現代の安定の概念こそ不安定じゃね?「移住」に関する講演を聞いてきて思うニートの考え
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言いたい事をぶっぱなす イケダハヤト
イケダハヤト氏が愛媛にやって来るという事で行ってきました。僕は今のところ予定もないのですが「移住」がテーマ。単純にイケハヤマニアとしての参加です。色々と楽しんで参りました。
イケダさんのお家にはお邪魔した事があるのですが、実際に講演という形でお仕事をされている場面を見る事は無かったので。「東京の人が羨ましいな」とユーチューブで講演の録画を眺める事しかなかったので色々と新鮮でした。
さてさて、今回のテーマだった「移住」に関する話を聞いてきたレポートですが、メモや写真まで取っていたのに最終的にブログに書きたくなったのは次の話です。
「仕事も住まいも安定したいと考える事がそもそも不安定なのでは?」です。
「なんじゃそりゃ」という感じですね。ニートの立場で聞いていたからでしょうか。思った事をまとめてみました。
時代の流れと生き方
「移住」や「地方創生」は近年話題になっていますが、僕みたいな”生まれたところで安定して生きられたらそれでいい”と思っている人にとってはハードルがある事例のように思うんですよ。移住してる人は「行動力がある人だからできる」みたいな。
そんな僕は彼らを見ている程度で、「自分とは関係ないよ」的な位置の人です。傍から見てるとちょっと「冒険してる人」にさえ見えてます。でも彼らは特に変わった事はしていなのかなと思うようになりました。
というのも、彼らはかなり時代の流れに対して合理的な生き方をしていると考え始めたからんですよ。
例えば僕の話になると、今は無職で愛媛から出る気も無いですし、もっと掘り下げると家からも出るつもりも無い訳です。「毒親がうぜえ」と言いながらも家賃代を浮かせたし、何かと住み慣れた今の場所にいれば、漫画レンタルするのも楽だし、引っ越し手続きも取らなくても良いしみたいな。仮に外で働いても「近所で働いておくか」的なところです。
でも周りはすごい勢いで変化してるんですよね。昔に比べてネットが出てきて、スマホを誰もが所持して、家で仕事をする人まで出てきて。車の自動運転とか話題ですが、未来の話じゃなくなってきた感じがします。僕が子供時代に思い描いていた未来は「SF映画の世界」っぽかったけど、今の時代は時代ですごく映画みたいな世界とも言えるんですよね。
ずいぶん前から「昭和に比べて時代の流れが早くなった」と言われてますけど、今後は更にコンピューターなどが進化して世界そのものの原理が変わると思うんですよ。すでにコンピュータが人に代わって働いている分野もあるくらいですし。
そうなったとき、僕は今の実家で「パソコン収入でうぇーい」とか言ってらんないと思うんです。アフィリエイトなんか今はまだ人間のやることが多いですが、機械が入り込む余地も多いんですよね。「そこ自分でやらなきゃいけない?!」みたいな事やってるので。今稼いでいる人もずっとは続けられかというと怪しいです。
また会社員の人も同じで、「企業に勤めて安心」とか余裕はかませなくなるんじゃないかと思うんです。すでに終身雇用がないとかのレベルではなくて。会社に行けば毎月きまったお金がもらえるってかなり美味しい話に思えます。だんだん雇用の形も変わるんじゃないかな。
「じゃあ、あらたが思う今後の未来はどうなるの?」と聞かれたらわかりませんよ。僕はわかりません。ただ今思っている以上に、世の中に変化は起こるだろうなと。そうなった時に、対応できる人は強いなと思う訳です。この「対応できる人」というのは、上で書いたとおり「移住とか変わった事やってんな~」と言われている人たちもメッチャ該当します。
「住めたらいい」「仕事はどこでも作れる」という考えは強い
移住している人たちは極端なくらい田舎に行ってますが、そこにある資源を活かしてやっていこうとしてるんですよね。もちろん贅沢な生き方を目指そうと思えば話は変わるのですが「普通に生きる」レベルなら資源でなんとかやり繰りしてます。
なんというか誤解を恐れずに言うと「野性」なんですよね。どういった所に行こうが、とりあえず住めそうな空き家なら手入れして住んでみたり、「仕事が無い」と言われても「じゃあ自分たちで仕事を作ればいいや」と勝手に何か始められたり。
彼らを見て「この先どうやっていくのだろう」と考えるタイプの僕からすると信じられない光景なんですよ。行き当たりばったりで、かなり不安定な生き方をしていると見ている僕がいます。「移住とかは、ある程度の自信が無いとやってけないよね」的な目線で見ているというか。
でも実はこれは逆で、僕みたいな考えの人が不安定なんじゃないかという事です。僕は「ずっと愛媛に住んで、ずっと同じところで働いて」という考えが安定だと思ってたんですね。まあ、今も思ってますが。でもよくよく考えてみると、僕が生まれてから今日まで場所によっては震災とか災害の影響を受け「住む場所が無くなった人」もいるわけです。
仕事もずっと同じように同じ場所で残ってる方が珍しいです。僕は新居浜にたまに帰りますが、同じ場所で仕事が続いている人たちなんてのはよほどのところ以外は皆無に等しいです。「昔はここにアレあったよね」とか普通に会社が消えている現実は目に見えているのに、自分は同じところで同じように生きられると錯覚しているんですよ。
「これからの時代は~」とか書いてきましたが、本来は誰もが「生きる」という本質的な話をすれば「常に変化」は続いているわけなんですよね。いつの話かわからない時代を引きずって、「いつまでも同じところで同じ仕事を~」と言ってる方が不自然だし、かなり不安定な考え方だという話になります。状況によって何もかもが変わる可能性があるんです。
さっき書いてますが自然災害も当然起こりますし、起こった時にその地域に全ての魂を注いでいた人はやっぱり悲観的にもなると思います。仕事も全力で取り組んでクビになったらキツイと思いますし、僕もネットから収益を上げられなくなるとショックが来ると思います。でもそこでショック受けてる場合ではなく現実は進むわけです。
対照的に、移住を含めて色々と活発な変化に対応していく姿勢のある人は強いですよね。家が無くなれば住む場所を変えれば良いだけの話。仕事が無くなれば自分で作ればいいだけの話。もちろん何もかもがポンポン解決していく事はないにしても、その場で起こりえる変化への最大の対応に強いのは確かなんですよ。
移住などを通して変化する活動をやっている人は、先の見えない不安定な事をやっているようで実は「これからの時代を生きる力」そのものを着々とつけているのだなと感じさせられます。どれだけ働こうが、いくら稼ごうが気持ちに安定を持てていない人は多いと思うんですよ。この社会は特にそうだと思います。
それなら周りから不安定と言われても本人たちが「なんとかなるっしょ」と活動できる人の方が将来的に安定してると僕は思います。「安定を求める」というのはお金や仕事とか住まいとか目に見える物じゃなくて、自分に自信が持ててついてくる物なんじゃないかなと。
講演を聞く前は「会社に行くしかないのか・・」と考える僕と「会社に行かない為にネットで稼がなきゃ」と考える僕がいたのですが、これはどちらも間違ってましたね。ここで答えを出すとすれば何なのかですが、とりあえず僕に出来る事をやって考えるのが正解なんだと思います。もちろん会社に行かない前提でね!
働きたくないでござる。会社も嫌いでござる。パソコンしか触る気がないでござる!管理人あらたのプロフ。
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