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不登校、引きこもり、ニートになる前に知っておきたかった3つの事

 

 

 

ニートになるまでに知っておきたかった事って皆さんありますか?

 

 

こうしておけば、こんなことにならなかったのに・・。みたいな。
俺は少しあります。と言っても、未然に防ぐことは容易ではないけれど。
最初に、タイトルにあるニートになる前に知っておきたかったこと3つは以下の内容。

 

 

①人との繋がりは残しておく

 
②ストレスになる事のすべてを消そうとしない

 
③新しい価値観に触れよう

 
ピンとくる方は読まなくても大丈夫。もしピンと来ない方は読んでみて下さい。
自分が引きこもる前に知っておけたら・・・という、現役ニートの言葉。

 

これからニート目指すなんて人もいないと思うので、保護者の方向けになります

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あらたのニートまでの道  ~前置き~

 
俺が引きこもる前段階として、不登校状態という時期が存在した。
ただ、前段階と言っても短期間。

 
高校3年の4月に不登校になり、最初の一カ月はゆったり遊んでいた。
中学の頃から散々「死にたい」と思って過ごしてきたので、学校に行かなくてよいという
生活で肩の荷もおり、すべてから解き放たれた解放感でいっぱいだった

 

毎日のように家でゲームをし、外に出れば好きなゲーム屋、本屋に足を運ぶ。
時には友達の家にも遊びに行っていた。

 
しかし、この生活は長くは続かなかった。気がつけば、細かい物事が気になるようになり始めた。
強迫性障害の症状がこの時に現れ始めていた。

 
元々は潔癖症など軽い症状があったのだけど、この時から一気に状態は悪化。
4月にフリーダムを手に入れたはずなのに、こういった一連の神経症状の併発により
7月には家から出るということは極端に減少していた。

 
母親から、「少しは外に出て太陽の日を浴びなさい」なんて言われたが

 

外に出ると俺を皆が見ている!!」とか言ってた。

 
この頃すでにおかしくなっていた。

 

 

そして親に心療内科に無理やり連れて行かれるほどの状態悪化

 

やっとの思いで学校から抜け出す事に成功していたにも関わらず
あっという間な3カ月。地獄の引きこもり生活に突入してしまった。

 
このあっという間が非常に重要となることは経験した人間にしか分からない物だと思う
こういった事が重なり、どんどん社会とはかけ離れてしまう。

 
しかし、この状態になるまでには未然に防ぐ事も出来ていたかもと思う部分も
それは先ほどにも書いた次の3つの事だ。

 
① 人との繋がりは残しておく

 

 
ここでの「人」というのは、どんな人でもいい。リアル社会で繋がりを持てる人
俺は、不登校の時点で友人と疎遠になっていった。
学校に行ってないので、友人の親などからの目が気になったからだ。

 

次にカウンセリングにも通っていたが、カウンセラーに会うのも嫌になり離れる。
そして、じいちゃん、ばあちゃんなど親戚からも逃亡するように。

 

こうやって身近な人から関係を断ち切り始めると、歯止めが利かなくなり
だんだんと外に出て、人とすれ違うなどといった事も怖くて出来なくなった。

 

人が近くにいるだけでストレスとして負担を感じる「対人恐怖症」が酷くなった。

 

世の人すべてが、俺を何もしていないフラフラした人間という目で見ているような
気がして(本当に何もしていないけど)この時には精神的におかしくなっていた。

 
この時の経験から思うのは、人との関わりが苦手な人ほど
適度に関わるくらいのレベルはキープしておく必要があるということだ

 

 

支援機関で無料カウンセラーの方などいくらでもいたりする。
理解のありそうな人に限定してでいいので、人と繋がりを切らないようにするのは大切だ。

 

すでに社会と繋がりを切った人でも、少しでも誰かと繋がる事をお勧めしたい。
理由は②とも重なる部分があるので次で書こう。

 

② ストレスになる事のすべてを消そうとしない

 

人は本来ストレスを適度に受けながら生きている。
自覚症状があるかないかの違いで皆ストレスを抱えている。

 
俺は、学校に行き、声が震えるのに音読させられる事が極度のストレスだったので
不登校になり学校に行かない選択を取る事でストレスを消した。

 

