を出す練習として、一回だけ試しに月曜日に顔を合わせてみて下さい。
そして月曜日に顔を合わせて、それでも不安だったら帰ってしまってもいいのです。じょうさんが、不登校から抜け出し高校に入学した時の事、そして皆勤賞を目指して通い続けられた事を思い出しながらでいいです。「これだけ私は頑張ってきたのだから、月曜の朝に担任の顔を一回見るくらいは出来るぞ!」と心の中に軽く思いを持つだけでいいのです。
もし学校に行けそうなら、次の月曜日に一歩踏み出してみて下さい。じょうさんが、「よしやってやるぞ!」と思えたらでいいので、僕はブログからですが応援しています。少しずつ少しずつ、「だるまさんが転んだ」くらいの感覚で前に進めたら合格だと思いましょう。じょうさんファイト!!
これで、学校に行ってみて不安になってしまったら「言われたとおりに行ったら不安だったじゃねーか!」と怒りに来て下さって大丈夫です。じょうさんは、少しずつ「自分のせい」から「他人のせい」にされる練習もすると少し背負っている物が軽くなるような気がしました。それでは失礼いたします。
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