【ニートだけど】合コンに誘われたので参加してきた【漫画あり】
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日常のマンガ ニートが題材のマンガ, ニート対女子の合コン, ほのぼの系ニート漫画, 実録!女のリアル
先日の夜の話だ。男女で酒を飲む会に久しぶりに参加してみた。世俗的な言い方をすると合コンと呼ばれる男女の会合。コトの発端は友人からの連絡で、「女子との飲み会開催にあたり男子不足なんだけど・・」というお誘いメールが飛んできたのがきっかけだった。
合コンなんていつ以来だろう。ほんの数年前は働いていたので、呼んでくれる人がいるなら行ってみようじゃないかと顔を出していたのだが。それが無職となるとお察し頂ける部分もあると思う。金銭的事情や、無職的参加しにくさで断る様になってしまっていた。そんなこんなで自然と呼ばれなくもなるわけである。
自分の場合は「仕事をしている体」での嘘をついての参加が少々ではあるも心が痛む。何と言うか、別に嘘の一つや二ついいと思うのだが、どこかで自分を責めてしまう。軽く流せる人ならいいのだろうが。嘘をつくのはいけない事なんだと子供の頃から言われているからであろうか。
また、ノージョブに対する偏見を必要以上に恐れている俺がいる。仕事をしていないだけで、どれだけ相手の事がわかるのか。働いていないだけで変な目で見られて悔しい。そんなわけで今回のコンパは女性から「あらたさんのお仕事は?」と聞かれたら、堂々と次のように答えてやろうと想定して挑んだ。
「無職(ニート)です!」ってな!
今回は、漫画でも再現しているのでよろしければ続きをご覧くださいませ。
仕事はしないけれど、コンタクトはする
ところでこの合コン。俺のようなニートが何を求めて参加したかというと、実は今年に入ってまともにリアルで人と話をしてないと言う事があるからだ。家族とか訓練校は除いておくが・・。やはり人と関わらないと、脳の回転率がかなり落ちる。その辺がやはり怖いと思っている。そんな流れで参加を決意。もちろん下心もある。
待ち合わせは、先に男性陣だけで集まり、そこから予約先の店に入ろうという約束をした。人数は男性も女性も3名ずつなので合計6人となるらしい。
普段は明らかなメガネ男な俺だが、久しぶりにコンタクトレンズをせっせと目に入れちゃったりなんかして。これは俺のこだわりで「初めての女性と出会う際にはコンタクトを入れろ」を貫いている。とりあえず何を忘れても、初対面の女性の前ではコンタクトだけはするという姿勢だ。
だいたいこれをやっていると、2度目に会う機会がある女性からは「あれ?今日はメガネなの?」と突っ込まれる。勘違いしないで欲しい。
いつもがメガネなのだ。
二回目からは節約のためにコンタクトをする事は殆ど無い。どれだけガチで関わりたい女性でも、3回会うとまずメガネ姿になる。第一印象がコンタクトだったと植え付けられたらそれでいい。
そして女性もそれは同じで、合コンとなると明らかに化粧の塗り具合が違う。俺がコンタクトだけは絶対に忘れないレベルと同じで、メイクは絶対バッチリというところだろう。
顔合わせが楽しみになる。どんな女性がくるのかな?可愛い人はいるのかな?と心が躍る。自分の無職ステータスがやや気がかりではあるが。そして、期待を胸に抱いている間に待ち合わせのお店の前に到着。
すでに女性が先に店頭で待っており、こちらのグループを見つけたようだ。視力が悪い俺には、もう少し近寄らねば顔を拝む事はできない。運命の3on3が開幕だ。
運命の出会い
女性陣に近寄って行くと、俺のテンションは上がり始めた。30代にもなれば落ちつきたいが、そもそも場数の少ない自分には女性との初対面シーンは落ち着かない。女子の服装を見ただけで緊張してしまう。
「こんばんは」の一声でお互いが顔面識別コンピューター張りにチェックを始めた。横目でチラリ、二度見でチラリ・・。容量の少ない俺の脳内にあるHDDに、女性陣の顔を勢いよく読みこんで保存していく。すると・・なんとこれは予想外。脳からメッセージが届いた。
そのファイルはすでに存在しています。既存のファイルと置き換えますか?
○はい
○いいえ
どうした事か、脳内のデータファイルに同一人物の存在があるではないか。エラーかな。エラーだよね。いや、エラーであって欲しい。どこかで見た事がある女性がいる!?
