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僕がニートになるまでの歴史26歳編④~往復6時間の本格ブラック派遣~

一筆書きという言葉がありますが、僕もやってやろうかなと思っております。僕はこのブログを書くと訂正、修正をしちゃうんですね。もちろん、強迫観念があってのことなんですがそれを含めても何だか時間が勿体ない気がしてきて。

この話・・前にしましたっけ。「女性の化粧と同じだ」とどこかで書いたような。例えば今さら「すっぴんの文体の方がいいよ」って言われたら困ります。考えて書いていた今までの文体は何だったの!?となるわけです。でもすっぴんの文体も良いって言われたら僕は嬉しいかな。それでは前回までの歴史はこちら

女部屋

部屋に誘って鍋をごちそうしてくれるのであれば行くしかないだろうと女部屋に突入。愛車の原付に乗っかって、家に呼んでくれた女性の原付について行く。いきなり、ほぼ働かないニートに対して家を教えるとは無防備だなと今では思う。昔から自分は女子に警戒されないがその辺りの影響だろう。

そんなこんなで追走して彼女の住むアパートに到着した。お約束のパターンだが、彼女から「ちょっと散らかってるから待ってて!」と言われる。さらに買い忘れた食材を近所のスーパーで買ってくるように頼まれる。恋人のような気がしてくる。

スーパーに行って帰ってくるまで10分くらいだった。すぐだったのだけど、帰って玄関から呼ぶと彼女は「どうぞー」と言う。そして家にあがってみるとそこに広がるは女子の部屋(当たり前)があった。男の部屋とは真逆で、なんか女子っぽいものが置いてある。ドライヤーとか女子ですやん。ちなみに俺はここ数年でドライヤーを使った記憶が無い。。

座って待っているのも何なので、台所に向かっていく。もはや恋人じゃないのだろうかと26歳の俺は思っていた。ついさっきまで派遣労働をしていたのに気がつけばリア充の仲間入り。すると彼女はこういった。

彼女「もうすぐ友達も来るから~」

俺「え!?」

どうやら、この鍋パーティーはもともと2人でやる女子会みたいなアレだったらしい。足りないから材料を俺に買いにいくよう命じていた。すべては繋がって行く。「そ・・そうだよな。俺の為に鍋を作るなんておかしいよな」と我にかえった。

それにしても俺が人見知りなのがわからなかったのか。こんなよくわからないタイミングで、見ず知らずの女性と会わねばならないのも疲れそう。しかし「家に呼ぶ友達」ということは女子である。異性であれば・・・と問題なく受け入れる事にした。

 

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友人がズバズバ言います

あっという間に彼女の友人がやってきた。どうやら接客業をしているようで、仕事が終わってから来たとの事。部屋主の彼女(以下、部屋主)から「今日、派遣のバイトで一緒だった人」と紹介される。そして友人女性(以下Eさん)をこちらに紹介される。

部屋主からEさんに事の発端から説明が入り、とりあえず決まった俺の立ち位置は「人生の迷い人」というポジション。さっそくこの段階から、悩みについて話さなければならなくなるのだけど、正直こういう展開は求めて無かったのでなんか話しにくい。下心にまみれた男に天罰が下ったのか。

「仕事が上手く行かない」「未来に希望が持てない」「彼女が欲しい」といったそこそこ暗い話をした。もはや拾った犬が何か吠えているような目で見られる。そんな空間になっていたと思う。女子会クラッシャー。

しかし初対面なEさんはズバズバ言う人で、「とりあえずぶつかってみりゃいいのよ」みたいな回答を出してきた。至極まっとうな意見で、特に感激するわけでもなくテンションが下がる俺。そんな女子会を一緒に過ごし、20時くらいになったところで空気を読んで帰る事にした。

「そろそろ俺は帰ります」

自分でも何をしに来たのか覚えていないが、鍋に誘われた時と帰りの表情をビフォー・アフターで見てみれば、まるで別人だったに違いない。以後、この女性たちと会う事は無かった。派遣の仕事はまだまだ続く。

早朝バス

派遣と言えば、この年は岡山まで仕事に向かっている。なぜ愛媛から岡山に仕事に行ったのか今となっては意味不明なのだけど、親がうるさいのでこうなっているわけだ。もう派遣会社は無いのだけど、名前も同時に覚えていない。色々と違法があったとかなかったとかで消えた派遣会社だ。

