僕がニートになるまでの歴史26歳編①~ニートは障害者手帳を取得した~
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ニートまでの自分史 書籍化決定(大嘘), 障害者手帳を取った人
このシリーズ、超読ませる。じっくりどうぞ。本にしたら売れますよこれ。/ ニートまでの自分史 | あらたメディア https://t.co/v1pvLRyzhm
— イケダハヤト (@IHayato) 2015, 10月 30
珍しくツイートを貼ってみました。これは先日、僕がブログを書くきっかけとなった憧れのプロブロガー・イケダハヤトさんから頂いた嬉しいツイートでございます。人と関わるのが嫌いな僕から大好きになって、更に会いたいとまで思った男性は後にも先にも彼くらいです。会いに行った時の記事はこちらから。
しかもイケダさん、さらっと「本にしたら売れる」とまで書いてくれている!僕が電子書籍デビューしたらブログ読者さんにウケるかなw「ニートの歴史・完全版~ブログで語れなかった秘話も完全収録~」みたいに編集して、書くのを躊躇った秘蔵ネタぶち込むみたいな。そして女性の前で「今度おれ、Kindleでエッセイ出すんだよね」とか言いたい。
そんで「ここ2年は執筆作業が忙しかった」とか言えば、無職になってからの空白の2年もチャラとかあるんじゃないか。という妄想をしてみたけど、内容が内容だけに女子ウケは微妙か・・。いや「キミの為に書いた」とか言えば・・。というか「妄想する暇があるならさっさと書け」という話なので26歳編スタートします。そして前回はこちら。
26歳で「発達障害」の疑惑が浮上
26歳の年も相変わらず無職なのだけど、この頃からは通っている病院で「発達障害みたいな感じなのかも」と言われるようになる。少々ビックリしたけれど、実は病院で言われる前に少しだけ頭に「発達障害」という単語は入っていた。というのも、自分が働く上で困難に感じている事は以前からネットで検索していたからだ。
その中で自分が苦手とする作業や、起こしてしまう仕事中の失敗に「発達障害」が関係しているかもしれないという情報があった。2ちゃんねるだったと思う。ただその頃は漠然とネットに書かれているだけの障害に自分が該当するとまでは思わなかった。どちらかというと「俺の場合は発達障害という感じでもないか」くらいのスルー気味。
というのも、発達障害の特性を語る上で並べられやすい「子供時代の困難」が自分にはほとんど当てはまる気がしなかったからだ。「落ち着きが無い」とか「どうしても理解できない学習科目がある」とか「自閉的」など自分の記憶にもなければ、周りにそういった生活態度で迷惑が掛かっているなど注意を受けた事も無い。
まあ、実際のところは伸び伸びした小学校だったり、周りが大らかな先生たちに囲まれていたという面もあるかもしれないが、そこを差し引いてもやっぱり自分は「発達障害」とは無縁かなという感想。なので、病院でそういう傾向があるかもしれないと言われた時は、戸惑いという感覚がいちばん強かった。結局どっちなのみたいな。
病院では「発達障害のサイト」を教わったり、パンフレットをもらった。そして自分で改めて調べるようになる。
サポステで相談、専門機関で診断
当然、病院で言われただけの自分はモヤモヤしている。もし「発達障害の影響」で自分の仕事に混乱が出ているのであれば納得できそうな半面、やはり自分に「障害」があるというのは受け止めにくい。おそらく自分を他者が見ても「障害者」とは受け取らないだろうし、自分もそう思うからだ。
とりあえず「病院でこういう事を言われたんですが・・」的な感じで、通っていたサポステで相談してみた。するとちょうど発達障害の事に詳しいカウンセラーの方だったので、色々と話を聞き実際に専門の機関に行ってみるほうが良いのではという話に。色々と自分の事なので、どうなっているのかは知りたいと思い専門機関に足を運んだ。
そして「発達障害かどうか」という試験みたいなのをやったのだけど、これまたグレーな範囲との結果。他にも関係機関に行ったけれど、どこも最終的な結論としては「あらたさんに取って、発達障害と言う診断がある事で生きやすくなるのであれば障害者手帳は出せますよ」という話。
この判断が出てからは、「やっぱり自分は微妙にややこしい状態なんだなぁ・・」という複雑な思いになったり「こりゃ俺の力ではどうにもならない事ですわ」と開き直る感覚もあった。「自分のせいでは無い」と思えた事は楽なんだけど、解決には繋がらないので微妙は微妙。
そして診断結果よりも、どちらにしても仕事は探さないといけないのが辛かった。相変わらず親からのプレッシャーが酷いので、家にいるにも落ち着けない。「もう何でもいいから俺を雇え」というヤケクソ感も出てきたり。
そして障害者手帳があると「障害者枠での就職」という選択肢も出てくると聞いたのでとりあえず取得してみる事にした。父親には全て内緒にしたが、母親には手続き関係で関わってもらう必要があったので話は伝えたが「手帳は必要なくなったら返せるの?」とか「一般枠で働けなくなるの?」と聞かれるのみ。そんな話ばかりでうんざりだった。
「障害者手帳」を手にしてみての感想
障害者手帳にも色んな種類がある。自分が貰ったのは「療育手帳」という知的障害者の手帳だ。貰う前から分かっていた事だけど、いざ受け取ると若干精神的な重みを感じた。手帳取得は自分から手続きしたとはいえ不思議な気持ち。
しかし手帳は自分なりに武器にするつもりで取ったので、さっそく「障害者枠」での合同面接会に出て行く事になる。ハロワの使い方も「一般窓口」を通さず「障害者窓口」を通して手続きするようになった。
今でこそ障害者も慣れっこだけど、最初の内はこういったちょっとした差に戸惑いがあった。「一般という感覚は疲れるけど、障害という感覚にもならないんだよな」みたいな。手帳取得からは「一般」という枠から離れる事になる。
不登校、引きこもり、無職、ニートなど色んな呼ばれ方をしている人生だけど「発達障害者」というのは独特な感覚。これを人に言うと「嘘!?全然わからないんだけど、そもそも何?」とか言われるし、返す言葉も無いので「俺も自分でわからんw」みたいなノリで生きている。
「僕がニートになるまでの歴史」これまでをまとめて読んでみる人はこちら。(幻の原稿www)
親父には内緒のまま数年が過ぎるという・・(笑)そんな管理人あらたのプロフはこちら。
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