無料相談しか行かないニートが有料カウンセリングに頼る条件3つ
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仕事での悩み 有料相談のメリットデメリット, 無料相談所がニートには必要
いきなりですが、有料カウンセリングって結構な料金ですよね?
場所により金額差はあれど、相場もそれなりに何千円~と必要なのでジャパ●ットさんみたいに気軽に「安い!」と言えないサービスだと思うんです。僕は無料相談のみを受けてきた無料主義者なのですが、それでも人生で「3回だけ」そこそこの金額(50分5000円)を払って受けたカウンセリングがあります。なぜ僕はお金を払ってまで受けたのでしょう。
まず僕の受けてきたカウンセリング歴の話ですが冒頭の通り基本無料ばかりです。公共の支援機関を中心に、医療機関であっても保険適用されるワンコイン相談とか。なのでそれ以外の有料相談に通うことを考えると反射的に高いと感じてしまいます。もちろんカウンセラーもボランティアではないのでお金は受けるべきですが僕は僕で有料だと焦るのです。
理由は目に見えないサービスなので、何とか良いアドバイスを求めたり、自分の次に繋がる結果が欲しいと考えたく無くても考えてしまいます。話していてもどうしてもお金の事が頭をよぎるみたいな。なので必然的に無料カウンセラーに頼ると言うスタイルになっています。カウンセリングは一発で解決するもので無い事は重々理解しているのですが・・。
基本的に働けなくて困っているので、お金にも余裕の無い状態というか。お金があったら悩まないという話では無いですが、カウンセリングとお金の関係ってシビアだと思うんですね。そんな中で、どういう条件なら僕が有料でもカウンセリングを受けようとするのか基準を持っているので書いておこうと思います。
有料相談に行こうかどうか悩まれている方で、ご参考になりそうな方に読んでいただければと思います。
①アドバイスを話すより、まずしっかり聞いてくれる人
とりあえず話を聞いてくれているかどうかは重要視します。当然と言えば当然なのですが、これが少し難しい話だったりします。僕は溜まり溜まった事をひたすらベラベラと怨念めいた呪文のように話すタイプなので、微妙に口を挟まれたりするだけで困ります。沈黙があっても考えたりしているので、何も言わずとも僕に時間を与えて欲しいのです。
仮に僕が話の途中で、社会や親に対する憎しみを爆発させ始めても「でもね、それはね」などと言いながら遮られると「聞いてないのかな・・」と心配になります。無料カウンセリングの場合でも、聞いてくれないと僕は話したくなくなります。僕の恨みや憎しみは、周りの友人や家族では受け止めきれないからプロに頼っているのです。
②自分と似たような経験や体験をしている人
これも必要不可欠な部分だったりします。カウンセラーの人がどういった経歴や、経験をされてきたかというのはすごく気になりますね。僕の場合だと、キーワードとして「不登校、引きこもり、ニート」の経験は持っておいて貰わないと困るくらいの感覚だったりします。もしくはお子さんがいる場合、これらの条件に該当し困られた経験があるなどです。
理由はどんな世界でも経験者じゃないと分からない事ってあると思っているからです。育児の悩みなら「子育て経験がある人」とか、会社経営の悩みなら「経営経験者」とか。誰でも人の悩みを想像し考える事は出来ますが、実体験から来る苦悩や葛藤、心の底から湧きあがる辛さというのは言葉に出来ない経験者にしか分からない物があります。
「そんな経験の有無より、話の中身を聞くのがカウンセリング」と言う人もいますが、僕の中では「誰が」語っているかなんですよね。同じ言葉を並べられても、経験してきた人のいうソレは重みが違うと言えばいいでしょうか。子育て経験の無い若い保育園の先生が、子育て論を説いても説得力に欠けるという話に近いかもしれません。
昔、「この人も勉強してカウンセラーになったんだろうな」と思っていた人が、実は社会に出るまで時間を要していたと知るケースがありました。それを知るとなぜか「話が早い!それなら僕の苦しみを理解できますよね!?」と一気に距離が近づいた経験があります。なぜでしょうか。やはり人である以上、共通項の有無で距離感は変わると思います。
③カウンセリング活動以外で、その人を見る事ができる
僕は、20代前半くらいまでは人との関わり方でかなり悩んでいて、とりあえず支援機関が開催している自立支援のワークショップなどによく出ていました。「意見を相手に伝える練習」とか「ノーが言えない人の断り術」みたいな。
そしてこういうセミナーを開催する人ってカウンセラーの方だったりするんですね。何かしら悩む人のサポートに携わる仕事をされているというか。セミナーではファシリテーターとなって、話が詰まる事などがあるとスムーズに促してくれる存在になってくれています。また保護者の会などの場合なら、進行役みたいな人が該当していると思います。
こういった方は、こちらが話しかけるとそれなりに話してくれますし、セミナー最中でも雑談に絡んでくれる事もあります。そういう部分でけっこう人柄が出ると言うか、その人の考えている事も不意に出てたりするんですね。また、セミナー終わりに色々と話を聞けたり、本来のその人の考え方が見えやすくなっています。
その際に「こういう人ならもっと話したい」と思うか「この人はあまり相性が合わなそうだ」くらいは判断できるかと思います。開催側の方たちがカウンセラーであれば、営業活動にもなっていると思いますし、僕としてもあらかじめ相手の事が把握できるので、「この人とゆっくり話せれば何かしら期待できそうな気がする」と思えたりします。
無料で話せる機関から来てくれている人だったりすると、こちらから「どちらに伺えば相談に乗って頂けますか?」などと連絡先を聞く事も可能だったりします。僕はこういった流れから、どうしても切羽詰まり苦しかった時にお金を払ってでも、苦しみからどうにか救って欲しいとカウンセリングをお願いした事があります。
こういった事前の情報を持っておく事で、ある程度は上質なアドバイスという見返りを期待できますし、有料であっても一回話すだけで「この人なら良い助言をくれる気がする」と安心感を持って話す事に繋がりやすいです。そういった意味で、事前関係を築いたり様子見するために当事者の会や保護者の会で下調べしておくのは有効かなと考えています。
終わりに
僕がお金を支払って受けたカウンセラーの方とは、上記で書いているような場所で知り合っています。公共の支援機関から委託を受けている状態で出会って、そういった公共機関にいなくなってから僕が訪ねて行った形になります。最初から有料だったら知る事も出来なかったので、運が良かった部分もあります。
ちなみに、お金を払ってでも頼みたくなった3回の有料相談の時期はどれも「仕事が決まって働いているけどブラック企業からハンパ無く追い込まれた時期」でした。定期的に相談に通ってたらまた違うのですが、何も異常が無い時に通うと言うのも難しい話になるんですよね。それでは今回はこれにて失礼いたします。
無料を良い事におしゃべりに通っていた時期もありました。管理人あらたのプロフィールはこちら。
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