僕がニートになるまでの歴史29歳編②~罵声きついけど頑張った話~
気がついたんですが、同じ職場で1年をまたぐ経験がここまで無かったですね。「次は30歳シリーズか」と思ったんですけど、書く内容は同じ職場の話なのであまり変わらないような・・。自分の職歴を思い返しても、働いてない期間の方が長いので当たり前と言えば当たり前なんですけどw
それでは前回を参考にどうぞ。
掃除を毎日する意味がわからない
施設に入ってからは、すぐに実践的な仕事に入る。介護という業種は、実際に利用者の隣にいて初めて仕事が成立するので、あまり研修などそういうのはない。
立場は非正規なんだけど、周りの人は健常者・正社員。一般就労はここが久しぶり。「障害者枠では物足りなさを感じる!」と意気込んでいた分、互角に働く気マンマンだった。「今までの自分とは変わったはずだ!」みたいな。
といっても、朝が早いのでやる気は軒並みダウンだったんだけど。
もう思い出しただけでもしんどいんだけど、朝は掃除から始まる。これが意外と今までの職場は雑にしてきた。まあまあ適当でよかったというか。ここはキッチリした施設で、丁寧に磨くことを細かく指導される。
ぶっちゃけ「掃除は毎日しなくていい」という思考の自分なので、「毎日の掃除を丁寧に」と言われると苦痛。まあ、ダメ人間というやつですな。
昼から働く場所も多く経験したせいか、「あさイチの掃除」という業務に対してやる気が出ない。もちろん家でも掃除の習慣ナシ。なので、掃除の時間から超苦痛を味わう。「この掃除の時間があるなら、もう少し遅く来てもいいじゃん・・」的な。
我ながらひどい介護スタッフだ(汗)
とりあえず聞く病
短大を卒業して働いたスーパーで自分は、とにかく何でも社員に聞いて怒られていた。「すぐ聞くな」「考えろ」とこっ酷く言われていた・・。それがこの職場に入っても出てしまう。何かと上司に聞くのだ。
「これはどこに片づけるんですか?」
「○○はどこに置いていますか?」
「利用者さんの○○はいつくらいに準備しますか?」
気を付けていたつもりだけれど、何かと質問するクセ。そうすると決まって怒られるんだけど、この職場の上司は怒りながら理由をつけて回答してくれている。
「いつも聞くけど、聞かずにやりなさい。周りの人がやっていることを真似ればいい。いつも聞いていたら、一生ずっと誰かに確認をしないと不安で仕事が進まない人になる」
怒られていただけでは理解できなかった。「先輩の仕事を盗め」と言われても、それをする意味もよくわかってなかった。そういう自分に対して、この上司の言葉は理解できた。
まあ、一言で言うなら「ググレカス(※自分で調べて考えろ)」という話だ。
これは、初めて働き始めた自分に教えてやりたい事でもある。ただただ怒られていただけでは、何も理解できない自分みたいな人もいる。
あらた家のメモ
実はこれ、「我が家の習慣」が影響している。何かと会話の中で、どうでもいい質問が繰り返されるのだ。オヤジもおかんも何かと物事を聞く。それも半端ない低レベルな話。思えば子供のころからだった。
冗談に聞こえるかもしれないが、これは本当の話だ。例えば珍しいお菓子を手に入れる。すると母親は「どうやって食べるのこれ?」と自然に言うわけである。父親もそれに対してすぐ答えるという具合だ。父親もどうしようもない話を質問する。会話の中で、こういう質問は自然と発生する。
毒親というか、これは完全に俺の人生に影響するエラーの原因じゃないか!?w
幼少期からこんな流れを経験していたら、そりゃ格差も開くでしょうに・・。逆にこの環境に育ってまともになる方が少ないと思うよ。いや、マジで。久しぶりにいうけど。この環境はハンデ以外の何物でもないですよ。「自分の頭で考える」なんて遠い話です。
結論:俺は全然わるくないと思ってる。
仕事は上司次第で変わってしまうと実感
この職場では、今までにないくらいボロクソに言われた。「何をやらせてもダメなスタッフ」というのはどこにいても言われたが、ここでは露骨に言われた。ここの場合は、思ったことを口にする習慣があったというか。
気に入らない事があればその場で言われる。「おかしなことがあれば注意をする」という雰囲気があったので、普通は言わないだろうという事もその場で言う。罵声は連発され、プライドもずたずたで病むけれど、話の筋は通ってるみたいな。
その場で発言する人たちなので、後には引かない事を理解した。陰で言われる気がしなくなるほど、露骨に目の前で言われるのでかえってすっきりするというか。自分は仕事ができないので言い返せないのがキツイ・・。
また、キツイことを言う分だけ教えることに関しては徹底してくれている。今この瞬間で何を考え、何をすべきか、どのようにすべきかといった具合に。介護の難しい点は、お年寄りという利用者が常にトラブルを起こすことを想定して仕事をしないといけない点。
「臨機応変さ」に関しては、ほぼ無いに等しい自分の感覚に当てはめるとかなりきつい。
ましてや注意力欠陥という特性があるので、何かと無理なことが続く。それでも毎回のように指導されるので、出来ないなりにも行動に変化は起こる。
気を利かせ、人がやって欲しい事を先回りして準備するなど、文章にするとややこしい仕事術を学んでいった。
社会に対しては憎しみしかなく、教わった仕事術はことごとくゴミ箱に行く中、ここで教わったことだけは今の自分の中に役立っている部分が多い。かなり罵声も浴びたのだけど、このころはメンタルも強化されていたと思う。
ただ最終的に病んで辞めてるので、やぱりメンタル強化も良し悪しである。病む前に辞めろが鉄則かな。
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お久しぶりです。自伝である「僕歴シリーズ」の続きを書きます。定期連載です