しかし、今度はカウンセリングに通うという事がストレスとなった。
最初は音読に比べたら悩みを話すくらいと思っていたけれど
ダメな自分を晒している自分が嫌になって、すぐに通うことを辞めた。

 

 

そして待望のノーストレス生活が到来。
これで、自分に振りかかるストレスは無いという夢のような状態に辿りついた。
もう毎日がストレス無しで生きられる!!と思った。

 
しかし、この選択がまずかった。

 

18歳の自分があまりにも無知過ぎていたのもあるが
ストレス全削除に踏み切った事は後悔している。

 
人はストレスが無くなれば自分自身で生みだしてしまうという生き物だ。
細菌には善玉菌、悪玉菌があることはご存知かと思われる。

 

この善玉菌、悪玉菌には腸内に存在するような目に見える物から
精神的な目に見えないストレスにも同じように存在している。

 

そして、善玉菌という必要な菌があるのと同様にストレスにも適度な善玉菌が必要だ。
それを考えずに、適度なストレスすら全部削除という方向に動いていた

 

先ほども書いたように、ストレスが完全に無い人間などいない。

 

結果、自分の中に元々あった神経質な性格が、細かな事が気になると言うストレスを
作りだしてしまい悪化してしまうという状況を招いてしまう

 
学校に行っていると、音読などの恐怖に頭が縛られていたので
潜在的な強迫性障害への意識が薄れていたようだ。

不登校になり学校での悩みは消えたが、強迫性障害が浮上するという結果に。

 
数年前、興味を持って受講したカウンセラー講習での話だ。
その時の講師の先生が話していた話で印象に残った言葉があった。

1人の不登校生の事例を挙げ次の様に話した。

 

「不登校に入らないといけないよう生徒でも、神経質な人は引きこもらせてはならない。
返って家での神経症状が悪化してしまう。そういう生徒こそ外に出続ける必要がある」

 

この生徒さんは、くしくも俺と同じ、授業での音読が無理なタイプな生徒だった。
音読で声が震えるため、もう学校には行けないと訴えてきた事そうだ。

 

逆に引きこもっていいタイプも気になるが、神経質だなと自覚している人は
なるべく気分を紛らわせるように外に出続けると言う選択は必要だろう
健康な人でも、家の中で生活していると気が滅入るという状況に似ているのかもしれない。

 

ストレスは消すべきではない。なるべく、軽度のストレスは自分にかけるという
意味合いも込めて、支援機関など人が集まる場に行く事を勧めたい。

 
③ 新しい価値観に触れよう

 

社会から離脱してしまう人は、視野の狭さも原因にあるのかなと思う。
学校にいられなかった、会社にいられなかった自分は、学校と会社そして家が
世界の全てに近い状態で、それ以外の世界を知らなかった

 

 

フリースクールでも、引きこもり支援機関でも、なんでもいい。
学校や会社という一般的な場所にいる人だけの考え方に触れていると
新しい物事に対する考えも養われる事がない。

 
社会から挫折してしまう人は、「こうでならねばいけない」という固定観念に近い
考えを押し付けられ忠実に守っている人たちが多いと思う。

 

色々な場所に出かけ、色々な考えを持っている人に関われば、今自分が存在する
世界だけがすべては無いという事に気がつく事もある。

 
以上の3つを何かしら、引きこもる前に知れていたらと思う事がある。

 

せっかくの長期的な社会離脱をするならば、一つのバカンスとして
何か気分が変わる事を目標に続けられる事があればよかったかなと今にして思う事がある。

 

 

子供のころからの神経質な自分を題材にしているので、参考になられる方がいれば幸いです。

 
それにしても文章が組み立てられないww 編集能力がある人はすごい。。
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不登校→ひきこもり→ニートから社会復帰しバイトをするも凡ミスを連発。たび重なるエラーで職場に居られなくなり転職を繰り返す。そんな中、仕事で頻繁に起こるミスの原因は発達障害の影響と発覚。復帰と挫折を往復して現在はニートの1982年生まれ。

ニートに至るまでの経緯を決して無駄には出来ないと考え「僕がニートになるまでの歴史シリーズ」で半生を書き散らかしている。ニート当事者の方、保護者の方、またその他の方に届けられる記事を書いていきたい。
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