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仕事を辞めればウツが治るし面白そうな事に興味が持てる~僕がニートになるまでの歴史24歳編④~

 

だいぶ「ニートの歴史」も進みました。思えば、約1年前に書き始めていましたが、書いていると想像していた以上に文章量が多くなる事に自分でも驚いていたりします。寄り道も多いというのも理由にありますが・・(笑) 少しでもサクサク書けるよう続けていこうと思います。それでは、前回の記事を未読の方はこちらからどうぞ。

 

バイト辞める

レジ女性に対する想いを失ってからは、もう罵声に耐える日々に意味がなくなっていた。いつも自分を怒鳴りつける上司からは「お前、コレも近いぞ」とクビを意味する動作(親指でノドを切るしぐさ?)をされるなどの圧力は続く。「もう自分も辞めたいので、いっそのことクビ宣告してくれ」と思うも、人手不足なのでそう簡単には切られない。

思えば、どこにいっても人手不足な職場に自分はいるように思う。まあ、それだけ人の出入りが激しいブラック感の漂う職場な訳だが・・。「会社に解雇された」なら家に堂々と居座る事ができるのだけど、自分から辞めるとなると親も口うるさくなるため辞めにくい。

「役に立たない」「使えない」と言われながらもバイトを続ける自分と、辞めさせたいけれど辞めさせられないスーパー側の戦いは続いた。最終的に、我慢の限界で自分から辞めた。親にも限界だと伝え「しばらくは働かない」とも言った。辞める前はバイトに行く日は決まったように「辞めたい」を連呼していた。親も少しは不調を察したのかもしれない。

そもそも、バイトを辞めるために「親の許可」が必要なのもおかしかった。自分を基準にして考えるべき事が、いつの間にか親が許可するかどうかで考えている。もう、親の意見は無視しよう。そう思い、ある日のバイト帰りに店長に「限界で続けられそうにないです。今月いっぱいで辞めたいので、次の人を探して下さい」と直訴した。

店長は「あらたにはキツそうやなとは思っていた。わかった。お疲れさん」という感じで、すんなりとバイトを辞める事に同意してくれた。後は、店長から周りにいるスタッフに伝えられるのか、それとも自分から言う場面が出るのか不明ではあったがその日は家に帰った。

 

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辞める際にネチネチ言われるのは基本

その次の日だっただろうか。出勤した時の話になる。スタッフには、チーフと呼ばれる存在がいる。チーフとは、各部署を任されている班長みたいな存在で呼ばれ方も名前ではなく「チーフ」で呼ばれる存在だ。そのチーフは怒っていた。理由は「自分の部署の部下が辞めたい」という意思を持っていた事をチーフには知らされて無いという話だった。

というか、職場ではチーフはおろか誰にも辞める話をするつもりも無かった。社会経験もほとんど無かったので、辞める際はボス(店長)に伝えるものと思っていたが、どうやら身近な上司に伝える事が必要なのだとここで知る。職場によってはいきなりトップに言えばいいのだろうが、こういうケースもあるようだ。

チーフから「あらたくんが辞めると聞いて、は?という気になったよ。俺が聞いて無いっておかしいやろ」という感じで怒られる。ただ「まあ、言わせておけばいいか」と開き直れるくらいには気分も持ち直していた。「辞める」と決めて心が少し軽くなっていたのだ。

この職場では、その後少し働いてさっさと去ったが、予想以上にダメージはあった。次の仕事に自信が持てなくなり、ここから家にひきこもり続ける訳ではないが、やっても単発のバイト程度で他は「長期的なニート生活」に入る事になる。24歳の春~秋くらいまでをスーパーで働いたが、今でもよく頑張ったと思う。

楽しみも無く、苦しみながら嫌々でも頑張る事こそ「努力」だと思うようになったのは、この当たりからだったような気がする。「仕事が趣味ですw」みたいな態度の人が、仕事に対して「努力をしている」と言う言葉を使っているのを見ると、どうも受け入れられない感覚の違いを感じてしまう。もちろん、相手にもよるのだが。

 

仕事を辞めたら遊ぶ気持ちが出てくる

 

バイトを辞めて楽になった。あまりにも苦痛だったスーパーの時代を過ごしたせいか、溜まっていたストレスを思いきって発散させる方向に意識が向かい始める。仕事をしている時は、何かを楽しもうとか、何かを買おうとか・・そういう気持ちは失せる日々だった反動だろうか。仕事の最中だけウツという人の気持ちはよくわかる。

