カウンセラーになりたい人はツイッターをやりなさい【相談者の要望】
俺は不登校になった高3以来、事あるごとにカウンセリングを受けてきた。今はこれと言ってカウンセリングをしてもらってはいないが、今後もメンタルメンテナンスという意味でカウンセラーの方とお会いする機会は普通にあるだろう。
ただ、このカウンセリングを受けると言う行動は非常に面倒な事が付き物。何しろ、通える人に当たればいいが、話を分かってもらいにくいカウンセラーの場合など相手を変えるたびに、自分の悩みに至るまでの挫折経緯を話さねばならないなど、クライエント側の負担もそこそこ大きくなる。
「このカウンセラーは理解してくれない」と思ったらすぐに止めていいのだけれど、また他の人を当たって1から話をやり直すのも面倒だ。
また同時に、話を聞いてくれ理解を示してくれるカウンセラーであっても、俺の中ではすぐさま心を開いて相手に全部話そうと思う気にはなれない。これは、カウンセラーに限らずどんな人にでも言える事なのだけれど、やはり「この人を信用していいのかどうか」を判断するには、人同士である以上はそれ相応の関係作りが必要となる。
それならば、せめてカウンセラーに会う前の段階で、この人はこういう考え方なのだと言う性格や人物像が分かるような仕組みがあれば自分に合う合わないを選べるのではないかと考えるようになった。
そこで役立つのがツイッターなど、個人の考えを日常的に放てるツールである。
手軽なツイッター
ツイッターは、手軽に自分の声を発信できるため多くの人が使っている。もはや一般的なツールと呼べる状態で、テレビに出ている有名人などでも気軽に発言を世間に届けている。一昔前なら、テレビだけの発言でしか彼らの性格を読みとる事ができなかったが、今はツイッターにつぶやかれた何気ない一言から見えるモノもある。
思っていた人と違っていたり、想像以上に良い人だと思う事もあったりメリット、デメリットはあるものの個々を知ってもらうには優れているのがツイッターだ。ツイッターによって様々な人の性格が見えてくる。政治的、福祉的、社会的な色々な視点を短文ではあるが意思表明している人は多くいる。
これらを読んでいると、自分に取っての合う合わないはこういう面からでも薄ら感じ取る事が可能だったりする。
また有名人であれど、人を堂々とけなす人や暴言を飛ばす人もいたりするので、正直そういう人は巡り巡ってマイナスになっているようにも感じるが実際どうなのだろうか。話しは戻るが、これをカウンセラーも使用すると良いのではないかと思う。
冒頭で伝えたように、クライエントがカウンセラーを変えるのは非常に負担なのだ。そんな時、事前情報として、こんな人だと言う情報がカウンセラー側から発せられていれば、クライエントとお互いに取って有意義な出会いが待っているのではないか。
なぜカウンセラーの人物像を知る必要があるのか
俺がこうまでして、カウンセラーの性格や考えている事が知りたいのかには理由がある。一番大きいのは、やはりカウンセラーも人であると言う事。人は、千差万別の考えを持っており、「カウンセリングをする以上、考えはこうでなければならない」といった規則も無い。各々の特色を活かして相談に乗って、悩み解決に向かうというスタンスで構わない。
しかし、大抵のカウンセラーは問題解決に向かう為に必要な心理学的な勉強はしている。そのため問題解決アプローチに至るまでの一種の型を持っていたりする。例えばニートで働かないウツ気味の男性が相談に来たとしよう。「自分はニートでダメ人間です」と言うと仮定する。すると次のような言葉が返されると思う。
頑張らなくていい
ニートはダメ人間なんかじゃない
俺は自分の体験上こう思う。しかし、言葉を放つだけならカウンセラーや普通の人など関係なく上記の言葉を投げかけるだろう。こう言った時に不用意に「頑張れ!」と行ったり、「ニートはダメだ」と否定しては行けない事は、特にカウンセリングを学んでいなくてもこのストレス社会での常識となっているため知っている人も多いはず。
俺はこういう現状を知っているせいか、カウンセリングを受けた際に「頑張らなくていい」「ニートは甘えでは無い」と言ってくれる人に対して、本心から言ってくれているのかどうかを物凄く見抜こうとしてしまう。それこそ、「ニートのニの字も知らない人が」と食いかかりそうな気持ちになる事もあるのだ。
カウンセラーに対して、「本当に本心からニートはダメじゃないと思っていますか?」などと聞くのは当然返される答えも予想できるため効果的では無い。
そんな時に、相手の普段からの考え方や、人への振る舞い方が見れていれば、この人はある程度は本心で励ましの言葉をくれているのだと感じられると思う。もちろんツイッターやブログだけでその人を判断することは不可能だが、事前に相手の事を知れていると言うのは非常に大きい事に変わりはない。
営業にもなる
今はカウンセラーという業種も浸透してきていて、非常に多くのカウンセラーがいる。しかし、実際のところは会って話して継続するかどうかの判断をするというのが主流で、ネット上などで考えを垂れ流しているカウンセラーはあまり多い方でないように思う。
どこかで雇われた人なら、組織からの支持でカウンセリングを出来るが、個々でされている方などは営業ルート確保のためにもツイッターで日頃から考えをどんどん流しておく方が、俺のようなクライエントは信用して接触してくるかもしれない。
本心から「ニートは甘えではない」「ニートは大変」と考えて話を聞いてくれている人というのはどれくらい存在するのだろうかと考えながら終わりにしようと思う。
「働く事がツライ」というニートを理解するのはニートの自分でも難しいと思う。管理人あらたのプロフィールはこちら。
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