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僕がニートになるまでの歴史~中3編 男よ、好きな女には告白しろ~

 

 

 

 

中2も終わり、ついに俺の義務教育もラストの年を迎えた。
クラス編成では予想通りに好きだった女の娘とは離れてしまうことになる。

心の中でそっと叫んだ。

 

 

「畜生!」

 
しかし、中2で知り合った、今でも付き合いのある友人は一緒になった。
たぶん仲がいい事も含めて、先生が融通をきかしてくれたんじゃないかなと思う。

 

 

 

「さあラストの1年間を過ごせば、中学から抜けられる。
イジメっ子とも顔を合わさなくて済むし後すこしだ!」

 

と意気込みたいところだが、俺にとっては学校が終わる事は
あまり楽しみな事でも無かった。

理由は色々。

 

中学3年にして友人関係は良好な状態へ

 

まず、せっかくできた友達とも離れなければいけない事はやはり寂しい。

友人関係はこの時が中学の中でいちばん良かった。
中3にして、やっと友達グループなるものに巡り合えていた。

 
すごく気分の良い奴らで、2年の時から一緒にいる友人も含めて5人グループでよく遊んだ。
学校で遊び、終わってもみんな遊ぶ。バラバラに用事があっても誰か空いているので
本当に楽しかった。

 

 

ゲームを軸に遊んだけど、今でも楽しかったのは覚えている。
この友人グループが出来なかったら、中学を呪って終わっていたとさえ思う。

 

 

不思議なもので、こういった群れみたいな中にいると、過去に受けたようなイジメが
全く無くなった。からかわれるくらいはあったかもしれないが特に嫌な思いもしていない。

 

群れたら攻撃を受けにくい。

 

 

悪化する音読恐怖

 

 

 

また中3というと、俺にとっては音読への恐怖感が急激に悪化した時期でもある。
不登校という形になって問題が出たのは高3なのだけど、この年くらいにはかなり苦しい。
耐え忍びながら通学している事も、すべて隠して普通を装っていた。

 

 

とにかく日に日に音読への恐怖は増していった。
理由は色々あるが、終わらない地獄ロードとも呼ぶべき学生生活が続くのを意識するからか。
中3で義務教育から卒業できるといっても、朗読から離れて助かるわけではない。

 

 

進路が高校進学になれば、朗読恐怖も3年延長は確定してしまう。

 
相変わらず音読にだけは対抗できなかった。手段が無かった。
音読恐怖は完全にストレスの根源となっていて、口内炎などはひたすら治っては
出てくるを繰り返しており、食事にも苦労した。

 

 

過去に記事で書いたが、授業での席順、出席番号、日直当番など
教師もあらゆる方向から音読させる相手を選んでくる。

いつも同じ選び方では、マンネリする部分もあったのだろうがいい迷惑だ。

 

 

音読最中に、周りから見られるような生徒になりたくない。
俺は周りからどんどん空気のような存在になれるようにと、なるべく目立たない生徒に
なっていった。徹底した大人しさだった。はしゃぎたい気持ちの時も押し殺した。

 

ある女子からは「あらたくんって何かクールだよね」と言われるくらい徹底した。

 

中1に装い始めた、目立たない空気感を出す俺はこの時点で
かなり完成していたんじゃないかな。本当に大人しいと思われることが多かった。

 

 

もったいない学生生活だとも思うが、当てられないで済む方法を目指すなら
こういった空気になる方法を取らざるを得なかった。

 

放課後の友人たちとの時間には、まるで別人のように明るく振る舞うが
朗読に関する悩みは誰にも打ち明けることが出来ない。

 

悩みを打ち明けた先の人間が、声の震えを笑うかもしれないと思うと誰も信用できなかった。
病気でもなければ、ノドが変なわけでもなく。ただ読む事に対して異常なまでの緊張がある。

 
人の朗読を聞いていても、誰も声が震える様子も無い。俺だけなのか?と自分に問う毎日。
逆に、周りの人が俺の音読に熱心に聞き耳を立て、実は声を出す時に震えている事が
バレていたら俺はどうするんだ!?とばかり考える毎日。笑われたくない。

 

 

家に帰っても考える。風呂の時などは、シャワーを浴びて目を閉じると
明日の音読の事を考えたり、1週間先に決まっている発表行事の事を考えたり。

 

