僕がニートになるまでの歴史31歳編①~強迫観念がきつい~
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ニートまでの自分史
長く働いている人には意味が分からないと思いますが、2年も働くとそれなりにストレスが溜まってきついです。僕は同じところで働くより、短期でコロコロ変わる派遣社員とかの働き方が向いていた・・と今になって思います。
次にもし外で働く必要があれば、ほぼ派遣で仕事を探すと思います。正社員を目指しつつ、結局つぶれたのですが、そもそも「正社員」という自分に向かない労働スタイルを目指していたのが間違いだったんですよね。
自分のバカさ加減に気がつけただけで良しとしますけどね!前回の続きはこちら。
強迫観念がきっつい
結局2年目をちょっと過ぎたくらいで辞めることに。ストレスが影響すると、強迫観念がひっきりなしに襲い掛かってくるので困る。人生におけるハンデとして、この強迫性障害さえなければ・・後悔しても仕方ないことだが今でもよく考える。
ただ自分に限った話ではなく、人は何かしら困難を抱えているのは分かっている。ありきたりなことしか言えないが「受け入れて生きる」というのは、大事な感覚なのだろう。
しかし受け入れておけば万事がオッケーならこんなに悩まない。この頃になると、職場で起こるあらゆることに対して気になることが止まらなくなっていった。
水道・ガスコンロのチェック、戸締り、書類の記入ミス。日常のすべてに対して、確認をしなければ気が済まない。もともと確認はしていたのだけど、落とし物などが気になると全ての思考が強迫観念に支配される。
危ないのは、利用者の歩行介助など、安全に集中していなければならないケース。しっかりサポートしなければいけないのだけど、自分の中で気になる物事ができると集中力が消えていく。
仕事をしているのか、確認をしているのか。仕事を辞める間際は、本当に確認のためだけに通っていた感じだ。
辞める決意
こうなってくると、日常から脳が疲れてしまい朝起きた段階ですべての気力が消えていたりする。
もちろん仕事は嫌だったが、それに加えて確認行為の連続。無気力から出勤できなくなり、休んだりもしたけれど人手が少ないので休んだ後の職場は空気が悪いのも分かった。暗に責められることもあったりと、休むこともままならない。
「継続していくことが困難である」と思った時には、2年も過ぎていたので「もういいや」と辞めることを決めた。社長に伝えて、早い段階で職場を去ることになる。
元ひきこもり・ニートなどの経歴があるのを伝えていたので、色々と今後の就労に関して代案を出してくれていた。
週1日だけの勤務とか。仮に辞めたとしても、病気とは一生付き合うものである以上、それに応じた働き方を目指すためのアドバイスだった。社長の考えは嬉しいのだけど、現場視点で見ると優遇措置を受ける自分がしんどいので断った。在籍しているだけでも、精神的に圧迫感を受ける。
「辞めなくても・・」という考えも分かるが、精神的に落ち込んでしまうと、今やっているすべての物事をリセットしないといけないのが自分の特徴だ。
次を見つけてから動けない
よく、「仕事を辞めるなら次の仕事場を見つけてから」なんて転職アドバイスを見かけるけど、本当に自分と世間とでズレているのだなと感じる。仕事を辞める時は、ボロボロになって崩れ去ったくらいしか考えられない。次にすぐ働ける状態なら、そもそも今も働いているわけなのだ。
周りの職員から、「次はどうするの?」と聞かれていたりもしたんだけど「しばらく2~3か月ゆっくり休んで、そこから動こうと思います」と返していた。
一般の感覚なら2~3ヵ月でも長いのかもしれないが、正直なところ強迫観念は自分でもどう転がって良くなるか分からないので答えようが無かった。
働いていない時がいちばん幸せですよ
2年ほど頑張って働けた職場なので、今までの場所と違って感謝の気持ちも持っていた。適当に理由をつけてさっさと辞めたころに比べると、何となくだが大事に辞めようと考えた。
1か月前には伝えていたし、それなり頑張ってきたこともあって、「職場内で辞めていく人間」という扱いは受けなかった。どちらかというと、怒られていたのに粘り強くやっていたという評価をしてくれたり。
カウントダウンするように、辞める日までを数えながら働いた。「怒られない日がやってくる」と思うと、その日が待ち遠しい。一時的ではあるが、仕事という労働地獄から解放される。
仕事を辞めたばかりの、最初の1週間くらいが一番幸せだ。まだ労働の苦しさが鮮明な状態にも関わらず、しばらくは働かなくていいという幸福感!久しぶりの無職ライフに突入である。
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