仕事は「携帯組み立て」で、まだ携帯がガンガン製造されていた頃。そこで派遣会社から声が掛かって、携帯の製造工場へ向かう事になったのだ。勤務時間の記憶があやふやだが8時間労働。9時から~18時で休憩もあった。では朝の9時なり10時なりに、岡山でどうやって働くのかという話になってくる。

それは、単純にバス移動で連れて行かれるのだ

冬の早朝はガチで厳しい。確か6時だったか。高島屋の前で派遣スタッフが集まり一斉にバスに乗って岡山に向かうという。待ち合わせ時間に、指定されたバス乗り場に到着。辺りはまだ暗く、これから岡山に向かおうなんて空気など微塵も感じない。

バスからは運転手が降りてきて、派遣されるスタッフの点呼を取りながら車内に迎え入れて行く。そして、バスはバスでも大きいバスでは無い。中高生の部活などに使われる、遠征用の小型バスなのだ。ぎゅうぎゅうに詰めて乗るのだけど、大型のようにゆったり座れる席など皆無。隣の人に気を使いながら、肩を狭めてひっそりと乗る。

車内に漂う空気からは、まるで朝を感じない。これから日が昇るはずなのに、バスの車内はお通夜のような雰囲気さえ醸し出している。「おまえら・・・どうしたんだよ。しっかりしろよ」なんて思ったけれど、正直俺も早起きで眠いのでひたすら眠り続けた。

俺の隣にはどこかの男が乗っている。こんな時、女性が乗っていたら気分も違うのに・・。しかしこの時は、幸か不幸かそれなりに眠る事ができた。岡山に入ったくらいから外の景色を眺め、きた事も無い場所を楽しむ。そして到着したところは、工場と聞いていたが大きなボロ建物だった。案内され、派遣スタッフがどんどん建物に入って行く。

2度とやる気が無い仕事

建物に入ると荷物を置く。後は説明を10分くらい受けた。仕事の説明を受けるのだけど、「とりあえず現場に入って」という話になる。携帯電話の製造についてここで初めて知ったが、完全防護服を着てやるようだ。福島の原発除去の作業員の服装があるが、あれに近いと記憶している。「呼吸はできる」というレベルの密閉感があった

さっそく「着替えて欲しい」と言われるのだけど、着替えも正直大変だ。とにかく密閉するように服を着るので、ところどころ難しい。周りの人と助け合いながら服を着ていく。もうこの着替えだけで汗びっしょり。仕事を始める前から熱くて大変だった。

仕事が始まったら始まったでさらにやる気が失せる。半径1メートルくらいの範囲のみで基本的に動かない。何をしているのかと言うと、左から来た携帯に対して、俺が液晶を接着。それを右に流すという仕事。簡単なように聞こえるけど、それなりに神経をとがらせ集中していないと一瞬で液晶がダメになる。

何回かミスった時に、現場責任者みたいな人に「この液晶は1枚につき○○円で~」みたいな事を言われる。いくらだったか忘れたが、とにかく気をつけろと言われる。流れ作業なので肉体的なしんどさは無かったが、左から右に流すという動きの繰り返しでストレス。周りとの会話もないのでロボットのような感覚だった

仕事が終わって、工場の外に出るとバスの準備がされていた。バスに乗ると、中途半端な点呼を運転手がしている。どう考えても適当で、名前も呼ばずにさっさと終わらせ出発。バスの車内では疲れ切った労働者がボロボロと言わんばかりに敷き詰められていた。窓ガラスもめちゃくちゃ曇っていて、「事故とかマジ勘弁」とい祈りながら帰る

こうやって岡山から愛媛まで帰って来たのだけど、往復で6時間くらいの移動をしている事を考えると拘束時間がありえないと思った。そして仕事の時給は900円。往復時間を考えると、それは恐ろしい事になるので考えない方がいい。次の日には、また同じ派遣会社から電話が鳴った。

「あの、来週また岡山で携帯組み立てのお仕事があるのですが・・」

ソッコー断って、この派遣会社とは関係を断ち切る事にした。26歳はこんな感じだ。

 

27歳編に続く

 

僕がニートになるまでの歴史~過去の分をまとめて読む~

 

「往復6時間は寝ていれば得」とか思っていた時期もありました。管理人あらたのプロフはこちら

 

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