 
俺は明日のこの時間に、風呂に入れてたら生きているな。
一週間後に、今こうやって頭を洗っている自分がいればいいな。まだ消えたくないな。

 

 

冗談のような話に思われるかもしれないが、本当にこんな心境で学校に通う毎日。
声が震えて笑われた瞬間に俺は死のうと思ってもいた

 

 

死に直結する話はあまりにも飛躍しすぎて極端すぎる
という意見もあると思うけれど、理解や同意、共感を求めるつもりもない。

 

 

ただただ、本当にそう思っていた。
笑われたら生きる道は存在しない。声の震えは隠しきってやる。そう思って生きた。

 
イジメを受けたり、特にこれと言った特技も無い俺でも、笑われたくないという
プライドなのだろうか。中高の時代は、必死に音読とだけ戦っていたと言っても
過言ではない。

 

 

進路の選択肢

 

 

 

中学3年にもなると、受験も控えている。進路相談の時間は増えていき
親と生徒が学校で面接することも増え始める。

 

 

正直、今の状態で高校に行ったところで、まともに勉強はできるわけがないと思っていた
中学から高校へ環境が変わろうと関係ない。本を読むのがとにかく怖いのだ。
朗読の苦痛をお伝えしてきているが、これは進路にも影響する。朗読の無い世界に行きたかった。

 

 

今では考えられないが朗読なき世界なら、何かしらやっていけるとも考えていた。

中3の俺は、高校という世間一般のレールで走るよりも、中卒でバイトのレールにまず乗りたかった。

 

 

中3の頃は、地元の情報誌などで、時給の載ったバイトを見ていた事もある。
時給650円などと書かれているのを見ると中学生には大金だ。

 
故に、こういうのなら頑張れる気がするとまで思っていた。
飲食店や、物を運ぶ仕事。これなら本を読まされる事は無い!

 

 

どう見ても安定して生きる道はアルバイトだと思ったが、親にはあっさり拒絶される。
もちろん俺も悪い。必死になってバイトに行きたいと、学校にも両親にも訴えるべきであった。

 

「中学→高校→大学、短大、専門という世間一般の道が楽なのよ」

 

母親のもっともらしい言葉に、意思の無い俺は受験を覚悟した。

この言葉に反発出来るだけの力も、知識も、生き方もわからなかった。

 

 

受験を決めてからは頑張った。なぜ頑張ったのだろう。不思議だ。
愛媛も田舎ながら、一応受験戦争はある。

 
というのも、公立高校だけでは生徒が溢れるため、受験に失敗したら
自然と私立に行かねばならないという状態だった。

 

公立の安さは確かに理解できるし、私立に行けば親に負担をかけてしまう事も知っていた。

 

 

「うちはお金があまりないから、公立しか行かせられない。だから頑張れ」
祖母、母親にはっぱをかけられた事もあったが、私立でも行かせるつもりなのは
何となくわかっていた。

 
しかし、あまり勉強は上手く捗らない。特に学校内では勉強しても頭に入らない。
人がいるから緊張しているのか、あまり周りのペースにもついていけない。

 

 

朗読の具合も警戒していたのでまともに授業中は勉強できなかった

 
結果的に、学校で学べず家で学習するので効率は悪かったのだろうが
とりあえず周りの受験ムードにも乗っかっていった。

 

 
以前書いた事もあるが、点数を取る遊び感覚で試験勉強はしていた。
得意科目だけゲームにして、嫌いな科目は捨てゲー化させていた。

(この記事などは、中学テストについても書いてあるのでご参考に)

 

 

体育祭

 

 

 

大嫌いな祭り騒ぎの体育祭は3年連続でいい思い出は無い。
この年の運動会での長なわ飛びも、例年のように足のつま先をひっかけるという
必殺技で終わらせている。

 

どんだけクズなのだ俺!と振り返るが、やはりそれでも反省していない

 
一生懸命にやってきた人もいるのだろうが、やる気の無い人間まで
無理やり入れ、あいつは体力が無い、あいつがいない方がいいと言う発言が
相変わらず気に入らなかった。

 

漫画にでるようなクラスメートの仲間の力(笑)が気に入らない。

 

 

