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僕がニートになるまでの歴史28歳編④~福祉業を甘く見てるやつらのクソ加減~

「文章表現さえ変えれば、ニートの歴史も小説風にリライトできるんじゃね?」と思い始めたので、語彙を意識的に増やそうと画策中です。

言葉も実践で使わないとインプットできないので、アウトプットしないとなぁ・・と思ってたらブログで練習してしまえばいいのかとなりますよね。

読書も習慣化させていけば10年後にはレベルが上がってるかなと。文字数も減らせたら読みやすさにもつながりそうですし。では前回のお話はこちら

もう1度だけ受験をしたい

保育士を目指す道中で挫折もあろうことは予測していたが、「学校に入れない」という考えは基本的になかった。その影響か、落ちたことが何よりストレス。

「もう1度、受験すれば受かるだろう」という思いがあったが事務員の言葉で絶望的なものを感じた。

仮に今から自分の考えを受験用に変え、新しい教育理念を持てるだろうか。少なくとも、ニート時代の考えをベースに活かすつもりでやってきたので、「今更お受験用にウソをつけるかよ!」と反発心も芽生える。

そもそも、社会人枠で採用を謳っておいて、受験料だけ回収する気じゃないだろうなと疑心暗鬼にもなった。次の受験応募まで時間はあったので考えることにした。

 

しかし、ピアノの訓練がここで思うように進まなくなる。

ずっと1年間、学校に入ることだけを考えてやっていたので、「入れないかもしれない」と思うと一気にモチベーションも下がっていく。毎週の稽古が苦になり、家で弾き続けるのもツライ。

ここで弾くのをやめて、積み重ねてきたことがゼロになるのも怖い。弾くことで指が覚えてくれるので。。

わざわざ別の曲にまで挑戦しようと、”いきものがかり”の楽譜まで買った頃のやる気よ・・戻ってこいと思ってしまう。

それでも「あと1度は受験する」と、たゆたう心を落ち着かせてピアノだけは続けた。職場の上司は、「やっぱり落ちた」みたいな事を言ってくるわでイライラと焦燥感に包まれていく。

 

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大学説明会

保育士は学校に行かなくても資格は取れる。ただ、僕には一発合格できる自信がなかったのと、勉強と実技だけで手に入れた資格に価値が付くように思えなかった。

大学や専門を卒業しており、かつ新卒の状態でないと30代の僕をどこも相手にしてくれない気がして。

男女雇用機会均等法もあるが、まだまだ女性有利だと思うし、男性でも30代で・・となるとかなり見方が変わってしまう。

これらのことから、自分は資格だけでは足りない立場にいると感じていた。お金を払ってでも学校に行くメリットはあるのだ。実践的に現場実習をしたり、学校規模に仕事のあっせんもある。

 

そんな折に、専門学校や大学がこぞって説明会をする情報を知った。仕事を休まなくても行ける日があったので、仕事帰りに閉会ギリギリに乗り込んだ。

「大丈夫だと思いますよ。受かりますよ」と学校側から言ってもらいたかった。

どちらにしても受けるのは自分だけど、なんだか事務員に言われた「親の立場としてはそういう保育士は・・」みたいな意見が気になって。このままだと、意図的に落とされそうな気がしていた。

 

受験説明会なら別の人が担当してくれるだろうと、ブースに行ってみた。

すると、そこにいたのは例の事務員だった。「またか」と思うも、どうやら担当者だった様子。以前は別の人に対応されたりしたので、事務の一人だと思い込んでいたが。・・責任者だったとは。

ちょうど目があったので、「この間はどうも・・」という感じで話をすることに。お互いになんだか雰囲気が悪い

 

営業VS介護

営業職の人には申し訳ないけれど、僕は営業があまり好きじゃない。そう思うようになったのはこの時からだ。

学校で話した通り、担当者側としては「志願理由はもう少し明るいイメージを持って書いて欲しい」という事。また同時に言われたのが、「保育士だけでは稼ぎが少なすぎるのではないか」ということ。

別学部に編入して、資格を取ってそこからキャリア形成していけば良いと考える担当者。

僕も考えは変わらない。保育だけで行く。

 

