「労働条件の確認」をしたくらいで嫌われるなら入社しない方がマシ
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ニート・フリーター向け就活サイト 常識を疑う就活術
確定申告をしている真っ只中でございますが、ネガティブにも失敗した時のことも考えております。そのためか、「労働条件の良いところに行きたいな」とか考えてしまいます。
そもそも「働き始めてから労働条件が悪いことに気がついた」という人は多いと思うんです。ぼくは今になって反省するのですが、明らかな労働条件の確認不足に後悔しております。どういうことを指すかというと
- 働き始めてから、求人票に書かれている給料と違うことに気がついた
- 定時と実働時間に差があり、残業代が出ないことが発覚した
これらのことは、どの職場に行っても同じようなパターンで繰り返されていました。「確認しないお前が悪いんだろ」とつっこまれるところなのですが、変な就活マニュアルを信じていたので聞けなかったのです。
誰なの。「就活でお金の話と残業の話は印象が悪くなるから聞くな」とか言い出したの。言い出しっぺは大罪じゃないかと今になっては思いますね。
聞けばいいんです。「給料はいくらなの?残業代は出るの?」と。これで、会社側が不機嫌になるなら、その会社がおかしいというだけですよ。
労働契約の確認で、会社側の反応が悪くなってもいいじゃない
そもそも、労働条件の確認くらいで「お金の話ばかり」とか「残業を嫌がっている」と受け取る方がおかしいわけです。
なんつーか、みんな無駄に経営者サイドの肩を持つ感がありすぎなんですよ。
労働者は、貴重な時間を売っているわけなので。人材として安く買い叩かれることを歓迎するムードは、ぼくを含めて加担しちゃダメだったんですよね。
入社前の段階で、給料や残業時間については詰めておいてしかるべきなんです。遊びで行くならいいんですが、働きに行く場なので契約はトラブル防止のためにしっかりやるべき。
そりゃ、安く買い叩いてブラック残業させたい会社には嫌われるかもしれません。というか、嫌われますよ。「ちっ、余計な知恵を持ちやがって」と思われるはず。
でも、そもそも契約の確認で不機嫌になる会社なら、その対応を判断材料にこっちから切ることも可能になるメリットがあるんですよ。
「カネの話よりイキイキと働ける場所を探すんだ」みたいな話は、よっぽどのケースでのみ発動するくらいでいいと思いますね。先に契約でしょ。
「面接の段階で聞くようなことじゃない」と思っちゃう経営者は、そもそも経営する価値すらないと思うんですよ。「極悪企業」と言っても過言ではないでしょう。
労働条件の確認を怠る人は、ブラックな労働環境から抜け出せない
別に本人が率先して(?)、「入社前から契約の話は詰めない」というなら止めるつもりもありません。
ただ、就業契約の確認すらしないまま就職しちゃうと、ぼくみたいな人生が待っている可能性が高いのは事実です。(これが影響して、履歴書もごまかす人生になったわけなんでw)
「確実に10年損したわ・・」って断言できるんですよね。
① 契約と違う条件でも、採用されたら受け入れてしまう
採用されることに重きを置いているので、給料の話すら気にしなかったのはまずかったです。採用決定してから、じぶんの給料を知っても言いなりになるだけなんですよ。
変な環境に入り込むと、そこから抜け出すのに苦労します。せっかく働き始めたし・・みたいなことを思うと、ぼくみたいにどうせ辞めるのにダラダラ働いてみたり。
結果的に精神が病むことを理解しつつ、その時が来るのを待つみたいな。
なんだか、牢獄の中で死を待つ人生みたいだなw
納得できる契約をして入っているかどうかは重要です。
「まあ雇ってもらったしいいか」という防戦一方の考え方は、20代から持っちゃダメな思考だと思いますね。本当に。
②「 交渉する権限が、労働者には一切ない」と思って生きることになる
こっちの方が重大ですね。給料交渉など、その他諸々の働く上での条件について話す機会が無くなります。
お金の話も、残業についても、「労働環境における場ではしないことが常識」になって生きることになるからです。怖いね、適当な常識がいちばん怖い。
こういう話をしていると「企業には煙たがられるし、そんな姿勢じゃ採用されないよ」という人もいると思いますが。まさに、こういう思考の人たちの中でしか生きられなくなるんです。
「諦めの人種」とでも言い換えられるのですが。「給料交渉なし、残業に文句を言わないのが美学」なんでしょうけど。一生我慢して生きるしかないですね。
ぼくは労働してきた場所で、じぶんに交渉する権限があると思って生きたことは一度もありません。頭によぎったこともありません。
それが「常識」だと思ってきたからです。
でも時間が過ぎていろんなことを知るようになった時、「当たり前のように労働条件について交渉している人たちがいる」ということも気がつくようになりました。
この人たちにしてみれば、交渉することが前提であり、常識でしかないというわけです。交渉=常識なんですよ。偏った環境で生きるって怖いですよね。
どこにも採用されないなら分かるんですが、質問すら諦めていたじぶんの20代の面接って何だったんだろうと今になって後悔しております。
もう2月ですし、新年度に向けて転職を考えてる人もいるでしょう。今まで交渉したことが無い人は、少しでも就労条件について交渉した方がいいです。交渉がムリでも、やんわり質問くらいは面接でしてみましょう。
「生きていくためにお金を稼ぐ」ということは当たり前なのに、肝心なお金稼ぎの契約は超ずさんな人たち。そんな人たちは、常識を疑ったほうがいいです。
「契約条件のことでお伺いしたいのですが」のひと言でケチがつくなら、こっちから願い下げでございます。
(参考リンク:常識をめちゃくちゃにした就活マニュアルも書いてます)
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