俺なんぞ本当にいないほうが、勝てるだろう?と言わんばかりに
早々にクラスを敗退させている。

 

 

 

3年間連続で、何をやっているのだろう俺は。
しかし、綱引きは頑張る。3年間とも綱引きはフルパワーだった
自分も力の一部になれるような気がしたからだろうか。よくわからない。

 

 

3年生の運動会はメインイベントが印象に残っている。
フォークダンスがあったのだ。

 

クラスは変わってしまっているが、好きな娘のところに回れば
一緒に手をつないで踊れるという夢も広がる競技。

 

練習ではまったくクラスが違うので、顔を合わせる事も無かったが
本番にかけて練習はそこそこ頑張った。

 

本番は好きな娘にどんどん近付いて行った。興奮する俺。

 

もし、手をつなぐ事になったら、どうしたらいいのか(踊ればいいだけ)
徐々に近づきながらも、音楽が終わりに近い。
もうあと少しのところで・・・本当に目と鼻の先・・・

 

そして手をつなぐ事が出来なかった。

 

こうして運動会は終わったが、こういった事が重なってのストーカー行為に発展している。

 

 

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マラソン大会も3年連続欠場

 

運動会も終わり、冬はマラソン大会。恒例というか、休む恒例行事と化した
冬の一大イベントは学校側からも、「今年もやめておきますか」という話がでるくらい。

 

見学組として、3年連続休んだという記録を持つ人も少ないだろう。

 

 

 

受験

 

 

3学期に入り、受験が始まった。しかし驚くほどに印象に残っていない。
私立は年明け早々にとりあえず合格して、公立の合格発表は卒業後に出る。

 

受験に失敗すると、俺は私立なのだけど、公立受験は問題を見た瞬間に諦めていた。
もう無理だろうと投げていた。

 

今思えば、私立の問題こそ白紙で出せば人生が動かせていたとも思う。

 

とても勇気はないだろうが。

 

卒業式

 

 

あっという間に卒業式がやってきた。
小学校の卒業式と違い、とても涙が出る雰囲気でもなかった。
なぜなら、卒業式後の春休みからも、また同じ友達と遊ぶ予定があったからだ。

そしておそらく、公立受験もみんな落ちて共倒れで同じ学校だろうという変な確信もあった。

 
それよりも、気になったのは好きな娘のことだ。

 
ひと目だけでも顔を見ておきたい。特に告白をするわけでもないが
卒業式の日はグラウンドに全生徒が出ている中で、走って探していた。

 
友人が「おう!あらた、何してるんだ?」と声を掛けられたが
「・・別に何でもない」と探すのをやめたのも後悔している。

 

 

中学3年の俺には、女子との交流はいかがわしい物だと思っていたので
あまり近づかないようにもしていた。

 

 

 

結局、好きな娘とお別れの挨拶どころか、顔も見ないまま学校から帰った。
どうせ誰かまた好きになるだろうし、声も震えるのでそれどころではないだろう。
そう思ったのもある。

 

 
義務教育はあっさりと終わった。
春休みに入り、友人と合格発表を見にいった。
もちろん、共倒れで自動的に私立への入学が決まる。

 

「生きて高校を卒業できるのだろうか」
そんなことだけを考えて、高校入学の準備がはじまった。

 

告白できていない事は、バイトより高校を選択した事と同じくらい後悔している。

直観的な気持ちには逆らわない方がいい。

 

 

続き 高校1年生編はこちらから

 

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Comment

  1. あらた より:

    リレーに出ればすべてが万々歳というわけではないのですね。。

    復讐めいた事件は何かと報道されてきましたね。
    気持ちはなんとなくわかりますが、実行する人は
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管理人:あらた


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不登校→ひきこもり→ニートから社会復帰しバイトをするも凡ミスを連発。たび重なるエラーで職場に居られなくなり転職を繰り返す。そんな中、仕事で頻繁に起こるミスの原因は発達障害の影響と発覚。復帰と挫折を往復して現在はニートの1982年生まれ。

ニートに至るまでの経緯を決して無駄には出来ないと考え「僕がニートになるまでの歴史シリーズ」で半生を書き散らかしている。ニート当事者の方、保護者の方、またその他の方に届けられる記事を書いていきたい。
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