僕がニートになるまでの歴史30歳編②~合コンに参加する幸せ~
30歳くらいの自分に取って、最大の娯楽は「合コン」でした。労働者の特権とばかりに参加。僕は人生において、ほとんど働いていないので、働いている前提で参加できたことは幸せでした。
それでは前回はこちら。
仕事を1年続けたけど死にたい
1年もまともに続けたことが無かった仕事。30歳にして、初めて1年を過ぎても継続している事実に驚く。だいたい、仕事といったら数か月で辞めるのが仕事観にインプットされていたもので。
ただ仕事はクソつまらないんだよなぁ・・。
相変わらず同じような仕事を繰り返す。その同じルーティン作業でも上手くいかない事も多い。うーん・・。介護の特性上、イレギュラーの連発は分かってるんだけど臨機応変さがないと勤まらないので苦しい。
少しでもレベルを上げた仕事がしたいとか、向上してもっとスキルを磨きたいとも思わなかった。怒られないならそれでいいという感覚。
「嫌々でも生きていくために仕事をしなければいけない」と言い聞かせるんだけど、ぶっちゃけ生きるためにここまで苦労しないといけないのなら死んでも良いかなと思う。生きてもしんどい、死んでも悲しい。どこに行けば楽になるのやら。
死ぬことはしないまでも、今この瞬間を生きる自分に執着する意味を感じない。もう「人生と言う名の消化試合」に入っていると思っていたので、「死にたい」「消えたい」「面白いことが無い」と考えるだけだった。
天井が見えた瞬間、人はやる気を激しく失う
1年もやってれば人間関係はそれなりにできてくる。もっと早い人は打ち解けるんだろうけど、自分みたいな仕事ができないタイプは、気安く話すだけでも勇気がいる。「仕事もできないのにヘラヘラ喋っている」と思われたくない。
ただ、それでも時間が過ぎている分、「不器用だけど継続する人」というフィルターで評価はつく。そうしていると、先輩たちの給料の話や業界全体の裏話も聞けるようになっていく。
仕事はルーティンで飽きていたけど、給料とか人間同士の話は真剣に聞いていた。
これも良し悪しだけど・・。勤続年数が長くてバリバリに働いている人でも、○○万の給料と聞いた日には絶望した。自分よりもずっと仕事ができて、さらに一生懸命にやっている人が○○万。
「お金がすべて」ではないけれど、給料のために嫌な事を全部我慢して生きている自分には衝撃でしかなかった。カネと交換するために今と言う地獄を生きている意味が分からなくなる。
頑張っても○○程度か・・。そう思うと、軽めの仕事で月10万貰ってる方が、割合的には良いんじゃないかと思ったほど。どっちにしてもきついけど・・。
怒涛の2年目
本なども少しは読んだ。「仕事の中にやりがいを見つけよ」なんてありふれた話もあるけれど、本当に月○○万でそう思えるのだろうかと。完全に負のループに入ってしまい、精神的にきつい2年目を送っていた。
利用者であるお年寄りの前では、最高に孫キャラを放つけれど、その反動もやってくる。常に病んだ人になっていた。
この年だったと思うが、自分に取って幸せだった時間は「ドラクエ10」との3か月。3か月というのは、課金制だったことで限定して遊んだことにある。また、仕事とドラクエの往復生活がまずいと思ったので早々に止める決意を固めた。
このゲームは非常に面白く、ドラクエ信者の自分には癒しだった。たぶん、働いていなければ継続していただろうけど、引きこもり時代に似たような生活をしていた教訓から区切りをつけていた。
3か月で遊び終えて、きっちりやめたのはそれだけヤバいと思ったからだろう。
合コンに参加する
また、「働いている」という状態だけはひたすら活かし切るべきだと考えて、異性との出会いの場には参加していた。この頃は、合コンに誘ってもらったら男性同士でつながりが出来ていたので、別の合コンに参加するという形が頻繁にあった。
2~3か月に1度くらいだったかな。合コンに参加しては、とりあえずリア充みたいな感じで話す。内心は仕事を今すぐにでも辞めて、無職になるかもしれない男なのに。
普通に勤続年数などの話を周りがするが、自分は30歳にしてやっと2年目という事実が言いづらい。
「前の職場で色々あって今はまだ2年目なんですよねw」とか軽くごまかす感じで言うけれど、「まだ2年」というか「もう2年」という感じ。一般的に2年働くのは普通なのだそうです。
女子貯金を頑張る
こう振り返りながら書いていると、女子の存在は偉大だ。どこの誰だか分からない人が来るんだけど、日常がつらい分だけ素晴らしく良い出会いがあるのではないかと思ったり。合コンの予定が入ると、その日が待ち遠しかった。
ただ、仮に上手くいっても女性と一緒に人生を生きるイメージも湧かないので、合コンしている意味そのものが分からない事もしばしば。仮に付き合うことにまで発展しても、仕事を辞めている自分が浮かぶ。というか、もう辞める前提で生きている。働いているのに実質無職という気持ちが消えない。
合コンの日は、職場から直行していたのでいつも着替えを持参していた。気合を入れて張り切っていることを職場に知られたくないので、職場から出てこっそり大きな駐車場に止まっている車のウラで着替えたりしていた。
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