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これだから体育会系の集まりは嫌い~僕がニートになるまでの歴史24歳編①~

 

僕がニートになるまでの歴史」をしばらく書いていませんでした。24歳編を連載して行こうと思います。前回はこちらから

また母親が「働いて欲しい」と言っている

短大を卒業後、すぐには仕事をしていない。元々の生活がニートみたいな物だったけれど、この年の4月は20歳以来の無職スタートとなる。年度始めなので、ニュースを見ていると「入社式が行われました」という知らせが耳に入って来る。その度に、自分とは無関係な世界と思いながらも「働かないといけない」というプレッシャーが迫っていた。

母親は、「とりあえずこのままではダメだからバイトを探さないと!」と言いながら何とか働くようにけしかけてくる。俺は「がっつり働けるような状態ではない」と訴え続けたが、「短時間でもいいから何かやれ」という煽りがハンパ無い。前年のピザ屋の宅配バイトの影響もあって余計に働く事に躊躇いがあった。

 

「何で働かなきゃいかんのだ」と思いながらも、とりあえずは求人誌を見て仕事を探し始める。すると、ピザ屋に続いて「俺的やってもいい仕事ランキング(上から目線)」上位にあったスーパーのバイト募集が新聞の折り込み広告に入っていた。

なぜスーパーで働いてもいいと思ったかと言うと、「楽そうに見えたから」である。近所のスーパーで俺の友人がバイトをしていたので、よく商品陳列をしている時に話しかけに行っていた。話しながらも、商品を並べて行く友人を見ては「これで金が貰えるのか・・」とかなり羨ましい目で見ていた。時給もそこそこ良い。

この影響から、「自分もスーパーで働きたい」と思っている部分があった。ただ、なかなか機会に恵まれず、バイトをしなければならないと思った時に募集をかけていないので遠ざかっていた。そんな中で見つけた募集である。今回はチャンスだと考え、積極的に応募した。

 

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面接

電話すると、すんなり面接の日程は決まった。面接に行くと、スーパーのバックヤードに呼ばれて、雑な部屋に通される。スーツで行っていたが、もう私服でいいんじゃないかというくらい雑な感じでの面接となった。形式的な言葉や、聞かれる事も心配しなくなった。ああいうのは、大手のやる事であると勝手に思うようになる。実際は知らないが・・。

店長が面接官だったのだけど、店長は俺を見て心配している事があった。「けっこうキツイけど、やっていけるの?」という風な態度と言葉だったので、俺も「大丈夫です」とさらりと返しておいた。

「やれないなら受けにも来ないっつーの」と内心は思ったが、とりあえず「我が職場はキツイ」という一言は、どこの会社も言いたいだけなのだと思っている。

この「ウチはキツイ」という自社の厳しさや難しさをアピールする会社は、非常に多い傾向にあると思っている。落とされまくったが面接を多く受ける中で見えた光景だ。キツイと思うなら改善して、募集をいちいち掛けねばならない負のループを変える方が建設的な事に彼らは気づいていないのか、知っててやっているのかは不明だ。

そしてアッサリと採用が決まる。勤務時間は、毎日5~6時間。配属されたのは、募集時と同じく青果コーナー。本当はグロッサリーがやりたいけれど、募集してなかった。青果は野菜や、果物を全般に扱う場所だ。とても不安いっぱいで、バイト初日を迎えた。

 

バイト初日

何事も最初は緊張する。仕事に限らず、新しい場所に飛びこむ事は色々と大変だ。バイト初日は出勤すると、仕事着を支給された。右も左もわからないため、着替えにすら戸惑う。一通り、タイムカードの説明を受けると作業場の中に連れて行かれた。

すると、そこにいたのは若い男性スタッフ2名。他は何人いたか覚えていないが、とにかくパートのおばちゃん達がたくさんいた。野菜を切って運んで、ラッピングしている。そんな忙しそうなパートのおばちゃん達の手を止めさせる若いスタッフ。

「今日から入ってくれる事になりました、あらたくんです」と男性スタッフに紹介をされる。

「あらたです。よろしくお願いします」とありきたりな挨拶を済ませ、店内の青果コーナーを案内される。おおよそ、どこに何があるのかを把握しておくように命じられる。何の野菜が足りないかや、商品陳列の際に置く場所を探さなくて済むよう効率化できるようにするためらしい。だいたい、スーパーの商品並びの法則はここで知る事になる

 

スーパーで働く事を目指していない人はいいが、スーパーで働きたい人は日頃から通っているスーパーで商品がどこに何を置いてあるか観察するといい。無意識にスーパーで買い物をしていた自分は、普段から何を見ていたのかと思うくらい、入ってから気が付く事が多かった。だいたいスーパーは同じような陳列パターンだ。