なんてこったい/(^o^)\
知り合いと言うほど近い距離ではないけれど、知らないと言い切れるほど遠い距離ではない女性がいる。この展開は、松山だとあるにはある。友人の友人を介した飲み会などだ。合コン系で偶然に知った人に会う事はあるが、まさか今回のコンパとは・・・。これも運命か。
とりあえず店の前では平全を装って、あたかも今回が初めて出会ったかのように挨拶をしておいた。外で顔を突き合わせていても寒いだけなので、ひとまず一同は店内に入って行く。何だか最初のテンションはどこ吹く風。すでに下降線に入っているように思えた。
女子の前では「合コン×」 正しくは「飲み会○」
*店に入るとテーブル一つを挟み、男女別に分かれた。向こう側が女性グループと言う事が画像でお分かり頂けるだろうか。食事の進行が終盤なのが申し訳ない。少しモザイクがかかっている3人が女性陣である。
入店して着席した時点で、俺の中では合コンのことよりも女性陣の中にいる知り合いらしき人しか意識できない。そりゃそうだ・・どこかで知り合ったけど、名前も連絡先も知らないと言う事はお互いに取って興味の無い相手という事以外に他ならない。興味無い者同士の再開となると、少し微妙に思えたが俺の意識し過ぎか。
とりあえず、初対面同士を装うのも逆に不自然かと思い始めた。相手の記憶に完全に俺の存在がなければ、初対面を装い続けるがひょっとすると相手は思い出しているかもしれない。そう思うと設定に無理が出そうだ。そこで軽いジャブから入る俺。
俺「あ、どこかでお会いしましたよね?」
すると相手の女性から軽く「あら、どこかでお会いしましたか?」という流れで返された。これはどういう意味だろうか。相手からすると、俺との面識は初と言う形になっていくように感じたが。なぜ会った事があるのにそんな返事をするのかと思ったが、どうも今回の合コンの話の流れを聞いていると理由がわかってきた。
女性陣は形的には合コンであっても、意識は飲み会でありたいというのは共通認識だそうだ。出会いを求めまくっていると言うイメージが女性サイドではアウトなのかもしれない。女性にとっては少し恥ずかしいという意味もあるようで難しい。
しかしこうなってくると、自己紹介もどこかオドオドした自分が出てしまう。無職カミングアウトどころの話では無くなった。そのまま流れに身を任せる事に・・。言えないよ・・・言えない。周りの人は働いてるみたいだし言いにくい・・。それに皆さん立派な仕事をされているようで、余計に言えない・・。
前職の仕事を持ちだして「介護をやっています」と俺はそっと偽った。
合コンの流れ
そんなこんなで何だか俺としては気まずい。先ほども書いたように、女性側の態度が「一度も会った事がない」ような雰囲気だからだ。俺としては、一度会った事がある体で話した方が分かりやすいのだが。初対面ニュアンスで進行してしまうと少し息苦しい。
そして話を聞いていると、やはりどこかで過去にお会いしている人と言うのは判明した。彼女の趣味とか、考え方とかが脳内検索と完全一致してしまった・・むむむ・・。
そうは言っても、俺もやる事はやらなければいけない。しばらく腹の出っ張りが気になって行っていなかったが、グルメレポートもブログを通してやっている活動の一つ。
カメラを取り出し、ひたすら運ばれてくる食材をパシャ!パシャ!とまるでカメラマンでのごとく撮影しまくった。しかし、女子がスマホを持ちだし料理を撮影するレベルとは明らかに違う。もう32歳になるオッサンが携帯スマホではなく、デジカメを取り出している。
1枚2枚の撮影ならいざしらず、運ばれてくる料理に対して毎回カメラを取りだすわけなので当然のツッコミが入ってくる。
女性「ところで・・さっきからずっと写真を取られてますね(汗)」
俺「え!?え、ええ。ブログをやっているので・・」
このブログ話にはあまり興味を持ってもらえなかったが、見せて欲しいとか言われても見せられるようなブログでも無い。社会への怨念ブログみたいなもんなので結果オーライ。個人ブログとか、ニュースを雑にまとめるサイトを作っているので、そういう話せる部分だけは話したが。
そして結局、この合コンでは何も良い事が無いまま幕を閉じた。
やはり家でメシ食うのが一番だな!と思いました。
今回この話を漫画として友人に描いてもらえました。合コンの雰囲気を再現していますので、よろしければ読んでみて下さい。
ニート、合コンに出る
今回は、久しぶりに漫画を入れた記事を出す事が出来ました。「合コンについて記事を書こうと思う」と連絡をしところ、友人がすぐに描き上げてくれたので助かりました。こういう流れがあると「バクマン。」を読みたくなります。友人が過去にも描いてくれた漫画はもう1作あるのでこちらからよろしければご覧くださいませ。
終わりに
久しぶりの合コンは殆ど相手とのコミュニケーションが取れませんでした・・。やはり仕事をしていないという背徳感が大きかったように思います。「仕事は順調ですか?」といった質問をされるのが怖いのです。後ろめたいというのは辛いですね。知っている女性がいたのもある種のアクシデントですが・・。
また、何かイベントらしき物事があれば参加して報告してみたいです。それでは最後までお読み頂きありがとうございました。ご意見ご感想をコメント欄より頂けると大変うれしく思います。
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Comment
漫画笑いました。
お気持ちわかります。
そういえば、何の訓練受けてるんですか?
黒猫さん こんばんは。
お元気にされていますでしょうか。お褒め頂きありがとうございます。
僕は原案しか出せていないのですが嬉しく思います。
訓練は色々とあるのですが、集団で何かしら作業したり
パソコンをしたりで「社会復帰に向けた日常リズムを作る」みたいな感じです。
あと関係ない所でバイトに挑戦したりもしたのですが
予想以上に耐えられずに1日で辞めたので近いうちに
書いてみたいとは思っています。
コメント頂きありがとうございました。
またお時間がございましたらお立ち寄りくださいませ。