社畜と呼ばれて怒る人へ。だから「社畜」なのです。

いつの間にか、ネット上では流行し今日では意味をきかなくとも
言葉のニュアンスで理解出来る人が増えたと思うであろう

 
「社畜」という言葉。

 
言葉を見ただけで、自分は社畜だとdisられてる！！と感じてしまっている人も
大変多く、社畜VSニートなどという対立図を立てられたりすることも。

おいおい。働いている時点ですごいのに、会社で溜まるストレスなのか分からないが
勝手に攻撃対象をニートに移すなよと思う事もあるため、書いておこうと思う。

それでは、社畜の特徴をどうぞ。3つ当てはまる人は注意が必要だ。

① 嫌な仕事を嫌々やっている

人間、誰もがやりたい事をやって生きていけるわけでもない。
それでも、時には嫌々に生きなければならない場合もあるだろう。

人はどこかで、何かしら自分がこういう職種なら出来ると選ぶ。
しかし、理由あって選ぶことの余裕が無いまま、嫌な職種に就いている人も
存在しており、そういった人は人生に疲れてしまわざるを得ない現状もあるのだ。

ブラック企業自慢話にしか花を咲かせる事が出来ず
定時で上がれるホワイトカラーを心底憎む傾向にある。

そんな状態で「社畜」と言われては冗談でも受け取れない事もあるだろう。
しかし、俺はこういう人を尊敬している。自身が、ホワイトカラーで
働けた記憶も無いので、共感できる部分が多い。

 
また、嫌な事を頑張る人こそ、真の努力者だという考えを持っている。
好きな事は努力などしなくとも、やりたいようにやる事ができる。
気持ちを高ぶらせて頑張る必要もないからだ。

 
人間なにかしら、興味が無いと頑張る馬力は出てこないものであり
嫌な事に、力を振り絞れるというのは稀な存在とも言える。

 
② 好きな事を仕事にしている人に対する嫉妬心が強い

一度も思うような仕事をしなかった、もしくはやってみた経験が無い。
そんな興味のある仕事に、一切関わる機会がないまま人生を過ごす人には
「好きな事を仕事に」などというフレーズは、理想論という夢物語でしかない。

周りも嫌々に仕事をしている状態で生きる人が多く、自分のやりたいように
人生を送る人というモデルを見た事も無いため
好きを仕事にしている人に対する嫉妬心が芽生える。

「好きな事をやっている」などという人間の言葉にはかなりの敵対心を剥き出しにし
時には攻撃的になり相手を罵倒する事もある。

「自分が上手くいかないから、上手くいっている奴が憎い」という心理は
こういった仕事だけに限らず人間の根底に眠っている部分もあるため
当然と言えば当然に出てくる結果である。

しかし、嫉妬で他者を攻撃すると、後で自責の念として
自分に返ってくるため、あまりいい事とも呼べない。

 
③ 仕事に誇りを持っておらず、さらに蔑視している。

好きな事であろうが、嫌いな事であろうが、自分はコレをやっていることに
「自信と誇りを持って取り組んでいるのだ」という認識を持っていれば
外野からの声など関係ない。

むしろ、自分の携わる職種を自分自身でどこか蔑視する気持ちを持っており
その結果に「社畜」と言われ、やり場のない怒りの矛先が相手に向かっている事も。

また、自分の仕事でありながらも、自分の仕事を自虐的に馬鹿にする傾向あり。
そういった自虐的な生き方でもしないと、精神的安定を図れない事もある。

自分自身も、こういった経験がある。

早朝から、人でいっぱいの寿司詰めバスに乗せられ
長距離を移動させられ、機械と機械の間で流れる作業をすることがあった。
何時間もやっていると、誰が誰かわからない。機械が人にも見えるような現場で
「自分もロボットだーｗｗ」的な感覚で自虐しながら仕事をしたのを覚えている。

何のためにやったのかもわからず、自虐ネタにすることで、何か精神的に紛れるモノがあった。

ちなみに、自分はやりたい事を仕事に出来るような状態の人間ではない。
嫌な仕事を嫌々できるだけの馬力もなければ、給料の安い仕事ばかりをしてきており
自分に自信もない。能力が無いと自分をどうしても肯定する事が出来ない。

しかし、それでも働く上で「社畜」と呼ばれても怒らないのは
好きな事を仕事にできるような方向に持っていけていない自分の
力不足に原因がある事が分かっているからだ。

また、色々な人と関わりを持っていることも影響している。

実際に、興味のある事を仕事にしようとしていたりする人。
今は無理でも「いずれは好きな事を」という目標を持っている人などを
生きる中で、たくさん見せてもらえたり、考えさせてくれる人が存在しているからだ。

 
こう言った、自分に対して少しでも夢や興味のある事を見いださせてくれる人の
存在というは、ニートに限らず、社会に疑問を抱いた人には効果がある。

暗い世の中で、「やりたい事なんか出来る時代ではない」という人も多い。
「自分が苦しいのだから、お前も苦しめ」と足を引っ張る存在は、必ずといっていいほど
いるのは事実だ。

しかし、そういった人自身も、成功経験を持っておらず
自己肯定感を持てずに生きてきている人だったりもする。

話半分にスルーしておき、なるべく明るく未来のある話が出来る人や
夢を持っていたり、やりたい事を実現させている人の傍に行き話を聞くと
少しは人生に光が差し込む事もあるはずだ。

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