そして、基本から学んで行く事になる。今でも覚えているが、まずはナスビをひたすらラップで巻いていく作業をした。ラッピングやパッケージング作業は青果の基本。商品を陳列する前に、包装しておかねばならないので新人はまずこの作業から覚えるのだ。ひたすら巻いたが、いくら巻いても時間は過ぎない。

この時間の過ぎない感は、今までいくらかの場所で働いてきたが、スーパーがいちばん酷かった。時計を見れば見るほど、時が止まっているかのような感覚に陥る。この時の感覚でさっさと辞めておけばよかったとさえ思う。直感的に合わないと感じたら、辞めるのがとにかく正解だとこの体験から思っている。

初日からいきなり退屈感がハンパ無い。どこの誰が言っているのかわからない「続ける事で楽しくなる」という先人の言葉に踊らされ、これからどうなるのだろうかと思いながらスーパーを続けてみる事になる。

 

スーパーは体力仕事だね

それにしても友人の気だるい感に包まれた仕事ぶりは何だったのか。全然スーパー業務は楽じゃない。野菜を切る作業から、表の仕事に出るようになって思った。

野菜をパッケージングして、大量の野菜を運ぶようになる。でっかいカートに大量の野菜を入れて、押して店内に出て行く。このカートそのものは特別に重たい訳でも無いが、とにかく往復するのがキツイ。店内であろうと、それなりの速度で移動を繰り返すと体力的にも厳しくなる。店長が面接時に言っていた事は、それなりに本当だった。

スタッフから「さっさと並べて、急いで戻って来い」と言われるが、俺は並べていると強迫観念に捉われる症状が出てしまう漫画で以前紹介したのでこちらをどうぞ

 

例えば、キャベツを大量に段ボールごと持っていってどんどん陳列したとする。すると、そのキャベツの間に自分の大事な物を落とした気がして、気になって並べ直すなどを繰り返した。

また要らなくなった発泡スチロールを、バックヤードに捨てに行ったりする際も、専用倉庫に入った瞬間に落とし物を気にしたりする。他に、冷蔵庫に野菜を取るために入るのだけど、やっぱり落し物が気になって調べてしまう。強迫観念というのは厄介だ。

通常業務に、自分の強迫観念による確認が合わさって変な汗を掻きながら仕事をする毎日。体力的な疲れはもちろん蓄積されていたが、メンタル面も同様に削れて行く。「もっと早く動いてくれない?」とスタッフから言われるも、元々が行動の遅い自分が確認行為を重ねると無理があり過ぎた。

 

また、水分補給も凄かった。とにかくプレッシャーで変な汗を掻き、よく動く仕事だったのでノドが乾く。常に水を飲み続けていた。すると、これがヒンシュクを買う事になる。「あいつだけ遅いのになんで水分補給ばかりなんだ・・」と言った感じだ。周りは驚く事に、全く水分補給をしない方が素晴らしいという空気。

むしろ、「自分たちは一滴も飲んで無いんだぜ」と飲まないことが美学みたいな環境なのである。古い体育会系か・・大嫌いな系統の集まりだった。それでも俺は水分補給をやめない。水分を補給しない事の美しさなんてクソ食らえである。

 

とにかくミスをする

仕事に関しては、とにかくミスの連発だった。段ボールを積み上げておいてくれと言われると、まるでジェンガという木の積み上げゲームをしているような重ね方をしてしまう事があった。

スタッフからは、「崩れたら商品がダメになる事がわかっているのか!?」と怒られて気が付くといったパターン。グラグラに揺れる積み上げられた段ボールを見ると、「これは危ない」と思えるのだけどその時は気が付けない。

意識の中に、そういう危険という注意力がどうも存在していないようだ。というより、「次に指示された事もやらねばならない」と意識すると、脳の中で物事を同時処理できない面も強く出ていた。

この頃は、注意欠陥や発達障害を全く知らなかった。まさか自分の脳内でそういった事が起こっているともわからない。ピザ屋でバイクに挟まった事なども思い出しながら「自分は何をしてもダメな人間である」としか思えず自分を責めるだけだった。

 

時には、大根が入荷された箱をそのままケツから体当たりして地面に落とし、売り物をそのままへし折った事もあったりと、”ドジな人”では済まされないミスを連発しては「頭おかしいんか!」と怒鳴られる日々を過ごした。

 