たぶん、自分が不登校になりかけの状態で学校に行っていた時と同じだ。学校の為に朝起きると激しく調子が悪くなる。しかし、学校が終わり寝る直前くらいまでは少しリラックスできるみたいな。よく、学校や仕事の場だけ都合よくウツになる人を馬鹿にする書き込みをみるが、そういう状態にならずに済む人生が羨ましいと思う。自分も気楽に生きたい。

 

当時はバイトを辞めて早々、ニンテンドーDSというゲーム機で「風来のシレン」というスーパーファミコンソフトのリメイク作を遊んでみたくて仕方が無かった。当時DSは大ヒット商品。手に入れたくても品薄でなかなか手に入らない状況。

しかし自分にとっては、「風来のシレン」は絶対に遊びたいソフト。そのためゲーム機は絶対に手に入れないといけない。新聞の折り込みチラシの徹底チェックを続けていた。そして、しばらくしてツタヤの広告に「DS入荷(台数限定)」の文字を見つける。

DS本体に色があるのだけど、各色5台ずつ販売すると説明があった。ブラック、レッド、ピンク、ホワイトくらいだった気がする。とにかく色別に5台売るとの説明だったので「早い者勝ち」になる。どうしても手に入れてやろうと店頭に早朝から並んだ。寒い中でまだ朝方の6時も来ていないくらいに到着したのだけど、すでに行列が出来始めていた。

 

DSについて書かれたウィキペディアなどで調べてもらうと分かるが、とにかくDSはブームだった。子供だけでなく、これまでゲームをしなかった大人も遊びたくなるソフトがとにかくラインナップされていた。行列は、そこそこの人数で連なっており、前から数えると自分は10番目くらい。ふと不安がよぎる。

もし、この前にいる10人全員が俺の欲しい「ブラック(DSのカラー)」を狙っていたら・・。

せっかく早朝のDS戦線に紛れ込んだのだ・・妥協して他の色は選べない。他の色でもプレイできれば良いと考えるには機種代金が高すぎる。自分が買えるのか不安になってしまう。他にも目玉商品はあったので寒空の下、「あの人は別の商品が欲しそうだ」と勝手に想像する自分がいた。「ぐぬぬ・・。ブラックは絶対に手に入れる」と願い開店を待つ。

 

伝言ゲーム

しかし開店までは3時間以上もある。広告1枚だけを握りしめ、財布を持って店頭に並んだため、時間をつぶす音楽プレーヤーなども無い。そうなると、やはり買えるかどうかを考えるしかやる事がなくなり不安が襲いかかって来る。そこで自分は考えた。

 

前にいる10人の欲しい物を全部聞けばいい

 

とりあえず、みんな自分の狙った物は欲しいはず。そう思った自分は、今の状況を前にいる人に伝える事にした。あまりに唐突な会話だが、以下のような話を伝えた。

 

「あの・・すみません、僕はDSブラック狙いです。何色をお求めになられていますか?みんな同じ色が欲しいと、手に入らない事がありますよね。もし被ってたら待ち時間も勿体ないですし・・。みんな欲しい色が被ってないか伝言ゲームみたいにして聞いていきませんか?」

 

これでブラックを希望する人が5人を越えたら俺は終わる。神よ・・俺にブラックを与えてくれ。大げさかもしれないが、本当にそう思っていた。もう、「風来のシレン」の発売直前だったので、ここで買えないと発売日以降の入荷まで待たないといけなくなる。そして、品薄の中でまた探さないといけなくなる。これは切実なる悩みだ。

 

伝言の趣旨は、すぐに前方の人々に伝わった。できるだけ、みんなも欲しい物にありつきたいし、「あいつがいなければ買えていた」という恨みも買いたくない。穏便に、みんながハッピーエンドを迎える伝言ゲームはすんなり終わった。どうやら、前の10人が言う通りに買えば、自分のブラックは保障される事が確定した。

 

「ブラックは確実に余る!!」

 

やっと安堵した。もう待てばいいのだ。買えるのだから。安心しきった自分は、前にいた人に「安心しました。これでブラックが買えそうです。ありがとうございました」とお礼を言った。そして、ここに来て一つ気がついた事がある。自分の前にいた人が、キレイな女性だったのだ

あまりのDS欲しさに、前にいる女性への意識が無くなっていたのだ。「何色を買うのか」と聞いたところ女性からは「ピンクです」と返って来たのを覚えている。自分は手に入る嬉しさからか「伝言を頼んだ理由は、シレンがどうしても遊びたかったからです」という話をした。少しゲームについて熱く語る自分がいた。

 

話し込む二人

女性も暇だったのだろう。よくわからんオタクっぽい男が必至にゲームについて語っている事を聞いている。逆に自分も相手の話を聞いた。ゲームの話から、どうでもいい話しかしていなかったが、やはり全人類これを聞かないと生きていけないのかもしれない。自分に取って最大に聞かれたくないアノ質問が飛んでくる。

 

お仕事は何をしているんですか?