こういったお互い譲らない話をしていると、担当者が思いもよらぬ発言をした。

「あらたさん、もうここは立場とか関係なく男同士の話として言わせてもらっていいですか」という。

僕が大嫌いな、世間一般的にいう「あなたのためを思って」発言のくそ説教をされるんだけど。これは一生忘れない。

「もう30歳になるのに、保育士と言ってても仕方がないですよ」
「介護は何年目ですか。ここで資格を取って、人生一発逆転しましょうよ」

と来る。担当者も、今の仕事(受験担当)を始めるまでは営業をしていた話をはじめる。「あらたさん、営業とか無理でしょ?」というので忘れないなぁ・・。この担当は、自分が営業で頑張ってきたことを延々と話していた。

 

介護職は一般的には確かに給料は低い。そして、保育の世界に進んでも給料が少ないことは知っていた。価値観として「お金が多い方がいい」という考えも否定できず言葉もでない。

 

ただ不服だった。介護を見下されていることに悔しいのか、給料が少ない人生を切なく思っているのか、偉そうに営業を語るこいつが憎いのか・・。よくわからない。

ただ、さっきも書いた通りこの一件から営業職は嫌いになった。奇しくもアフィ作業は営業みたいな要素も大きいので、自分も同じことやってんじゃん・・と思うこともあるけれど。

 

そして、受験に関してはここで踏ん切りがついた。

こういう担当のいる学校に入っても仕方がないなぁ・・と。「自分も保育士しかない」と考えて突っ走った1年。保育に行くしかないという選択に押し迫られて、考えることを失念していたようにも思う。

振り返りを兼ねて、少し時間を置くことにした。

2回目の受験を飛ばしても3回目があるので、悩む時間は十分に取れるのだ。

反省ポイントは、言い返せなかったこと

「このクソ担当にかなりコケにされたなぁ・・」と今でも思うんですよね。これ、場合によっては殴ってもよかったかもって。

想像の域を出ませんが、担当の彼は彼なりに苦労する人生だったのだと思います。それに比べて、30歳手前なのにこれから受験しようかと悩む僕に、人生の先輩として言いたいことがあったのかなと。

男性だと「お金を稼いでこそ!」みたいな価値観はありますし、僕もお金や資格所持することで自分の価値を見出さざるを得ないところもあったので理解はできるんですよね。

 

このころは、手取りも8万あるかないか。給料も未払いがありましたし、誇れる社会人という自分じゃなかったんですよね。自信がないと、こういう人を前にすると何も言えないというか。

 

ただ、彼は彼で間違っています。

「これから保育をやりませんか?」と営業しながらも、内心は介護や保育といった福祉社会を「給料が低い」という理由で下に見てはいけません。

職業に貴賎なし」という言葉がありますがみんな思うことはありますよね。しかし、思っていたとしても人として口に出すべき事ではないです。

営業は確かにお金の動きも派手ですし、売れればそれなりに報酬も上がるので金銭面でみると魅力はあるんですけどね。結果社会なので、時間外労働も多い大変な業種です。

なので僕は、こういう人種を総じて社畜だと思ってますし、気に入らないと思っています。この方も、悪気がないのはわかるんですけど、僕の生きてきた世界とクラスタが違うのでお近づきにはなりたくないですね。

価値観の一つとして参考になりました。

 

僕がニートになるまでの歴史全編

ネットで繋がってる営業さんたちとは、相性が良いと思ってる管理人あらたのプロフ

 

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不登校→ひきこもり→ニートから社会復帰しバイトをするも凡ミスを連発。たび重なるエラーで職場に居られなくなり転職を繰り返す。そんな中、仕事で頻繁に起こるミスの原因は発達障害の影響と発覚。復帰と挫折を往復して現在はニートの1982年生まれ。

ニートに至るまでの経緯を決して無駄には出来ないと考え「僕がニートになるまでの歴史シリーズ」で半生を書き散らかしている。ニート当事者の方、保護者の方、またその他の方に届けられる記事を書いていきたい。
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