そんな中で、品出しから帰って来ると、従業員とパートのおばちゃんで”俺の行動のおかしさ”をヒソヒソ話し合っていた場面に遭遇する。

俺に対して優しく接してくれていたはずの味方的なおばちゃんは、実は俺の行動を逐一スタッフに報告していたようだった。人に期待などしていないが、さすがにこの時はショックを受けた。おばちゃんも、普段は俺の味方面していたせいか、陰口をスタッフに流していた事を俺に知られた時の顔は「しまった」という表情だった。

まあ、そうは言っても確かに自分は頭がおかしいのだろうとも思っていた。とにかく小さなミスが積み重なり、周りからは「おかしい人」という認識が定着。そういった中で仕事を続けて行く事になる。

 

続く・・。

 

これまでの「僕がニートになるまでの歴史」はこちらから。まとめて読みたい方はどうぞ

 

 

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Comment

  1. 伝説のニート より:

    ありがとうございます(←何が?)
    勝手に楽しみにしておりました。

    確かに…スーパーって楽そうに見えるんですよ。
    コンビニと違ってDQNやモンスター客少なそうだし(実際少ない)、私の得意分野である単純作業の繰り返しがメインっぽいし。
    確かに比較的楽ではありましたが、結構体力いるんです…意外に。
    2回スーパーでバイト経験あって、2回目は2年以上続きましたが、開始時はニート脱却後間もないためか腕力なさすぎてヘトヘトでした。
    終盤は少ない人数で低価格商品を多く早く並べることを要求され、時間短縮のため一気に何箱も持って腰痛になりました。

    ただ、(同時に日雇いコンサート設営バイト←ホンマきつい…も一時やっていたため)腕力だけは下の下→中の中になって色んなことで役立ってますが。

    発達障がいはともかく、強迫~で大変な思いをされましたね。

    自分はバイト仲間に恵まれただけの能無しでした。
    あらた先輩がこれまでにされた苦労と努力を思うと、胸が痛みます。
    陰口とか人間不信になりそう…
    (でも自分のとこも「あの臭いジジイが」とかの陰口があったような)

    長文&自分語り失礼しました。

    • あらた より:

      伝説のニートさん こんばんは。
      楽しみにして頂きありがとうございます。全体的なアクセスで言うと相変わらず少ないので読んで下さる方には感謝しております(笑)

      そうなんですよね。本当にスーパー業務の見た目から働いてみようかなと思えました。正社員の人の行動も、見ていた限りでは単純作業を繰り返す感じでした。精神的には売り上げのプレッシャーはあるかと思いますが・・。

      体力は要りますね・・。立ちっぱなしというのが基本で、座る事もないので慣れるまでは足が痛くて痛くて。慣れると大丈夫でしたが。

      伝説のニートさんは2年ですか。僕は半年で辞めているので凄いなと思います。それも無理して続けての半年なので・・。今ではスーパーの仕事は大変そうだなという目でしか見れません(笑)

      腰痛はありますね。なんというか、「腰を痛めるから無理するな」と従業員は言うのですが、結局は急げ走れのパターンで腰がどうこう言えなくなるんですよね。介護やってた頃も思いましたが、「上っ面の話なら最初から言うなよ」と思うばかりです。

      バイト仲間に恵まれるのは、伝説のニートさんの人柄だと思いますけどね。僕は、仕事場に入ると自分の事でいっぱいいっぱいで、他者との関係を築く事に力を入れられない感じになります。もっと人との関係を大事にすれば、仲間からも好かれるんだろうなと思いながらも今ひとつみたいな。仲間が出来る人はそれ相応に、人を大切にしている人だと思いますよ。

      僕は自分を一般的には苦労した側と思ってる方なのですが、ここでコメントを頂いているとそれなりの苦労だったのかなと思うようにもなりました。「自分だけがこんな思いをしている」という感覚が少し薄れてきたのは、伝説のニートさんを始めブログに発言して下さる皆様のおかげであると思います。

      まあ、相変わらず「社会なんかクソだ!」という姿勢は変わりませんが・・。

      伝説のニートさんの体験談もためになります。どうもありがとうございました。

管理人:あらた


詳しくはこちらで

不登校→ひきこもり→ニートから社会復帰しバイトをするも凡ミスを連発。たび重なるエラーで職場に居られなくなり転職を繰り返す。そんな中、仕事で頻繁に起こるミスの原因は発達障害の影響と発覚。復帰と挫折を往復して現在はニートの1982年生まれ。

ニートに至るまでの経緯を決して無駄には出来ないと考え「僕がニートになるまでの歴史シリーズ」で半生を書き散らかしている。ニート当事者の方、保護者の方、またその他の方に届けられる記事を書いていきたい。
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