 

「あ~・・やはり聞かれた」それが最初の感想だった。しかし、どうせDSを買うまでの関係だ。別に今の自分をどう思われようと関係ない。開けてやろうではないか、パンドラの箱を!!といった感じで今の現状をそのまま伝えた。

「仕事は先月辞めたばかりでして・・。今は無職です。スーパーで働いてました」と答えた。

すると、その女性も何やらスーパーで働いていると言いだした。スーパーの話はお互いにわかりやすいかなと思い、自分がこれまで責められてきたスーパーでの出来事を語った。ピザ屋の話もした。バイクに挟まって、近所の人に助けを求めた話なども。真面目な話であったが、女性もそれはそれで面白いと思ったのか話を聞いてくれた。

引きこもり脱出をしていても、これまであまり人と本心を話すほど繋がらない中でやってきたせいか、溢れるように辛かった出来事を喋り尽くした。人生は色々あるので仕方が無いといった内容を話した。

 

すると、女性も話をし始めた。「私も、色々あって・・」と言った語り口で、深刻そうな顔をする。DS待ちなので、かなり時間もあったせいかお互いが、かなり深いところまで話してもいい空気感になっていたのもある。女性は、今現在の状況を少しずつ伝え始めた。

 

おおまかには、旦那からDVを受けるので実家に戻っているという内容。そして親権争い中らしい。当時の自分はまだ24歳。女性の話す内容が、自分の知っている現実とは掛け離れ過ぎて遠く感じ、知識的にもテレビで聞いた事のあるような内容ばかりで驚きの連続だった。話を聞く事しか出来ないので、ひたすら女性の話す事を聞き続けていた。

上記で書いたような内容だったせいか、かなり時間を掛けてお互いに話して聞いてを繰り返している。先ほどの、ブラックDS話を忘れるほどに聞いた。そしてお互いが、色々な問題を抱えていた事を語り尽くした頃に、店側から商品の整理券も配られ開店直前で話を終えた。

そして、待望のDSが行列客に配られる。自分なりの大金を出して、手に入れたDSをがっちり持った。女性ともここでお別れだと思った。キレイな女性だったので、もう少しだけ話ができれば嬉しいなくらいに考えていたが、元々がゲームを買うまでの関係だとも思っていたので深追いをするつもりも無かった。

 

ただここは、レンタルショップも兼ねている店ツタヤ。ゲーム以外にも、大量にDVDなどが置かれているので、商品をお互いに見て帰ろうという話になった。映画に詳しくは無いが、女性はそれなりに詳しいので話を聞いていた。「これ、おすすめ!」などの話を聞いていると、軽いデートかと錯覚してしまう。

女性は音楽や映画鑑賞が趣味だったようなので、自分も趣味の話をした。「囲碁」への愛情と熱意を必至に伝える。また、女性がオススメの映画も、その場で思わずレンタルしてしまった。

もうこの時点でだいぶ時間は過ぎ去り、さすがに昼も過ぎていたので「お昼なので帰ります」と伝えた。自分から帰ると言ったが、もうこれで終わりなのか・・。もう話す事も無いのか・・と少し残念に思っているとお互い同時に残念な空気が流れた。

すると、どちらからともなくメール交換をしようという話になり、スムーズに交換する事になった。これまでの自分史でも、女性との連絡先交換する風景はあったが、今回は何だか違うような雰囲気を感じながら交換した。女性との接点が著しく少ない自分にとっては、とてもドキドキする交換だ。

そしてこの時点では想像も出来なかった。約ひと月後に、相手を着信拒否することになる。

続く。

 

これまでの「ニートの歴史シリーズ」はこちらから。

 

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Comment

  1. まぁさ より:

    え、続きめっちゃ気になるんですけど…!(笑)

    • あらた より:

      まぁささん こんばんは。
      コメント頂きありがとうございます。

      気にして頂きありがとうございます(笑)
      次の記事までに少々、別記事を入れますがなるべく早く仕上げる事を意識します!

  2. 将来 より:

    めっちゃ続きが気になります!!

    あらた先生、早く続きをお願いします!

    • あらた より:

      将来さん こんばんは。

      先生・・w
      先生ではないですが、いつもの間隔よりは早く続きを出せるように作成しますね。

  3. サク より:

    はじめてコメントさせていただきます。
    >楽しみも無く、苦しみながら嫌々でも頑張る事こそ「努力」

    ここに大変共感を覚えました。
    『新世代努力論』の記事でも書いていらっしゃいますが、

    努力って「報われないことを延々とやり続けること」ではなく、
    「楽しいと感じることを何気なくやっていたら結果的に続いていて、それを周りが努力と呼ぶ」ものなんですよね。

    >学校や仕事の場だけ都合よくウツになる人を馬鹿にする書き込みをみるが、そういう状態にならずに済む人生が羨ましいと思う。

    「甘えている」と一刀両断されてしまいますよね。
    かつて苦しんでいたとき、苦しまず学校や仕事に行けるようにロボトミー手術でも施してくれたらよかったのに、と思っています。

    しかし、批判している人がロボトミー手術の費用負担と手続きをしてくれるわけでもないので、
    これは「甘えている」と言ってくる人が「学校や仕事に行けない人に対して、甘えている」といえるかもしれません。

    もしくは、批判する人が「俺だって頑張って学校や仕事に行っているんだから、お前も俺と同じように苦しめ」というメッセージが、
    批判している人の裏にはあるかもしれないです。最近はそう思うようになりました。

    ニート支援者と当事者の間に起こるミスマッチでも書かれていらっしゃいますが、
    今は「生産性のない人間に(低賃金で)どれだけ生産性を上げられることができるか」というアプローチよりも、

    「いわゆるニートというカテゴリーに属する立場の人が、いかに社会と摩擦のない距離を置いて、第一線に出ないようにするか」を
    追求していくアプローチをとったほうが、社会的に有効ではないのか?と考えるようになりました。

    上記はあくまで個人的に思うことです。不快に感じるようでしたらコメントの削除をお願いします。
    鋭い意見を書いていらっしゃるので、今後も影ながら応援させていただきたいと思います。

    • あらた より:

      サクさん はじめまして。
      コメントを頂きありがとうございます。よく読んで下さっているようで、大変に光栄に思います。

      世間の「努力観」はそうですね。書いて下さっていますが、楽しくやってきた事についてきた結果をあっさり「努力」と呼んでいいものかという疑問を僕は持っています。よく、「不登校、ひきこもり、ニートは努力もしないで・・」などと言われますが、現実に対抗し続けた結果にそういった状況になっているわけで、結果だけで判断されても困ると言いますか。むしろ、社会から脱線してから更に復帰に向けて努力をするわけです。

      苦しいし、辛いけど現実に向き合うという状態にいる彼らのどこが努力不足なのかと思います。

      >>ニート支援者と当事者の間に起こるミスマッチでも書かれていらっしゃいますが、今は「生産性のない人間に(低賃金で)どれだけ生産性を上げられることができるか」というアプローチよりも、「いわゆるニートというカテゴリーに属する立場の人が、いかに社会と摩擦のない距離を置いて、第一線に出ないようにするか」を追求していくアプローチをとったほうが、社会的に有効ではないのか?と考えるようになりました。

      そうですね、全く摩擦を無くすというのは、人が共存する世界において難しい事もあるかもしれません。しかし、サクさんがおっしゃられているように「社会と距離を置いて」というのは、これから増えて行くべきだとも思います。会社、学校というレールから逸れても生きる事ができる道が開拓されると、少しは窮屈な社会が変わるのかなと。

      道を外れた場合に選択できる手段が増えると、結果的にどんな人も「ある一定の生き方は保障されている」と感じやすいセーフティネットが出来て行くのではとも思います。選択肢の少ない閉塞感は、普通に生活していると言われている人でさえも窮屈なんじゃないかなと考えてしまいます。より生きやすい社会を模索する必要がありそうですね。

      いえいえ、不快に感じる事もなく楽しく読ませて頂きました。今後とも当ブログをよろしくお願い致します。

  4. なし より:

    こんばんは、あらたさんのブログへの二度目のコメントになります(^^)/
    あらたさんは自分の気持ちを的確に言葉に表せていてすごいなと思います。
    だからなのかたくさんのニートやひきこもりブログを読んできましたが、あらたさんのブログは一段と共感できることが多いです。

    「親の許可」というのはまさに今私がぶち当たっている壁です。どこかに出かけるにも何をするにも親の許可を得る自分。その不自然さに漸く気づいて、親に許可を得る必要はない!自分の好きなように生きよう!と思うものの、結局不安になり許可をとってしまいます。
    成人済みであるにも関わらずニートでひきこもりで養ってもらっていてお小遣いだってもらっている。だから負い目を感じて許可を得ない限り行動できないんだと思います。
    それならバイトでもなんでもさっさと働け!って感じなんですが、働いた経験がなくその一歩がとても不安で踏み出せないんです。
    そしたら働けるようになるまで親の許可を得続けなきゃいけないのか?親にダメと言われたら諦めなくてはならないのか?と日々葛藤中です…
    毎日親のご機嫌をとっている自分が情けないです。
    それでも結局なんにも行動できない自分(^^;)

    • あらた より:

      なしさん こんばんは。

      お褒め頂きありがとうございます!自分の中では相変わらずあまり文章にはイケてる感が無く、日々どうすればいいのか悩んではおります。しかし、なしさんを含めた皆様の応援によって自分が少しずつ「このスタイルでいいんだ」と思えるようにもなっています。感謝しております。

      「親の許可」が不要なのはわかっていながら、なかなか取り外せないもどかしさはありますよね。どこかに出かけるにも、「○○に行って来る」と言わないといけない空気感が我が家にはあります。また言いたくないので言わなかったら言わなかったで「どこに行っていたのか教えて貰わないと気になる」と言ってくる母親・・。

      「良い歳した息子を気にしすぎなんだよ!」といえば更に気にする親なので、結局は僕が出て行けという話になるのでしょう。お互いに、「さっさと働け」は完全に共通しており何とも言えない感じですね・・。働けば自由になれるのかは不明ですが・・(笑)

      親の許可については、書けば長くなるのでまとめて記事にしたいと思います。これも親子依存の形なのだなとは思っています。また、なしさんの「最初の一歩が踏み出せない」と言うのは僕も理解できます。働いた経験がある人でも、次の仕事を探し新しい環境に入るには大きな抵抗を感じるので、初仕事になる方は当然もっと動けない物だとも思います。

      なしさんの場合ですと、一歩を踏み出すと考えると同時に、これから先の事も考え長く感じ余計に腰が重たくなるのかもしれませんね。「これで終わりだ」と思いやすい、1日仕事(単発)などを使うのもありかと思います。1日働いたら終わりって結構理想的なスタイルだと僕は思っていたりします。大変かと思いますが、僕もなしさんをブログから応援させていただきますね。

      それでは失礼いたします。

  5. サク より:

    以前コメントをさせていただいたサクと申します。
    この記事の主な内容は女性との関係についてですが、
    前のコメントでは別なところの感想を書いてしまいました。

    ゲームのシレンのことを「大好きでした」と書いているのが、
    記事に出てくる彼女に対しての「大好きでした」と重なっているように(勝手に 笑)感じました。
    実際は書かれていないところでいろいろあったと思いますが…。

    後編を読んでからの感想になりますが、彼女は事情があったし、
    不安定な気持ちをあらたさんに埋めてほしかったのかもしれませんね。

    • あらた より:

      サクさん こんばんは。
      コメント頂きありがとうございます。

      どこに書いて頂いても読者さんからのコメントは目を通しておりますので大丈夫ですよ。そうですね、あまり露骨に書くのもあれかなと思いまして・・。

      この出会いは、お互いに色々と事情があったように思います。僕も仕事を辞めたばかりで不安定でしたので、偶然に悩める2人がその場にいた感じです。

      それでは失礼いたします。またよろしくお願い致します。

管理人:あらた


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不登校→ひきこもり→ニートから社会復帰しバイトをするも凡ミスを連発。たび重なるエラーで職場に居られなくなり転職を繰り返す。そんな中、仕事で頻繁に起こるミスの原因は発達障害の影響と発覚。復帰と挫折を往復して現在はニートの1982年生まれ。

ニートに至るまでの経緯を決して無駄には出来ないと考え「僕がニートになるまでの歴史シリーズ」で半生を書き散らかしている。ニート当事者の方、保護者の方、またその他の方に届けられる記事を書いていきたい。
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